こんにちは!げんきや整骨院矢巾西口です!

ジメジメとした天気が続いて、疲れの出やすい季節となってましたが、みなさん体調のほうはいか

がでしょうか?

ソファーでテレビを観ながら寝てしまって、起きたら首が回らない(寝違え)といった症状の人も多

い季節かもしれません。

というわけで、今回のテーマは寝違えをはじめとした【首の痛み】です。

『首の痛みの原因』

 

普段から首には大きな負担がかかっています。人の頭の重さは体重の10%ほどもあるた

め、例えば体重60キロの人であれば、毎日6キロもの重さを支えていることになるので

す。

 

首や骨(頸椎)はこの重みを支えながら、上下左右への動き・回転など、複雑な動きに対

応しています。しかし、加齢や運動不足などにより首の筋肉が弱ると、ちょっとしたこと

で筋を違えたり、筋肉のこわばりから痛みに発展したりしがちです。

 

多くの首の痛みは上記のタイプなので、生活習慣の見直しやトレーニングなどによって防

げます。

 

ただし、加齢によって頸椎そのものが老化し、すり減ることで発症する痛みもあります。

この場合、椎間板の損傷などにより、慢性的な痛みや痺れが出ることもあるので注意しま

しょう。

 

 

『首の痛みの主な原因3つ』

 

「急に首が痛くなった」、「朝起きたら首が痛む」というような場合、おもな原因は以下

の3つが考えられます。

  • ・寝違え
  • ・神経痛
  • ・捻挫

 

寝違えは、筋肉の緊張または軽度の肉離れが起きている状態です。長時間首を曲げて寝て

いると、首の筋肉が凝り固まってしまいます。起床時に凝り固まった首をいきなり動かす

ことで、痛みや違和感が生じることを、一般的に寝違えと呼んでいます。

 

また、枕を新調したときなどに、枕の高さが合っていないことで発症してしまう可能性も

あります。

 

神経痛は、頸椎付近が圧迫を受けていることによる痛みです。同じ姿勢を長時間取り続け

るなどすると、頸椎の神経の出口付近が圧迫され、痛みにつながります。普段から猫背の

人や姿勢が悪い人は、注意が必要です。また、ストレスで悪化する可能性もあります。

 

ただ、このような理由以外に、加齢が原因で頸椎症や頸椎椎間板ヘルニアを発症している

ケースも考えられます。

 

捻挫は、首や頭に衝撃を受け、筋肉・関節・骨・神経などが損傷してしまった状態です。

転倒や交通事故、激しいぶつかり合いのあるスポーツなどで生じ、「むち打ち」の俗称で

も知られています。

 

寝ているときに頭がのけぞっていた場合や、不意に後ろから押された場合に発症する痛み

も、捻挫の可能性があります。いわゆる「ぎっくり首」と呼ばれる症状は、頸椎の捻挫で

す。

 

『首が痛む場合の治し方の基本』

 

首に痛みが出た場合、基本は安静にすることが一番です。痛みがある部分を無理に動かし

たり回したりせず、楽な姿勢で様子を見ましょう。

 

腫れや熱感を感じる場合は、炎症が起きている状態なので、症状を抑えるために患部を冷

やします。冷感シートや保冷剤、湿布などを使うとよいでしょう。

腫れや熱感がない場合や、冷やすことで症状が軽くなった場合、冷えで滞った血流を改善

することで痛みが和らぐことがあります。蒸しタオルを使ったり、湯船に浸かったりして

患部を温めましょう。

 

ただ、温めるタイミングを間違えたり温めすぎたりすると、症状が悪化することもあるの

で注意が必要です。特に、傷めた当日はまだ炎症が十分に収まっていないことが多いので

気を付けましょう。

 

《寝違えの場合》

 

朝起きたら首が痛いという場合、寝違えの可能性があります。この場合も、まずは先述し

たような基本的な治し方で様子を見るとよいでしょう。

 

寝違えたと感じた場合、ストレッチやマッサージしたくなりがちですが、無理に行なうと

悪化する可能性があるため注意が必要です。マッサージは血行を良くするため、炎症が起

きているときに行なうと逆効果になります。

 

同じ理由で、痛みを我慢して自己流でストレッチするのも避けましょう。動かして治そう

とするのではなく、湿布や内服薬を用いて痛みを和らげて安静にするほうが、痛みの軽減

には有効と考えられます。

 

《神経痛の場合》

 

上を向くと首の後ろが痛む場合は、神経痛の可能性があります。神経痛の場合は、患部の

腫れや熱感の症状がないため、温めるケアを行ないます。

 

ストレートネック、スマホ首などと呼ばれる症状も、神経痛を誘発します。本来ゆるやか

なカーブを描いている頸椎が、スマートフォンの見過ぎなどによる姿勢の悪化で、まっす

ぐになってしまう症状です。ストレートネックになると頭の重みを分散して支えられず、

首の痛みにつながるのです。

 

このようなケースでは、姿勢を正して予防することが症状の改善につながります。適宜医

療機関にも相談しつつ改善を図るのがおすすめです。

 

《首の捻挫の場合》

 

首を捻挫したと考えられる場合、傷めた当日から2週間くらいまでは、症状が強くなって

いく傾向があります。

 

整形外科などで手に入る「頸椎カラー」と呼ばれる首を固定する装具や、テーピングで首

を固定して安静にし、湿布などを使って炎症を抑えるとよいでしょう。

 

頸椎カラーがない場合は、タオルやマフラーを首の周りに巻いて顎置きを作り、安定させ

るのもおすすめです。これにより、頭の重さを首以外に分散できるため、負担が軽くな

り、痛みが和らぐ可能性があります。

 

捻挫の発症初期段階では、筋肉の負担を最小限に抑えることがポイントです。ただ、2週

間以上経過して症状が落ち着いてきたら、動かせる範囲で動かすことも心がけましょう。

あまりにも動かさないでいると、筋肉のこわばりなどから痛みが長引く原因にもなりえま

す。

 

いずれにせよ、捻挫が疑われる場合は整形外科を受診し、自己判断しないことが原則で

す。

 

といった感じの【首の痛み】についてのお話でしたが、当院の【首の痛み】の治療として

は、急性の痛みに関しては、鍼治療や電療治療を慢性的な痛み、もしくは姿勢不良による

痛みに関しては、筋肉を緩める目的のマッサージ、姿勢矯正で根本的な原因の改善を図っ

ていくなど、患者様にあった治療を提案していきたいと思います。

 

【首の痛み】でお悩みの方はぜひ当院までお気軽にご相談ください。お待ちしております。

[ 2023年6月28日 ]

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