むち打ち症

こんにちは!やっと陽射しが春らしくなってきましたね!

 

さて、今年の冬は雪が多く、あちこちで交通事故が多発していました。
自動車事故によるむち打ち症は年間30~40万件の発生といわれています。
むち打ち症は、正式には『頸椎捻挫』『外傷性頸部症候群』と言われています。

 

『むちうち症』の主な負傷原因は交通事故ですが、他にはスポーツや労災事故によって発生することもあります。

追突事故によって発生するむち打ち、頚椎捻挫は、衝撃速度が低いにもかかわらず発生する恐れがあります。ちなみに、衝突時のエネルギーの大きさは、質量×速度です。1トン前後の自動車が衝突すると、たとえ時速10キロ程度でも、転倒や人どうしの衝突に比べ数十倍の衝撃になります。
追突事故により頚椎が過度に後ろに持っていかれた後、次いでうなずくような、鞭のようにしなる動きとなることで、骨に異常はなく、頸周りの靭帯、椎間板、椎間関節、筋肉等の軟部組織のケガということになります。追突された場合では、不意をつかれることが多く首に大きな運動エネルギーが加わり、ダメージを大きくします。

 

首の痛みや不快感、首の動きが悪くなること以外にも、腕から手指の痛みやしびれ、脱力などの頚肩腕症状や、頭痛、めまい、耳鳴り、耳閉感、動悸、吐き気、顔面の紅潮、全身の倦怠感、集中困難など様々な症状を呈します。事故直後はあまり痛みを自覚していなくても、数カ月後、数日後に症状が出る場合もあります。これらの痛みは病院でレントゲンを撮っても原因を突き止めることが難しく、治療を施しても治療結果が著しくない場合もあります。また、雨が降る前に症状が強く出るなど天候に左右される場合も多く見られます。

治療は、受傷してすぐは痛みを和らげるために、電気治療やストレッチ、軽いマッサージ、また必要に応じて鍼灸治療も併用します。最初は軽いマッサージや電気治療をしていき、徐々に動きの悪くなった関節・筋肉への治療や、血行不良を改善するための治療を行っていきます。

 

『むちうち症』は治りにくいことが多く、患者さんや社会全体にとっても大きなデメリットとなっています。

では、どうして『むちうち症』は治りにくいのでしょうか。

首周り体の構造を確認しておきましょう。
頸椎は腰椎に比べかなり小さく貧弱です。さらに、上には大きな頭蓋骨が乗っています。骨格だけにするとかなり不安定な構造になっています。
また頭部の重さは5~6キログラムあり、これを支えるために、首・肩・背中・胸の筋肉は緊張を強いられています。
平常でも大きな負担がある首ですが、その周辺の筋肉・靭帯に『むちうち症』が発生し傷つくことにより、痛みが取れにくくなるのは当然のことです。

 

『むちうち症』で特徴的な症状の一つに『ストレートネック』があります。
事故の衝撃やその後に起きる痛みに反応し首の筋肉が収縮し、本来なら軽く前方にカーブしている頸椎がまっすぐになってしまいます。しなやかさを失った首は動きが悪くなり、筋肉も強い緊張が続き血行不良になり、さらに痛みが増します。
すると、その痛みに反応し、筋肉はさらに緊張していくという負のスパイラルに落ち込みます。

『むちうち症』が長期化すると、仕事・家庭内の人間関係に悪影響が出てくることがあります。さらに、損保会社や加害者との交渉が精神的ストレスとなり『うつ』状態に陥ってしまい、これが症状の長期化へつながることもあります。
これにより、PTSD(心的外傷後ストレス障害)が発症し、痛みを増加させることもあります。

脳脊髄液減少症の合併がある場合を除いて、『むちうち症』は整骨院の治療で改善します。

 

 

大切なのは、初期の対応です。事故にあってすぐには痛みがないから大丈夫と自己判断せず、保険やさんと相談しつつ、まずは病院や通いやすい治療院へ行き、ちゃんと治療することをお勧めします。
運動・ストレッチ、生活スタイルや姿勢の改善に取り組みつつ、根気よく治療を続けていきましょう。

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