四十肩

こんにちは!今年は久し振りに雪が多くて大変ですが、雪かきで 体のあちこちが痛くなっていませんか?メンテナンスしながら頑張っていきましょう!

 

さて、今月のテーマは四十肩。

 

肩が痛くて上まで上がらない…

髪が結べない、エプロンのひもが結べない…シートベルトが片手で出来ない…

服の着脱時肩に痛みがはしる…

夜になると肩が痛くて眠れない等々…

 

症状や程度は人によって様々ですが、肩が痛くて動かしにくくなるのが特徴の病気です。

 

40歳代~50歳代に多いので四十肩とか五十肩と呼ばれていますが、この四十肩、五十肩と言うのは俗称で、正式な名称は肩関節周囲炎と言い、肩関節に炎症を起こす病気の総称です。

 

四十肩の病態は今なお解明されていない要因も多く、しかも発症の仕組みも複雑かつ多岐にわたっており 本症の機序を説明するのはとても難しいですが、一例をとってみれば、退行変性(老化)や怪我、使い過ぎなどで肩の関節がダメージを受ける事により炎症を起こし、発症すると考えられています。

 

四十肩を初期から緩解までを症状によって①から④期までに分けてみます。

 

①初期段階、痛みは肩関節周りにあり、筋肉と腱の炎症です。腕を挙げると炎症部分が圧迫されたり、引っ張られたりするので痛みがでますが、じっとしていれば痛くありません。

②そのまま放置し、病状が進んでくると、肩の関節を覆っている袋に炎症が広がってきます。この袋は神経や血管が入りくんでいるので、ここに炎症が起きると痛みが強くなって、じっとしていても痛みを感じる状態になります。

炎症は治まりますが少し時間がかかります。炎症がおさまれば痛みはとれますが、腕が自由に動くようになるのは、その後です。因みにこの時期は静かにしていると良くなり、無理に動かすと悪化します。動かさないと固まると思って自己流で痛みのでるところまで無理に動かすのはやめましょう。

③更に病状が進んでくると、痛みは腕を挙げる時だけでなく、昼間じっとしている時も夜寝ている時にも感じるようになります。これは炎症が筋肉やスジだけでなく、滑液包という袋や肩の関節の内部にまで広がって関節炎を引き起こしている状態です。こちらも②と同様に炎症は徐々に治まり痛みもとれてきますが、広い範囲に炎症が及んでいるので少し時間がかかります。そして、腕が動くようになるのは その後です。

④痛みがなくなり、拘縮期に入ります。痛みの為長い間、腕を動かす事ができなかったため肩の筋肉が縮んで固くなり、同時に関節も固くなります。関節が固くなるのは、関節を覆っている袋が縮んで伸びが悪くなるからです。このような状態では筋肉や関節の血液循環も悪くなっています。そこで、また電気をかけたり施術したりして筋肉や関節の血液循環を良くすると、これらは再び柔らかくなって腕が挙がるようになります。

 

炎症が強く、痛みが激しい場合は、無理に肩を動かさず、湿布など消炎鎮痛剤を利用しつつ安静に過ごします。動かせるような時期になれば、動かせる範囲(無理のない範囲内)で、コッドマン体操からはじめましょう。

 

コッドマン(振り子・アイロン)体操の 「基本」

 

1. 太股の付け根ほどの高さのテーブル等に、痛まない程度の角度で少し前かがみになります。

 

2. 「痛くない方の手」を、テーブルについて支えにします。

 

3. 「痛む側の手」で、おもり(1kgくらい、ペットボトル等何でもok)を持ち、肩の力を抜いてたらします。

 

4. 「前後」 「左右」 「円を描く」運動を、それぞれ10往復を1回とし、最初は無理をせず1日1回。 なれてきたら、徐々に回数を増やし、また、傾斜(前かがみ)も深くして行きましょう。

目的・効果

肩甲骨と上腕骨の関節運動が円滑でなくなることで、関節や筋にストレスがかかり、炎症が起こり、痛みが生じます。コッドマン体操は、固くなった軟部組織(関節包や肩関節腱板)をストレッチして、肩甲骨と上腕骨の関節運動を円滑にします。肩甲骨と上腕骨の間に、関節の遊びを作ることで、痛みや障害を引き起こすことを防ぎます。

 

痛みが一旦収まっても、同じように生活していると、また同じように痛みが出る可能性もありますので、定期的に体のメンテナンスをしておきましょう。

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