県内もコロナ陽性者が多くなってきましたね。どこにいても誰がかかってもおかしくない現状になってきましま。とりあえずマスクと手洗いと消毒といった基本的な所を徹底し、もらわない、うつさない、を実行していきたいと思います。
さて、今月のテーマは 手足の痺れです。
手や足のしびれとしてよくある症状を確認してみましょう。
肩こりと同時に、腕にしびれを感じることがある
デスクワークや細かい手作業を続けていると、手のひらに違和感が出てくる
朝起きたときに手がこわばる
腰痛とともに、スネのあたりにしびれを感じる
少し歩くとだんだん足がしびれてくる
しびれとなる原因とは?
血行不良からくるもの
手足の先の血行不良によって、肩こりがひどくなったり、腕や背中のあたりが冷たくなったりするとしびれを感じることがあります。冬場に末端冷え性等で冷えが酷くなるとしびれたように感じたり、長時間の正座での足のしびれも血行不良が原因です。
神経の圧迫
また、老化などによって、神経が通っている管が細くなったり、背中の骨が変形して神経が圧迫されることで、手足にピリピリした痛みやしびれを感じることがあります。
筋肉の緊張
肩こりや腰痛がある人、手を酷使するような作業を続ける人に多いのが、筋肉の緊張によるしびれです。筋肉を使いすぎたり、緊張した状態が続くと、その周囲にある血管や神経が筋肉によって圧迫されてしびれを引き起こす場合があるのです。
しびれが起こる主な疾患
頸椎捻挫
交通事故やスポーツでの激しい衝突などで、首に強い衝撃を受けることにより頸椎が捻挫している状態です。一般的にはむち打ち症とも呼ばれます。痛みのため首が動かしにくく、動かしたときにしびれや痛みを感じるなどの症状が現われます。
胸郭出口症候群
腕を高く挙げる動作で肩や腕にしびれがあれば、「胸郭出口症候群」の可能性が高いです。
「胸郭出口」とは鎖骨と肋骨の間にある空間のことで、ここを多くの神経や血管が通っています。猫背やなで肩の人はこのすき間がもともとせまいため、腕を挙げると神経や血管が圧迫されてしびれが出てしまうのです。
脊柱管狭窄症
加齢や、腰に長年にわたり負担をかけることによって脊柱管と呼ばれる神経が通った管が狭くなったり骨と骨の間のクッション材がスカスカになってしまい、神経を圧迫するために起こります。背骨を後ろに反らしたり、歩き続けたりすると下肢にしびれや痛みが出てきます。立ち止まり、前かがみで少し休むと回復し、再び歩き出すと再度悪化するといった間欠性跛行という症状が出てきます。
椎間板ヘルニア
腰椎と腰椎の間でクッションの役割をしている椎間板という組織が外に飛び出してしまうもので、そこを通る神経を圧迫することでしびれや痛みが起こります。首から腰にかけての痛みや手や足の指のしびれが主な症状です。また、坐骨神経痛と呼ばれる片側の足の後ろ側の痛みやしびれが起こる場合もあります。
坐骨神経痛
「坐骨神経痛」は疾患名ではなく症状の名称ですが、足のしびれの大部分を占めているためここでご紹介します。
坐骨神経とは、腰から足の先まで伸びるとても長い神経です。
腰椎椎間板ヘルニアや狭窄症、腰椎のゆがみ・変形などのトラブルによって坐骨神経が圧迫されたり傷ついたりすると、坐骨神経痛が表れます。
症状の出方は人によってさまざまですが、坐骨神経の通るお尻や太もも、スネなどにしびれや痛みが走ることが多いです。
重篤な病気
「糖尿病」による血行障害や、「脳梗塞」「脳出血」などを代表とする脳の病気の症状として、しびれが起こることがあります。
このように、一言でしびれと言っても、その症状の裏には様々な要因が隠されている場合があります。しびれに関しておかしいなと思ったら早めに病院へ受診しましょう。