寒くなりましたね。
冬本番!スキーとスノーシューでトレッキングのシーズンです。
年明けから1000m程度の山で冬山登山をするつもりでチェーンスパイク、6爪アイゼン、スノーシューをじわじわ買い揃えましたよ~~、ふっふっふ(笑)
愛用のトレッキングポールもスノーバスケットを装着したので、あとは天気さえ良ければドンと来いです!
オールシーズン山が好き。本町院の細川です。
11月のテーマは【手足のしびれ】でした。
足のしびれの代表的な症状は腰椎の疾患にともなう坐骨神経痛から起きるものであると前回のブログで書かせて頂きました。
坐骨神経痛のような症状で来院される方は多く、その大半は高齢者で『脊柱管狭窄症』と医師の診断を受けた方がほとんどです。比較的若い方は腰椎椎間板ヘルニアや梨状筋症候群などが多いです。
では「坐骨神経痛」とは、どのような症状か、自分もしくは身内のどなたかに当てはまるかどうか?など見ていきましょう。
① 坐骨神経痛の症状は?
② 坐骨神経痛が考えられる疾患
③ 改善方法
① 坐骨神経痛の症状は?
左右同じくらいと言うより、左か右どちらかに強いしびれや痛みがおこります。場所はお尻やふとももの後ろ側、ふくらはぎの外側に症状がでることが多いです。
足全体に強くでたり、お尻だけなど一部に出ることもあります。
痛みが強く歩行困難となり、歩いては休み、また歩いては休み(間欠性跛行)を繰り返したり、イスからの立ち上がりがつらい、もっと悪化すると座っているだけでも痛み日常生活が困難になります。
脊柱管狭窄症は腰を後ろに反らせた時に腰や足が痛み、腰椎椎間板ヘルニアは前かがみになった時に痛みを感じるようです。
② 坐骨神経痛が考えられる疾患
坐骨神経痛は疾患(病名)ではありません。坐骨神経痛のほとんどは、何らかの疾患にともなう随伴症状です。病院でレントゲンやMRI、CTの画像診断、その他の問診やテスト法などで診断を受け、適切な治療を行うことが必要です。
原因となる疾患をあげると高齢者は主に脊柱管狭窄症。比較的若い世代は腰椎椎間板ヘルニアや梨状筋症候群、腰椎すべり症、腰椎分離症などです。
③ 改善方法
痛いからといって、安静にして動かない、運動をしないと神経走行上の筋肉がかえって硬くなります。更に動かない事によって筋肉が痩せて硬くなってきます。痛みやしびれの程度にもよりますがウォーキングや軽いスポーツなど運動で、今ある筋肉を維持していくことも重要です。
また痛む箇所の筋肉をストレッチで伸ばしたり、カイロや温泉で温めるとしびれや痛みが軽減します。ストレッチは症状軽減にかなり有効なのでオススメです。
腰を後ろに反ると痛みが強くなる脊柱管狭窄症に有効なストレッチは「仰向けに寝て両方の膝を抱えて丸くなる」です。
お尻や太ももの後ろ側を伸ばすストレッチは、片方の足はあぐらをかくようなポーズで、もう片方の足は無理しない程度に後ろに伸ばし、両手を身体の横について、そのまま上体を腕立て伏せのように沈めて行きます。
ふくらはぎの外側を伸ばすストレッチは壁の前に立ち、両手を肩幅位の間隔に拡げ、両手を壁につきます。片方の足を前に、もう片方の足を後ろに伸ばします。伸ばした足を踏ん張るように壁を押すようなポーズでふくらはぎを伸ばすと効果的です。
脊柱管狭窄症の場合、手術をする以外ではしびれや痛みを和らげる対処療法をおこない、上手く坐骨神経痛と付き合って行くことになります。鍼やお灸、痛む箇所の筋肉を施術によって柔らかくし、少しでも痛みにくい身体を目指します。
げんきや本町院でも鍼、灸、ストレッチなどの施術を行っていますので、気になる方はお気軽にご相談くださいね。
以上、坐骨神経痛についてでした。
今年はコロナウイルスの影響で慌ただしい一年でしたね。
普通に会話し、ふれあい、自由に旅行して見聞を広められることのありがたさを実感した今年でした。
来年は早くワクチン接種などでこの騒動が収束し、マスクが必要ない世の中に戻りますように、皆さまの笑顔がマスクで隠れることなくお顔全体で見られますように祈っています。