みなさん、こんにちは! げんきやはり灸整骨院矢巾駅東口です!
夏が終わり、少し肌寒くなりましたがいかがお過ごしでしょうか? 旅行、帰省した人も多くいることでしょう! 今年も残すとこあと2か月です! やりたいことをし、悔いの残らない1年にしましょう!
さて、今回のテーマは【腰椎すべり症】になります! 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症と同じくらい耳にし、悩まされている方もいるでしょう。
今回は「腰椎すべり症はなにか?」、「どんなものなのか?」についてご説明させていただきま す!
まずは脊椎すべり症についてご説明させていただきます。
・腰椎すべり症とは? 腰椎すべり症は、脊椎(背骨)を構成する椎骨がずれ、腰痛を引き起こす病気です。脊椎は、頚椎、 胸椎、腰椎、仙椎、尾椎に分かれており、そのうち腰椎は、第1腰椎から第5腰椎までの、5つの 椎骨によって形成されています。本来であれば椎骨は簡単にずれることはありませんが、椎間関 節や椎間板が傷つくことでずれることがあります。
脊椎は、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎に分かれていますが、腰椎に発生することが多いので、 脊椎すべり症は腰椎すべり症と言われること多いです。
椎骨には椎体と呼ばれる部分があり、椎体と椎体の間にはクッションの役割を果たしてくれる椎 間板があります。 その椎体と椎体がずれることで、変性して突出した椎間板、及びずれた椎体の後方の骨縁などに て神経(馬尾神経、神経根)などが圧迫される状態をすべり症といいます。
腰椎すべり症は大きく3つのタイプに分かれます! 腰椎すべり症のタイプは「形成不全性すべり症」「分離すべり症」「変性すべり症」の3つです!
・形成不全性すべり症は、生まれたときから背骨の発育に問題がある先天性の脊椎すべり症で、 非常にまれな病気です。
・分離すべり症は、腰椎の一部が疲労骨折を起こす腰椎分離症が原因で骨がずれる病気です。腰 椎分離症が第5腰椎で発症しやすいことから、分離すべり症も同じ場所での発症例が多くみられま す。腰椎の形や、腰椎のアーチの角度には個人差があり、それによって分離すべり症を起こしやす い人と、起こしにくい人がいるといわれています。
・変性すべり症は、3タイプの中で最も多いタイプです。好発部位は第4腰椎で、手術が必要な人 も多くいます。変形すべり症は閉経後の女性に多く、女性ホルモンの減少による骨粗鬆症によって 骨が体重を支えきれなくなり、引き起こされるといわれています。そのほかの原因として、椎間関 節自体がずれやすい形をしていたり、加齢によって腰椎がもろくなったりすることで椎骨がずれ るともいわれていますが、詳細はわかっていません。
【腰椎すべり症の症状】 症状は、下肢の痛みや痺れ、腰痛などです。また、腰椎すべり症によって脊柱管の狭窄が起こるた め、神経が圧迫され間欠性跛行という症状が起こることもあります。間欠性跛行とは少し歩くと 痛みが発症し、歩き続けることができなくなります。 座って休憩することにより痛みが和らぎまた歩けるようになるという症状です。進行すると日常 生活に支障をきたすため、手術などの治療法を検討する方も多くいます。
腰椎すべり症による腰椎の不安定性により、不自然な腰部の姿勢、特に前屈位(洗顔、洗髪、掃 除機をかけるなどの前屈みの姿勢)にて腰痛が悪化する場合には腰椎すべり症が発生している可 能性がありますので注意してください!
【治療】 治療プランを決定するためには、単に椎体がずれている状態をすべり症と診断するだけではな く、変性すべり症なのか分離すべり症なのかをきちんと診断する必要があります。
腰椎すべり症も長期間が経過して椎間板が完全にすり減ってしまい、不安定性が無くなってしま うと腰痛は軽くなってしまう事があります。しかし、腰椎がずれる事によって神経が圧迫されてい る場合には、不安定性が消失しても神経の圧迫状況には変化は無いために下肢のしびれ感などの 症状も改善しないことが多いです。
軽度の腰痛程度であれば腰部の外固定(腰痛ベルトやコルセットなどによる)にて症状の改善が 見込めますが、腰椎すべり症の程度が強い場合や下肢の症状が強い場合には外科治療が必要とな ります。腰椎すべり症の程度が軽い場合には神経の圧迫を取るだけの手術で済む事もあります が、病状が進行している場合には不安定な腰椎間を固定する手術の併用が必要になる場合があり ます。
当院では腰椎すべり症による腰痛やシビレに対して手技を行っています! 症状によっては電気治療や鍼灸治療を勧めています! 痛みを取る治療だけでなく、将来痛みがでない体づくりが必要です!
痛みに変化がない場合や、悩んでいる方はぜひ一緒に治療していきましょう!
いつでもお待ちしております!
