梅雨に突入しましたが、危険な暑さが続いていますね。
こまめな水分補給を心掛けるとともに、あまり熱い時は屋外での運動や作業は控えましょう。
さて今回は比較的、来院数の多い疾患「五十肩」のお話です。
五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれるもので、40代から60代の方に
多く見られる肩の痛みや動きの制限を伴う症状です。
では、まず原因から見ていきましょう。
【五十肩の原因について】
五十肩の明確な原因はまだ完全には解明されていませんが、いくつかの要因が
関係しています。一般的には、肩の関節を包む関節包や靭帯、筋肉などが炎症を
起こし、硬くなったり縮んだりすることで痛みや動きの制限が生じると
考えられています。加齢に伴う組織の変化や、肩に繰り返し負担がかかることも
リスクを高める要因です。
【五十肩の症状について】
五十肩の症状は段階的に進行します。最初は、肩に鈍い痛みや違和感を
感じることが多いです。特に夜間や寝ているときに痛みが強くなることもあります。
次第に、肩の動きが制限されてきて、腕を上げたり後ろに回したりする動作が
難しくなります。痛みとともに、肩の可動域が狭くなるため、日常生活に支障を
きたすこともあります。
五十肩の治療は、早期に適切なケアを始めることが大切です。
痛みがひどくなる前に、専門の鍼灸師や柔道整復師に相談してみると良いでしょう。
【五十肩の鍼灸治療について】
鍼灸は、五十肩の痛みや動きの制限を改善するために古くから
用いられてきた治療法です。鍼灸治療のポイントは、血行を促進し、
炎症を抑えること、そして筋肉や関節の緊張を緩めることにあります。
また、鍼灸は副作用が少なく、自然治癒力を高める効果も期待できるため、
長期的な改善を目指す方にとっても安心して受けられる治療法です。
具体的には、肩周辺のツボや、手足の末端にある経絡のツボを刺激します。
例えば、「肩井(けんせい)」や「天柱(てんちゅう)」といったツボは、
肩の鍼灸治療では、これらのツボに鍼を刺したり、灸をすえたりして、
血流を良くし、筋肉の緊張をほぐすことを目指します。特に、肩の痛みや
動きの制限に効果的なツボを選び、丁寧に施術します。施術中は、
痛みの緩和だけでなく、気の流れや血液循環を整えることも重視します。
【五十肩のストレッチ】
☆ 肩の前方ストレッチ
椅子に座るか立った状態で、痛みのない方の手を背中の後ろに回します。
反対側の手で、肘を軽く引きながら、肩の前側を伸ばします。
15〜30秒間キープし、ゆっくりと戻します。
これを数回繰り返します。
☆ 肩の後方ストレッチ
両手を背中の後ろで組みます。
そのままゆっくりと手を上げ、肩甲骨を寄せるようにして伸ばします。
15〜30秒間キープし、リラックスします。
☆ 壁を使ったストレッチ
壁に片手をつき、腕を伸ばします。
ゆっくりと体を前に倒し、肩の後ろ側を伸ばします。
10〜15秒間キープし、無理のない範囲で行います。
【※注意点】
痛みが強い場合は無理をしないこと。
ストレッチ中に痛みや違和感が増す場合は中止してください。
定期的に行うことで、肩の可動域改善に役立ちます。
まとめ
鍼灸は五十肩の痛みの緩和だけでなく、肩の動きの改善にも効果的ですので、
継続的に治療を受けることで、日常生活の質も向上します。
鍼灸と併せて、柔道整復師による施術も、患部の血行をうながしつつ、
五十肩の回復の段階に合わせたストレッチは肩の可動域を改善しながら回復を
期待できます。
最後に、五十肩は自然に治ることもありますが、時間がかかる場合もあります。
からこそ、早めの対策と適切な治療が重要です。何か他に気になることや
詳しく知りたいことがあれば、お近くの【げんきや接骨院・げんきや
はりきゅう院】に遠慮なくお尋ねくださいね!