こんにちは!
げんきやはり灸整骨院 矢巾です。
今月はシルバーウィークや秋祭など、外出する機会が多い月です。また、秋の収穫(稲刈り・リンゴなど)が始まり、遊んでも働いても、どちらも頑張りすぎて膝や腰を痛める方が増えてきました。
膝が痛い方は、変形性膝関節症やケガや疲労など、それぞれ痛みの原因に沿って病院や整骨院で治療を受けている方が多いかと思います。
中でも変形性膝関節症は、膝の骨が変形してしまうため痛みの出やすい膝となり、一生のお付き合いを余儀なくされます。ケガや疲労などで膝が傷みやすい人は、将来の変形性膝関節症の予備軍とも言えます。
変形性膝関節症になる前に膝の痛みに対して、原因やケアの方法などを知り、日常で実践していこう!というのが今回のブログになります。
さて、膝の痛みの原因はケガなどの急性のものを除くと、酷使や老化が大半です。
老化じゃどうしようもないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ご老人でも膝の痛い人・痛くない人がいます。その違いは、老化していく膝にどんな負担をかけているか、にあります。
①肥満による場合
膝は人間が立って行動する際、必ず負担のかかる場所です。
歩く時には体重の4倍、階段を昇る時には体重の7倍もの負担がかかると言われています。体重が重ければ重い分だけ膝に負担がかかり、痛みが出やすくなります。
そうなると痛みの改善方法は、痩せて膝への負担を減らしましょう!となる訳です。
体重を落とす方法は色々ありますが、食事制限だけで瘦せようとすると栄養がきちんと体に行き届かなくなり、筋肉も一緒に落ちてしまうためリバウンドしやすくなるのでお勧めしません。
三食しっかりと食べ、運動することをお勧めします!ただし、すでに膝の痛みがある方は、膝に負担を掛けづらい運動で体重を減らしていきましょう!
浮力が働き、膝関節への負担が少ないプールでの水中歩行や水泳、座った状態での大腿四頭筋の筋トレ(四頭筋の筋トレはこちら)などがお勧めです。
②水分代謝が悪い場合
梅雨や秋の長雨の時期に膝が痛みやすい方は、湿度が高い時に湿気を吸った靱帯や筋肉が縮んで動かしづらくなり、痛みが出ます。
これは水分代謝が悪く、体に湿気を溜めやすい状態になっているためです。
今の時期は湿気があると、まだ暑く感じます。そのため、冷たい物や水分をたくさん取り過ぎてむくみが出やすく、水分代謝が悪くなりやすいです。
水分代謝を改善するには、食事・入浴・運動です。はじめはどれか1つから自分の生活に取り入れてみてください。
食事では、体の余分な水分を外に出す利尿作用と水分代謝を改善する食べ物がお勧めです。
きゅうりやトウモロコシ、ニンニクやトウガラシ、小豆やハト麦などです。他にも色々あるので、興味のある方は調べてみてください。
入浴は、温熱効果で新陳代謝が活発になり、体内の余分な水分が汗や尿として排出されやすくなります。また、浮力の影響で体重が約10分の1になり、重さによる負担が減ることで筋肉や関節の緊張がほぐれて、膝が動かしやすくなります。
普段はシャワーしか浴びない、という方は、お休みの日だけでも良いので、1週間に1度はお風呂に浸かることをお勧めします。
運動は肥満でも述べた通り、膝への負担が少ない運動がベストです。汗をかく、筋肉を動かすことで代謝が良くなり、体の余分な水分を外へ出しやすくなります。
③冷えによる場合
よく「寒くなると古傷が痛む」という方がいますが、これは以前ケガをした場所が一見治っていても、ケガをしたことがない場所と比べると、血流が悪化しやすく筋肉がかたくなりやすいためです。
同様にケガをした場所でなくとも、地面に近く、冷えた空気の影響を一番受けやすい足は血流の悪化と筋肉のかたさが出やすくなります。
これから冬になるにつれ、寒さが増すと膝が痛む方は、足を冷やさないようにご注意ください!
お灸をしたり、厚手の靴下やズボン、寝る時の湯たんぽなど、足を冷やさない方法はたくさんありますので、お好きな方法で体を暖かく保ち、膝の痛みを出にくくしていきましょう。
上記のように自分でケアをしても痛みが出る、どうしたらいいか分からない!という方がいらっしゃいましたら、是非当院へご相談ください。
膝の状態を見せていただき、ご自身に合う治療やケアの方法をご提案いたします!
ご連絡お待ちしております。