こんにちは!!
今年も残り1カ月となりましたね(´▽`*)
寒さも強くなり、身体が冷えてしまいケガや痛みが強くなってしまう方も多くなっている気がします。
今回は、「坐骨神経痛」についてお話ししていきたいと思います。
まず、坐骨神経とは腰仙骨神経叢から始まり総腓骨神経と脛骨神経に分かれて終わる。
走行は、腰仙骨神経叢を出た後に梨状筋を通り、下殿神経と共に大坐骨孔を通って骨盤の外に出ます。
そして、大腿後面(太ももの後ろ)を下に移動していき、膝裏の上方で2方向に分かれていきます。
坐骨神経痛の原因としては
1.椎間板ヘルニア
2.脊椎管狭窄症
3.腰椎分離症
4.梨状筋症候群
などがあげられます。
次にその原因や症状となどについて述べていきます。
1.椎間板ヘルニア
原因…脊柱(頸椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾骨)を構成するものに椎体というものがあります。椎体と椎体の間には、椎間板というものがあり、コラーゲンを含む線維輪とその中央にはゼラチン状の髄核があります。その繊維輪や髄核が一部飛び出る状態の事を椎間板ヘルニアといいます。
椎間板ヘルニアは、下位腰椎(第4.5腰椎の間、第5腰椎と仙骨の間)が最も多く、次に下位頸椎に多く、胸椎には少ない。
症状…椎間板ヘルニアにより神経を圧迫してしまい、疼痛やシビレ、場合によっては浮腫などがみられます。さらに、感覚障害や運動障害などが起こります。場合によっては、こむら返りや痙攣を誘発しやすいです。
2.脊柱管狭窄症
原因…脊柱にある脊柱管という神経を囲んでいる管が狭くなる事により起こる疾患です。
通常は、年齢により脊髄変性症で広く見られる症状である。
症状…間欠性跛行が見られます。歩いていると段々と足がシビレや痛くなり、休憩すると回復するのが特徴です。ただ、閉塞性動脈硬化症でも見られるので注意する必要があります。
3.腰椎分離症
原因…過度のスポーツや腰の回旋などの負荷により、腰椎の後方部分が疲労骨折する新患の事です。特に成長期の10代に多く、高齢者でも見られることがあります
症状…腰痛や下肢の痺れが見られます。腰の骨を押す事により痛みが誘発されます。
4.梨状筋症候群
原因…梨状筋とは、臀部(お尻)にある筋肉の一部でその間を坐骨神経が通っております。その筋肉が、緊張することにより坐骨神経を圧迫することにより起こる疾患の事です。
症状…下肢にしびれや痛み、臀部痛などがあげられます。特徴として、座位によって症状が増悪、歩行や起立によって改善する傾向があります。ただ、椎間板ヘルニアに症状が類似しているので、注意しなければなりません。
今回あげている4つの疾患以外にも骨盤腫瘍や妊娠などでも坐骨神経が起こります。
男女比では男性に多く、40才~50才に最も多く見られます。
今回、坐骨神経痛について話していきましたが、これを参考にしてもらい自分がこの中の症状に当てはまるものがあれば、治療する必要があります。このように、自分の症状を少しでも理解することにより不安を取り除く事は出来ると思います。それで、一人でも多くの助けになれば喜ばしい限りです。
自分が当てはまり不安な場合は、整形外科などで画像診断をしてもらう事により原因が確認することが出来ます。または、自分たち整骨院などでも相談してもらえればお役には立てると思います。
さらに、鍼灸治療は坐骨神経痛に効果を発揮できる治療法の一つと考えられています。
その痛みを改善できるように一緒にやっていきましょう。
気になる方は、いつでもご相談下さい。
あと、神経痛は寒さで悪化しやすい特徴があるので、寒波も近づいてきているのでホッカイロなどで冷やさず温かくしてくださいね!!
読んでいただきありがとうございました(*´ω`*)