こんにちは!げんきや整骨院矢巾の田口です!
今日は足底筋膜炎についてご紹介していきます。
足底筋膜炎とは?
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、足の裏にある、踵(かかと)と足の指の付け根までを伸びている組織(足底腱膜)が炎症をおこし、痛みなどの症状が出る病気です。足底腱膜炎もしくは足底筋膜炎と呼ばれています。
足底腱膜は、アーチ状になっている足の『土踏まず』を支える重要な役割を担っており、足への衝撃を和らげるクッションの働きも担っています。
このクッション機能が低下し、足底腱膜に過剰なストレスが加わることで、足底腱膜と骨の付着部で炎症が起きます。足底腱膜が「固くなる」ことでうまく伸び縮みできずに足底腱膜がくっついている踵や親指の下あたりの筋肉などを無理に引っ張ることで筋肉に微細断裂(小さな傷)や組織の変性が生じるため、足底腱膜炎は腱付着部障害と言われています。
マラソンやハイキングなどのスポーツや長時間の立ち仕事などで、足の裏に負担をかけがちな人に多くみられます。
最近のジョギングやマラソンブームで患者は増えているとみられますが、スポーツをしない一般の人でも中高年には比較的多く生じます。
足底筋膜炎の原因
1. 強い衝撃を足に、繰り返し与えているスポーツなどをしている
2. 疲労の蓄積や、加齢
3. 足のアーチの高さが崩れている人
4. ふくらはぎやアキレス腱が硬い人
5. 新しく靴に替えた
などが主要な原因になります。
足底腱膜炎の治療方法
1.リハビリテーション
ステロイド注射のような即効性はありませんが、中・長期的に見るとリハビリによる治療が最も効果が高いです。痛みが起きたきっかけが無い方は、足底腱膜への負担が原因の一つなので、負担がかからない様にリハビリを行います。
特に、下肢後面の硬さ(柔軟性低下)や、足指の機能不全、偏平足などの足部の形態異常などを評価し、その人に合ったアプローチを行います。
必要に応じて、テーピングなどを行い患部の負担軽減を目指します。
2. インソール
お子様から大人の方まで、その方に合わせた完全オーダーメイド(一人一人足形を取り、足の特徴や癖に合わせる)を作成します。
インソール使用よって、足底部のアーチ形態を機能的、解剖的に補正して足部のアライメントを改善します。
また、疼痛が強い場合は足底部の衝撃を減らすような、工夫も行います。
3. 体外衝撃波治療
皮膚の上(体外)から非連続性の圧力波である衝撃波を照射する治療方法です。
スポーツ選手を中心に整形外科領域の腱付着部障害や骨性疾患において使用されている機器です。
手術と違い、傷跡が残らない、切らない治療のため副作用がほとんどありません。実施中は衝撃を加えるため、痛みも伴います。許容できる様に強度は調整します。
当院でも手技療法、物理(電気)療法などを中心に患者さんがより早く治る治療を提供しています!
お困りの際は是非ご相談ください!