坐骨神経痛にあらず、梨状筋症候群かも~でも梨状筋症候群ってなに?

盛岡は雪も降り、あっという間に冬に突入。
クリスマスと正月も間近です。
皆さま、今年はどのように過ごされた一年だったでしょうか?
「チコちゃん」によると子供は全ての時間がキラキラと感動に満ちて、1日の時間がとても長く感じるそうです。しかし大人になると感動が少なくなり「仕事してご飯食べて風呂入って寝た」などという風に短く感じるそうです。
自分も感動がない人生で?短く感じちゃいますね(汗)。

 

 

 

さて12月初旬、3年ぶりに関東へ遊びに行ってきましたよ。
すべての日程をこなそうとすると時間に余裕がなくて、夜行バスで向かいましたが、お尻のポケットに耳栓のケースを入れたまま、うっかり眠ってしまい、トイレ休憩に起きようとしたら脚が痺れて、まともに歩けず大変な思いをしました。
これは一時的な『梨状筋症候群』で、朝の到着時には治っていました。
梨状筋(りじょうきん)…梨とは果物の西洋ナシです。形が似ているのが名前の由来なのですが、お尻の奥深くにある筋肉で、股関節を大きく外側へ向ける働きをします。
自分の場合は、お尻のポケットにあった小物が梨状筋を圧迫し、坐骨神経を押しつぶす格好になりました。血流が滞って筋肉が酸欠になり、痛みを引き起こす発痛物質がたくさん産生され一時的な梨状筋症候群様症状になってしまった訳です。
特に男性の場合、お尻のポケットに財布を入れることが多く、長時間の運転や座位などで、カードや小銭など固いモノが梨状筋を圧迫して梨状筋症候群のような、しびれや疼痛を起こすことがあります。

 

 

梨状筋症候群と坐骨神経痛

 

 

梨状筋症候群の原因

 

 

梨状筋症候群の症状

 

 

梨状筋症候群の治療

 

 

梨状筋症候群に効果的なストレッチ

 

 

 

梨状筋症候群と坐骨神経痛

 

「“坐骨神経痛”は聞いたことがある」という方は多いでしょう。
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり・分離症といった腰部の疾患に随伴症状として知られています。坐骨神経は腰部から骨盤を通り、梨状筋と上双子筋の間を通過して太ももの裏側、ふくらはぎの外側、そして足先まで伸びている太くて長い神経です。
その長さゆえ腰部から下肢の骨や筋肉の隙間を通っていて、圧迫や締め付けが起こり、筋肉が過度に緊張して坐骨神経走行上に、痛みやしびれが見られるのが坐骨神経痛です。
痛みやしびれの多くは2カ所ないし3カ所、多くはお尻、太ももの裏側、ふくらはぎの外側といった複数箇所に見られるのが特徴です。
この異常な圧迫状態の原因が、過度に緊張して凝り固まった梨状筋にある場合を梨状筋症候群と呼びます。

 

 

梨状筋症候群の原因

 

 

梨状筋症候群梨状筋によって坐骨神経が圧迫されることで起こります。筋肉自体は柔らかいのですが、血流が滞り酸欠になると筋肉が固くなります。長いラウンドのゴルフや長時間座ることを強いられる運転など、お尻に負担が掛かる状況が続くと症状が出現します。

 

 

梨状筋症候群の症状

 

 

坐骨神経の通り道である、お尻、太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが見られます。梨状筋症候群の特徴として、座った時に痛みやしびれが強く感じることがあります。

 

 

梨状筋症候群の治療

梨状筋症候群によって痛みやしびれが辛くてたまらない時は、鍼治療が効果的です。
お尻の筋肉、梨状筋は身体の奥、深部にあります。マッサージではなかなか届きにくい場所なので、鍼を深めに入れことにより緊張をほぐします。また鍼は瀉法(しゃほう)といって痛みを取る作用があります。
しかし日常生活を送るのも困難な、痛みやしびれがある場合は、整形外科で鎮痛剤の処方、または患部の梨状筋にブロック注射を打つという方法もあります。

 

 

梨状筋症候群に効果的なストレッチ

 

 

自分で出来るケアは、梨状筋のストレッチがおすすめです。
梨状筋への負担を軽減させ、凝り固まった筋肉をほぐす梨状筋症候群の症状を緩和させるストレッチが効果的です。

 

 

a. 床に座り、膝を90度に立てて足の裏側を床につけたポジションからスタートします。
ストレッチする側と反対側の足を、ストレッチする側の膝に乗せます。
外側のくるぶしが膝の上に乗る格好です。
b. 上に乗せた脚の重みでストレッチする側の膝を内側に倒していき、膝の内側を床につけるように、ぐーっと押します。
c. お尻が床から浮かないように気をつけながら30秒程度ストレッチします。
お尻の深部がイタ気持ち良く伸ばされている感覚を意識しましょう。

 

 

左右ともに3~5回くらい、自分のペースでストレッチを続けましょう、

 

 

 

まとめ

 

 

梨状筋症候群という疾患はあまり聞きなじみがありません。
医師から診断を受ける際、坐骨神経痛と言われる場合が多く、梨状筋がピンポイントの梨状筋症候群と診断される事が殆どないからです。とはいえそれ程まれな疾患ではありません。気になる痛みがある場合は、お気軽に近くのげんきやはりきゅう整骨院に、ご相談ください。下肢の徒手検査法で痛みの原因を絞り込みます。痛みの緩和につながるストレッチもご紹介します。

 

 

 

さて、今年も残り少なくなって参りました。
来年1月から降り積もった雪も安定して、山もゲレンデも本格的な冬の到来です。
いや~、冬の低山ハイキングと帰りの温泉が楽しみの素晴らしい季節です。
普段は笹ヤブで登山道のない冬しか登れない山、凍ったからこそ行ける滝があるので、そこが楽しいところです。

 

 

2024年はどんな年になるのでしょうか?
皆さまにとって、より良い一年でありますように。

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