こんにちは(^^♪
4月に入り、一年があっという間に感じますね!!
最近では、暖かくもなり春を感じ始めて嬉しくて気持ちが上がります(´▽`*)
今年は、桜も早く咲きそうですので満開の桜を見ながら散歩などしたいですね。
世間話が長くなってすみません。
今回のテーマは「ヘルニア」についてお話ししていきたいと思います。
皆さんは、ヘルニアの本来の意味を知っていますか?
ヘルニアとは、身体の組織が正しい位置からはみ出てしまう状態の事を言います。
語源として、ラテン語で「突き出た臓器」という意味があるらしいです。
そこを理解した事で再度ヘルニアを考えていくと
椎間板ヘルニアが呼び名では一番有名ではありますが、他にも鼠径ヘルニア(脱腸)や大腿ヘルニアなど色々な種類のヘルニアが存在します。
さらに、分類すると内ヘルニアと外ヘルニアに分類できます。
内ヘルニアとは、体腔内において腸間膜や大網の裂孔部、陥凹部などに腹腔内蔵器が侵入した状態。腸間膜ヘルニアや横隔膜ヘルニアなどがあります。
外ヘルニアとは、壁側腹膜に包まれた腹壁の裂隙を通じて腹内蔵器が脱出した状態。
鼠径ヘルニアや大腿ヘルニアや臍ヘルニア(でべそ)などがあります。
これを踏まえて、椎間板ヘルニアはどちらにあたるかというと外ヘルニアにあたります。
このようにヘルニアと言っても色々な種類があります。
覚えておいても損はないと思います。
次に、色々ある中で椎間板ヘルニアについてお話しをしていきたいと思います。
◎椎間板ヘルニア
まず、椎間板とはコラーゲンを豊富に含む弾力性のある組織があり、椎骨同士の衝撃を吸収する役割があります。形は、円盤状で椎骨の中におさまっています。
・原因
椎間板に、何らかの衝撃や荷重が断続的に加わると柔らかい椎体が変性し、椎骨におさまっている状態から突出し椎間板ヘルニアが発症します。
発症には、遺伝や喫煙が関与している事もわかってきているようです。
年齢を重ねると、水分が失われて弾力性を失い、変性が起きる事で発症していきます。
・症状
椎間板ヘルニアは、頸椎・胸椎・腰椎のどこで起きるかで症状が全く違います。
頸椎ヘルニアだと、肩こりや背中の痛みが生じます。また、腕の痛みやだるさ、しびれ、脱力などの神経症状が生じ、特に上半身ですが下半身にもたまに症状が出る。
腰椎ヘルニアは、5つあるうちの4番.5番と5番.仙骨に生じることが多いです。
一般的には、片方のみが障害され、障害された方の足に神経の支配領域にしびれや痛み、脱力、感覚障害などが生じます。
2本ある神経根のうち、片方のみが障害され、障害された方にしびれや痛み、脱力、感覚障害などが生じます。
胸椎椎間板ヘルニアは、背中の痛み、脇腹の痛み、歩きにくさ・尿が出づらいなどの症状があります。特徴として、腕には出ず下肢にだけ症状が出てきます。
治療として、保存療法と手術療法の2種類があります。
保存療法は、薬や筋力増加や物理療法(電気等)や鍼灸治療などがあります。
手術療法は、症状が強くヘルニアが強く突出している場合に行うことが多いです。
ただ、手術をしたとしても再発する場合はあります。
最近では、スマホやパソコンで長時間同じ姿勢になっている患者様が多くいらっしゃいます。そうなると、筋力が低下や首や背中や腰に負担をかけてしまい、それが原因で椎間板ヘルニアになる方も少なくありません。
予防として、定期的に身体を動かす必要があります。
仕事などで難しい方も多いと思いますが、将来を考えると短時間でもいいので動かしていき、悪い状態が続かないようにしてもらえると自分の為になりますので、頑張って取り組みましょう。
それでも、辛い時は整形外科や整骨院などで治療する必要もあると思います。
悩んでいる時は、いつでも相談して下さい。
今回は、ヘルニアの中でも椎間板ヘルニアについてお話ししていきましたが、他にも色々な種類がありますので、少しだけでも覚えて頂き知識として使って嬉しいです。
読んでいただきありがとうございます。
今後もよろしくお願い致します。