春になりました!!
桜も列島を横断し、いよいよゴールデンウィークですね。
マスクも自己判断となり、行楽地やテーマパーク、釣りやキャンプとお出かけ気分になりますね。私事で恐縮ですが、昨年は両ひざが痛み、お手軽な山にばかり登って筋力・体力ともにそれなりになり下がり、岩手山の山頂まで5時間弱も時間がかかってしまいました 汗
現在は左肩の五十肩様症状がなかなか改善せず、早池峰山の天狗の滑り岩(鎖場)に行けるか心配です・・・行くけど(笑)
そんな今回は肩の痛みのお話です。
肩の痛み…と一口にいっても様々な症状があります。
・動かさないとき痛い
・動かしたときに痛い
おおまかに2つあります。
① 夜も眠れないほどの肩の痛み
この肩の痛みは、夜間に突然激しい痛みを感じる場合が多いといわれています。
肩の前面または背面から腕にかけて痛みを感じることが多く、徐々に痛みが増す場合もあれば、突然痛くなる場合もあります。
腕を挙げる動作で肩が痛いなど、五十肩症状と似ていますが、マッサージで痛みが増悪する場合もあります。
このような症状は、石灰沈着性看板炎様症状です。
4~50歳代の女性に多く見られ、肩腱板内に付着したリン酸カルシウム結晶によって炎症がおこる肩の疼痛・運動制限です。
安静にして、内服薬、ステロイド注射、あるいは石灰を吸引、衝撃波で除去することで治りますので、医師の診断・治療が望ましいと思われます。
② 動かしたときの肩の痛み、動作時痛
・腕を前方に伸ばしてから徐々に挙げていき、腕を耳の横につけられない
・腕を横に伸ばしてから徐々に挙げていき、腕を耳の横につけられない
・手を背中側に持っていき、背中を掻く動作ができない(服の着脱時に痛い)
このような肩の痛み症状は、主に五十肩様症状です。
③ 五十肩(肩関節周囲炎)とは?
4~50歳代以降に多く見られ、肩関節の運動痛と運動制限と夜間痛があります。正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。主な原因は未だに正式にはわかっていませんが、加齢に伴い肩関節の靭帯、腱、軟骨、骨などが老化して肩関節の組織に炎症が起き、肩の痛みが起こると考えられています。五十肩はマッサージなどの施術や特殊電療、はり治療で改善が見込まれます。
寝ている時も痛い、夜間時痛がある場合は炎症を起こしている可能性があります。
温泉や風呂で温めると余計に肩の痛みが増すことがあるので。なるべく安静にして、シャワー程度にとどめましょう。
炎症期を過ぎると、夜間時痛は治まります。
動かすと肩が痛いのは変わりませんが、今度は動かさないと拘縮と言って筋肉がやせて動く範囲が狭くなります。肩の痛みが増さない程度にストレッチやアイロン体操で、徐々に動く範囲を広げていきましょう。
五十肩様症状の肩の痛みは、はりやお灸、特殊電療で治療していけば改善が見込まれます。湿布や痛み止めでガマンしている方は、是非お近くの“げんきやはりきゅう整骨院に、お気軽に、ご相談くださいね。治療の他、ストレッチや体操の仕方もアドバイスさせて頂きますので、一緒に治していきましょう!
さて日本には“肩こり”という独特の言葉があります。
海外には“肩こり”という概念はなく、“肩こり”は「首が硬い」あるいは「肩が硬い」に置き換えられます。ちなみにStiff=硬いが主で、Pain=痛いは、かなり痛みがある場合に使うようです。
欧米人は筋肉量が多く骨格がしっかりしていて、いかり肩である体型に対し、我々日本人は、骨格が華奢で筋肉量が少なく、なで肩です。最近は、欧米型よりの骨格になってきたと感じる若い方も見受けられます。また欧米でもITの普及で“肩こり”の様な症状が増えてきたともいわれています。
PCもスマートフォンも必需品ですが、時には自然の中でキャンプやハイキングを楽しんだり、自身でスポーツをしたり、推しのチームの応援や温泉でゆっくりして、画面を見ない時間も作りましょうね。