コロナも第五類になり、修学旅行や旅行にお出かけする方、ゴルフ、テニス、などのスポーツ、学校のクラブ活動も活発になってきました。
しかし、せっかくの良い季節が梅雨で潰れちゃいますね。
長期予報はほとんど傘マークです。
登山の予定を立てても、雨で中止になったり、山行の途中で雨に降られたりしました。
来月は早く、梅雨があけると良いですね。
さて今回のテーマは”首の痛み”です。
🔶 首の痛みのいろいろな原因
① 寝違え
朝起きて首の痛みがある時は、枕が合わない、寝返りが出来ていない、変な体制で寝てしまったなどでしょうか。ヒドイときは後ろを振り向けなかったり、首が全く動かなかったりします。実は原因が良くわかっていませんが、睡眠中 不自然な姿勢が続き一部の筋肉の血流が妨げられること、頸椎の椎間関節の滑液包に炎症が起こるなどで首の痛みが起こると考えられています
自分は、夜行バスを利用して、東京に向かうことが良くあります。
早朝、寺や神社を訪ね、開館時間に美術館や博物館を見学して、翌日は早朝から登山などを楽しみ、また夜行バスで帰るなんて事をします。時間の有効利用ですね(笑)
夜行バスで移動時、うっかりネックピローを持ち忘れてしまったときは最悪です。
うたた寝して起きては又うたた寝…もう首が痛くて大変でした。頭の重さが左右どちらかの首だけに負担がかかる姿勢は辛いものです。その時はブランケットを首に巻いて凌ぎましたが、夜行バスや飛行機でネックピローは必需品ですね。
② 気象病
最近は“気象病”が話題になっています。雨が降る前や雨から晴れに移るときの気圧の変化で誘発される頭痛、肩の痛み、倦怠感、首の痛みなどが主な症状です。
かつては不定愁訴（心身の異常を感じているが原因が特定できない症状）とされ、周囲の理解を得られなかった体調不良が病気として分類されてきました。
気圧の変化で内耳や交感神経が変化を察知して首の痛みや頭痛を引き起こします。
③ストレートネック
ヒトの背骨は生理的に湾曲し、カーブを描いています。
頸も緩やかにS字カーブして、４～６Kgになる重い頭を支えています。
しかし、パソコンやスマホの使い過ぎでS字カーブが崩れて真っ直ぐ（ストレートネック）になってしまいます。
ストレートネックになると慢性的な肩・首の痛みやコリ感と頭痛などの他にしびれや吐き気といった症状になってしまうこともあります。
④頸椎椎間板ヘルニア
肩の痛みと凝り感や腕の痛みに加えて、しびれや力が入らない感覚はありませんか？
頸椎から椎間板が脱出して神経に触れると、手に力が入らない、細かい手作業が出来ないことがあります。そして、特に後ろにそらすと強い首の痛み生じることがあります。スポーツや良くない姿勢で仕事が誘因となることもあります。
治療しても改善が見られず、しびれや力が入らない感覚がある場合は、念のため整形外科を受診して医師の判断を仰ぎましょう。
🔶 首の痛みの治療
・ 寝違え
寝違えによる首の痛みは、なるべく早く治療しましょう。
首だけではなく、腋窩神経も圧迫されている可能性があります。
ほぐした上で鍼の治療が効果的です。
・気象病
リラックスモードの副交感神経に上手く切り替えることが出来ず、交感神経が優位になっている可能性があります。
この場合は、脊柱沿いに副交感神経をつかさどるツボが多くあるので、背中のお灸が効果的です。
・ ストレートネック
首の痛みは筋肉の緊張から起きています。首肩の大きな筋肉の僧帽筋、パソコンやスマホで行う動作：肩をすくめる動きをする肩甲挙筋、首と頭の境目に集まり頭が上下に動く作用をする後頭下筋群などに鍼でアプローチします。
ストレートネックと猫背はセットなので、根本治療として矯正も改善が期待できる治療です。悪い姿勢に慣れているので週に２～３回矯正を行い、正しい姿勢を癖付けることが必要です。
気になる症状や痛みがある場合は、お近くの“げんきやはりきゅう整骨院”に、お気軽にご相談くださいね。お得な鍼やお灸の回数券、矯正のフリーパスもありますので、一緒に悩みを改善して行きましょう。
