肩の痛みついて知ろう!!

今月は肩の痛みについてお話していきます。

 

肩の痛みには色々な原因があります。

代表的なもので

  1. 肩こり
  2. 翼状肩甲骨
  3. 肩関節周囲炎(五十肩)
  4. 肩腱板断裂
  5. 石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)

などがあります。

 

次に、それぞれの症状と原因についてお話ししていきます。

1.肩こり

・症状

首から肩甲骨、背中にかけて筋肉が緊張してしまい、痛みや頭痛や吐き気などを伴います。

肩こりには、色々な筋肉が関連していて特に僧帽筋という首の後ろから背中まで広い範囲に繋がっている筋肉が中心になっていることが多いです。

・原因

首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などが原因になります。

 

2.翼状肩甲骨

・症状

腕を挙上する時に肩甲骨の内側縁が浮き上がって、天使の羽根や折り畳んだ鳥の羽根のように見えるので、このように呼ばれます。

前鋸筋が麻痺すると、肩甲骨の内側縁が浮き上がって翼状肩甲骨となり、腕を前方へ挙上できなくなります。

・原因

前鋸筋の単独麻痺はこの筋を支配する長胸神経が、テニスのサーブやゴルフのクラブスイングのようなスポーツや、産褥期の腕を挙上した側臥位での新生児との添い寝などによって伸張されて麻痺するのが主な原因です。

 

3.肩関節周囲炎(五十肩)

・症状

肩関節が痛み、関節の動きが悪くなります(運動制限)。

運動痛や夜の痛みなどもあります。

・原因

中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。

関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。

 

4.肩腱板断裂

・症状

40歳以上の男性に好発します。発症年齢のピークは60代です。
肩の運動障害・運動痛・夜間痛を訴えますが、夜間痛で睡眠がとれないことが受診する一番の理由です。 運動痛はありますが、多くの患者さんは肩の挙上は可能です。

五十肩と違うところは、拘縮、すなわち関節の動きが固くなることが少ないことです。

・原因

腱板断裂の背景には、腱板が骨と骨(肩峰と上腕骨頭)にはさまれているという解剖学的関係と、腱板の老化がありますので、中年以降の病気といえます。

断裂型には、完全断裂と不全断裂があります。
若い年齢では、投球肩で不全断裂が起こることがあります。

 

5.石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)

・症状

夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まる事が多いです。

発症後1~4週、強い症状を呈する急性型、中等度の症状が1~6ヵ月続く亜急性型、運動時痛などが6ヵ月以上続く慢性型があります。

・原因

40~50歳代の女性に多くみられます。肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。

五十肩と似ている症状です。

 

他には、神経から痛みとして腕神経叢損傷や胸郭出口症候群、外傷からなる反復性肩関節脱臼などもあります。

 

今回なぜ肩についてお話ししているかというと、肩の痛みだからといって有名なところで肩こり、五十肩と決めつけてしまい、その痛みを簡単に考えてしまって症状が悪化している方が多いからです。

その症状を知らないで、放置してしまうと関節が硬くなってしまい動かす事が出来ずに治るまでに長期期間かかり、さらにストレスや不安になってしまい心身ともに悪影響を及ぼすからです。

そうならない為にも少しでも当てはまるものがあれば早めの受診をお勧めしておりました。

私たちは、皆様に明るく笑顔でいてもらいたいので少しでもお役になれるように痛みで困っていることがあればいつでもご相談ください。

今後もよろしくお願い致します。

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