もうすぐゴールデンウィークですねぇ。
桜もどんどん咲いて北上中!GWは北海道が桜の見頃かな?
私のGWは登山と山菜取りですが、皆様は、旅行やゴルフ、
ツーリングにキャンプなど思い思いの楽しいGWを過ごされることでしょう。
さて、今回のテーマは「ヘルニア」です。
椎間板ヘルニアというと腰の腰椎椎間板ヘルニアを連想する方が多いでしょう。
昨年「頸椎椎間板ヘルニア」つまり首のヘルニアで悩んだ患者様がいらっしゃいました。
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50代 瘦せ型 男性 デスクワーク
軽度の頸椎ヘルニア(C5.6.7)と整形外科で診断される。
痛みが続いて、ロキソニンを処方されているが、(胃が荒れて)薬をやめたいが飲まないと痛む。
筋トレもしていたが痛くて出来ず、筋肉も落ちていく自覚があり何とかしたい。
頸部、前胸部、右の肘から親指側に痺れが見られ、デスクワークの午後に痛みが増悪する。
モーレイ反応(+)
およそ4カ月間、1週間に3回ほどの来院。主に頚部、上半身の筋肉をほぐして、頸部から前胸部、
肩周囲に10分の置鍼。2か月後に痛みが減少し、薬を飲む回数も減ってきた。きっかけは特にないが、
3か月後に痛みがぶり返した。
その後、1ヵ月同様の施術を行い、痛みと痺れもなくなり治癒となった。
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頸椎椎間板ヘルニアとは?
首の骨は7つの椎骨で構成されています。2~7頸椎にはそれぞれクッションのような働きをする、
椎間板が挟まっており、中心部に髄核と呼ばれるゲル状の物質がありますが、椎間板の周囲は線椎輪で
守られています。
頸椎椎間板ヘルニアは椎間板の線椎輪に亀裂が入り、その中の髄核が飛び出して、
神経を圧迫して、様々な症状が現れます。
頸椎椎間板ヘルニアの症状は?
頸椎椎間板ヘルニアの症状は、大きく二つのタイプがあります。
神経根症タイプ・・・寝違えに似た鈍痛・違和感に引き続き、上腕から手指、首・肩周囲に放散痛が生じます。
この痛み・痺れは通常片側に現れます。
うがいなど首を後ろに反らす(後屈)で、症状が強くなりますが、神経根の圧迫が増強されるためです。
脊髄症タイプ・・・両手のしびれや両手を使って行う細かい動作(ボタンをかける、ページをめくる、
箸を使う:巧緻動作)が徐々に出来なくなり、時期を同じくして両足が足先から痺れてきたり、
歩行に違和感が生じ、不自由になるなどの症状が数日から数週間で急速に進行するものです。
#脊髄症タイプの場合は、医師の診察とMRIなどの検査および手術が必要になるかも知れません。
頸椎椎間板ヘルニアの予防は?
男女の比率は3:1で概ね男性、30~50代の働き盛りに多く見られます。
頸椎椎間板ヘルニアの根本的な原因は加齢によるものです。
(20代以下の場合は、ラグビーなど頸部を圧迫・酷使で発症します。)
常態的に姿勢の悪い方、猫背気味の人は正しい姿勢を心がけましょう。
正しい姿勢を維持するには、柔軟性や筋力が必要です。
しかし高負荷のトレーニングは、逆に頸部を痛めることがあります。軽い負荷で行いましょう。
またストレッチはデスクワークで凝り固まった首・肩周りをほぐすことが出来ます。
げんきやグループでは頸椎椎間板ヘルニアで悩んでいる患者様も多く来院しています。
痛みや痺れも改善して、お仕事を続けられている方もいらっしゃいます。
もちろん腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方も、お気軽にご相談ください。
ぜひお近くのげんきや接骨院・はり灸院にご相談くださいね。