今年の冬は、北国でも雪の少ない盛岡市でも2月1日、10日ともに40cm以上の降雪がありました。日本海側に比べれば少ない方だし、市内ですら超軽いパウダースノーなので文句は言えないけれど…さすがにまとまった量では腰にダメージがくる 笑
盛岡の積雪量は少ないものの、本州一の寒さで最低気温はマイナス7~13度になります。
隣県の青森県や秋田県に比べると、かなりの冷え込みです。
雪かきで腰や背中を酷使した筋肉に、更なる寒さダメージで、ぎっくり腰の患者様も増えます。
もともと脊柱管狭窄症で治療中の患者様が、転倒した際に無理な姿勢を取ってしまったのが、きっかけで坐骨神経痛を誘発されてしまい、はり灸治療で改善するまで、概ね3ヶ月間を要したことがありました。
1. 坐骨神経痛とは?
2. 坐骨神経痛がでやすい病気とは?
3. 冬は坐骨神経痛が悪化する?
4. 坐骨神経痛を軽減させよう!
1. 坐骨神経痛とは?
坐骨神経は、腰から臀部、太ももの裏側、ふくらはぎの外側を通るかなり太い神経です。
腰はそれほど痛くないけれど、お尻、太ももの裏、ふくらはぎの外側に痛みが出やすいのが坐骨神経痛の特徴です。坐骨神経の走行周囲の筋肉が固くなり、痛み物質が出るために坐骨神経痛になります。また冬の季節や夏でも汗冷えや冷房により、血行が悪くなるため筋肉が硬直して坐骨神経痛の症状が出やすくなります。
2. 坐骨神経痛がでやすい病気とは?
坐骨神経痛は主に腰部の疾患から起こる随伴症状であり「坐骨神経痛=疾患名」ではありません。若年層に坐骨神経痛が出現するのは腰椎椎間板ヘルニア、シニア世代からは脊柱管狭窄症からの坐骨神経痛です。
他にも成長期の学生に多いスポーツ障害では、腰の骨が疲労骨折などで分離してしまう腰椎分離症、分離した腰椎が階段状に変化する腰椎分離すべり症などで坐骨神経痛が出現します。
3. 冬は坐骨神経痛が悪化する?
寒い時期は坐骨神経痛を始めとする神経痛が、冷えによって悪化しやすい時期です。
血流が悪くなると神経周囲の筋肉が固くなり、痛み物質が出ることによって神経痛が起こるのです。
坐骨神経痛が起こると、痛くて歩けない→痛いから歩かないし歩きたくないと言う思考になってきます。すると、運動不足→筋力の低下→下肢のバランスが悪くなる→更に動かなくなると運動不足…筋力が低下して行く負のスパイラルになっていきます。
すると椅子や布団、浴槽から立ちあがれない、歩けない。
歩かないので足の爪が変形したり、足の裏にタコが出来たりして、また歩くのがおっくうになります。
段々と生活の質が落ちて、自立度も低下していくのです。
あまり痛くないときは散歩、水中ウォーキングなどで体を動かして筋肉をつけましょう。
4. 坐骨神経痛を軽減させよう!
固くなった筋肉をほぐすにはストレッチが効果的です。
お風呂上りなど、体が温まって筋肉が柔らかくなった時にストレッチを行うと、坐骨神経周囲の筋肉がほぐれて痛みが軽減します。
朝起きて直ぐ、帰宅直後など体が冷えている状態では、逆に筋肉を痛めてしまう可能性があります。
暖かいところに置いたゴムは伸びますが、冷たい場所に置いたゴムは伸びが悪いですよね?同じことが体の状態でも言えるのです。
軽く運動した後、お風呂上りなど筋肉が温まっている時は、筋肉が伸びやすく怪我リスクもなく、効果的に坐骨神経痛が起きる周囲の筋肉をほぐすことが出来ます。
もし、ストレッチの仕方がわからないときは、お気軽にげんきやはり灸整骨院のスタッフにご相談くださいね。
福島県の安達太良山の標高1350mにあり、築60年の老朽化に伴い、とうとう2023年建て替えになる【くろがね小屋】に2/19、20と行ってきましたよ。
NHKドキュメント72時間で取り上げられ、宿泊の問い合わせが殺到していました。
湯花が多く白濁しており5種類の混合泉で酸性ながら肌に柔らかいThe温泉!という木造の風呂、そして夕飯の具が大きいカレーが名物です。小屋番さん達も優しくて「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出してくれます。
登る途中・下山途中のどちらでも、ちょうど絶妙な位置にあり、疲れを癒してくれる素晴らしい小屋です。
これからどんな小屋にリニューアルするのか、期待とちょっぴりの不安。
2~3年後には新しい顔の【くろがね小屋】に会えるかな?
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