こんにちは!!
最近は、雪が沢山降って道も悪くなりましたね。
そうなると、車の運転や歩いたりするのが危なくなるので
気をつけていかないと事故にも繋がるので
一緒に気をつけましょう。
今回のテーマは「坐骨神経痛」についてお話ししていきます。
◦症状
坐骨神経は人体で最も太く、腰から爪の先まで伸びている長い末梢神経です。
その神経が圧迫されることにより、鋭くて電気が走ったような痛みや
ビリビリしたシビレなどが症状として生じます。
前屈や後屈をした際に症状が増悪する場合もあります。
主な場所は、腰やお尻、太もも後面やふくらはぎなどの下肢全体に強く感じます。
◦原因
大きく分けると二つあります。
・脊柱管外での圧迫…仙腸関節障害、梨状筋症候群または同時に発症
・脊柱管内での圧迫…腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症
◦検査
・SLRテスト…腰部の局所痛は椎間板の損傷を疑うテスト
やり方として、患者様が仰向けで寝ます。
術者は足を延ばしたまま上に
足を上げていきます。
そこで、70°以上上がれば正常ですが、
70°未満だった場合は、坐骨神経に沿って疼痛が出た場合
陽性になります。
その場合、L4-L5またはL5-S椎間板ヘルニアで
陽性が疑われます。
・ラセーグ徴候…坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなどの腰の病気や
知覚障害の徴候や原因と呼ばれているものです。
この徴候は、ハムストリングの短縮と間違える場合が
多いです。骨膜刺激症状の一つです。
・ブラガードテスト…SLRテストが陽性だった場合、
挙上した下肢を少し下げた位置で、
足関節の背屈により下肢痛を誘発出来る場合を
陽性とする。
・画像診断…主にレントゲンやMRIで検査を行います。
そこで、何が原因なのかを調べて治療にあたります。
病院でしか出来ません。
◦治療
・物理療法…温熱療法、マッサージ療法、電気治療、骨盤牽引などがある。
主に、血流を良くし痛みをやわらげる治療法。
・運動療法…体操やストレッチにより、筋肉の緊張を和らげ
血行を良くし、痛みの改善徐々に運動負荷を
増やして行く事で、下肢に筋力がつき腰椎への負荷が軽減
術後のリハビリとしても行われている
・装具療法…コルセットなどで腰椎を支え、安定させる事で
痛みを和らげる治療法。
長期期間使用すると筋力が低下してしまう恐れが
あるので、一ヶ月程度を目安にする
・薬物療法…薬を使って痛みを緩和する。
薬で疾患を治す事はできませんが、痛みが和らげることで
活動が出来るようになる。筋肉の低下を防ぐ事も期待できる。
・ブロック療法…局所麻痺や抗炎症剤を、神経の周りや神経へ直接注入する治療法。
◦予防
坐骨神経痛の改善には、筋力アップが大切です。
あとは、普段からの腰への負担を軽減する必要があります。
例えば
・荷物を置持ち上げる際に中腰にならずしゃがんでから持ち上げる。
・洗濯物を低い位置で干す。
・就寝時には、横向きや仰向けの際には膝の下にクッションなどを入れる。
・腰が沈み込まないようなソファーやベッドを使う。
などと日常生活の改善も意識する必要があると考えています。
◦まとめ
今回の坐骨神経痛について話していきました。
坐骨神経痛は、暖かい時期より寒い時期に症状が強くなりやすいです。
理由としては、血流が流れる事により新陳代謝が促されますが
寒い場合ですと血管が収縮してしまい、血液循環が悪くなり
筋肉が硬くなります。
それにより、痛みが強くなると考えられています。
さらに、近年ですとコロナウイルスなどにより運動する習慣が
減ってしまう事なども原因の一つとなっています。
このことを踏まえて、体を冷やさずに適度の運動を
心がけていく必要があります。
その為には、ホッカイロなどを上手く使っていき
極端に身体を冷やさずにしていきましょう。
寒くて外で運動できない場合でも、ラジオ体操などでもいいので
身体を動かしていくのもいいと思います。
それでもつらい時は、整骨院や病院で治療をしていき
痛みを改善していきましょう。
もし困ったときはいつでもご連絡ください。
一緒に解決していきましょう。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。