施術とは?

7月になったのに、まだ梅雨が続くなぁ…と思ってたら、突然30℃近くになってみたり、かと思えばまた雨マークが続いたり、体が気候の変化に対応出来なくなってきている今日この頃ですが、皆さん大丈夫ですか?

 

 

さて、今回のテーマは施術(マッサージ)です。

 

 

私たちは、誰に教わることもなく、お腹が痛い時には手でお腹を押さえたり、肩がこっている時には肩をさすったり、頭痛がひどい時には頭や額に手を当てたりしますよね。普段からこうした動きは、無意識のうちに行っていますが、これは患部に手を当てることで、痛みや疲れが軽くなることを経験的に知っているからです。おそらく昔の人々も、「患部に手をあてる」という原始的な医療行為をしていたのでしょう。

 

施術のなかには、マッサージとあん摩と指圧と色々な名前がありますが、これらはどう違うのでしょう?色々な文献を参照してみると…

 

 

 

あん摩は古代の中国で誕生し、奈良時代に日本に渡来したもので、「按摩」とも書かれます。「按」は「おさえること」、「摩」は「なでること」を意味し、気血の流れをよくして疾病を治癒に導く施術方法です。「押す・もむ・さする・なでる・たたく」といった手技により身体の変調を整える手技療法で、江戸時代にその隆盛を極めます。日本の童謡として有名な、「母さんお肩をたたきましょう」と歌われる肩たたきも、あん摩の手技に入ります。東洋医学の考え方に基づき、鍼灸や湯薬とともに発展してきたあん摩術は、主に遠心性の手技(心臓から遠ざかるように施術)により生体に刺激を与えることで、身体の変調(疲労、肩こり、頭痛、めまい、不眠、神経過敏、食欲不振、便秘、腰痛など)を整え、健康の維持増進を図ります。

 

 

 

一方、マッサージはヨーロッパで生まれ、明治以降に日本に持ち込まれた施術方法。同じように手を使って施術するけど、マッサージはオイルやクリーム、パウダーを使って直接皮膚にアプローチしてあん摩と反対の求心性(心臓に向かって施術)の手技を加え、血流の改善などを目的とした施術で、血液やリンパ液の循環を良くして新陳代謝を促し、循環器系や消化器系などの疾患の改善に役立てられます。

 

 

 

 

指圧は、あん摩術、導引、柔道の活法を合わせた、一点圧を主体とした独特の施術方法ですが、按摩の中の押す方法(圧迫法)が、独自に発展したのもと言われています。それと、武術の活法、関節の運動法などの技術も取り入れて、一つの術として集大成したものです。持続の原則、集中の原則、垂直の原則を重んじ、衣服の上から、手や指や手のひらを使い、ゆっくり押す、速く押す、急に離す等の技法を使います。この独特な手技は、著名人への治療などがきっかけで広く海外でも知られるようになり、現在では「Shiatsu」として世界的に浸透しつつあります。あん摩やマッサージと手技は異なりますが、生体に対して刺激を与えることで生体の恒常性機能を高め、健康の保持・増進を図ったり、特定の疾病治療に寄与する施術であり、根本的な考えは共通しています。

そして、 この手技は日本で明治から大正時代にかけて成立したもので、現代の指圧療法の原型は、大正9年頃に浪越徳治郎によって確立されたといわれています。

 

 

こうしてみてみると、名前ややり方は違えど、どれも人間の自然治癒力を高め、特定の疾病の治療を促す施術というのは共通しているようです。

 

なかなか体調のすぐれない時は ご相談下さい。皆様が体に痛みなく、少しでも快適に生活していただけるよう、お手伝いさせて頂きます。

 

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