こんにちは。げんきや接骨院矢巾西口
齊藤と高橋です
今回の投稿は「接骨院と整体院の違い」についてです
語感も似てますし、イマイチ違いがはっきりしないのではと思います
ただ、その実この2つにはハッキリとした違いがあるんです
今回その違いについて4つまとめました
～スタッフの資格～
接骨院に務めるには厚生労働省が実施する国家試験に合格する必要があります。
さらに国家試験を受験するにも養成学校でのカリキュラムを修める必要があり
最低でも3年は身体について勉強します
整体院に務めるのに資格は必要ありません。
「明日から整体院のセラピストになる！」
極端な話これでなれてしまいます
もっともそのような整体院はごく少数で
多くは民間の資格をとったり
保険施術を主としない国家資格所有が行っているのがほとんどです
～料金～
接骨院では健康保険が使用できます
割合によって多少差はありますが初診であっても
2000円あればお釣りが帰ってきます
整体院では健康保険は基本使えないため、
相場はピンキリですが
だいたい5000円前後が多く
10000円近く施術料を設定しているところもあれば
2000~3000円台で料金設定している所など
さまざまです
～そもそもの施術のルーツ～
接骨院で働く柔道整復師のルーツは
戦国時代、柔道のベースになった「柔術」
その中の相手を殺す方法の「殺法」
と相手を生かす医術、蘇生法の「活法」
そのうちの「活法」を用いて人を施術していた仕事が
時代に合わせて変化していって現在の
「柔道整復師」
と呼ばれています。
今でも学校によってはカリキュラムの中に
柔道を取り入れ黒帯を取得させる学校もあるくらいです
整体院で働くセラピストのルーツは
大正~昭和初期、西洋から流れてきた
オステオパシーという
筋肉、血流、内蔵、神経、リンパ等の異常を治せば自然治癒力が高まる
という考え方の元
他の民間療法を合わせて編み出した方法を
「整体術」と言い出したのがルーツ
今ではカイロプラクティックのような
背骨の歪みを整えるたり
姿勢矯正をするイメージが強いかもしれません
～現在の施術内容の違い～
接骨院では骨折、捻挫、脱臼、挫傷を主に
指圧などの手技療法
低周波を使った電気療法
アイシングや、ホットパックなどを使った罨法
包帯やテーピングを使った固定法
鍼灸整骨院として看板を出しているのならば
鍼や灸の使用も考慮して
施術プランを組み立てていくでしょう
整体院では決まった施術方法はありません
同じ整体院という看板を出していても
カイロプラクティックを専門にしていたり
エステのような慰安マッサージを行っていたり
整体院という同じ看板であっても
内容は全く違う施術だったというのが往々にして起こり得ます
しかしその分いろいろな施術法の研究をされているのも特徴といえるかもしれません
規制に縛られずに自由な施術であるため
個人にあった施術に巡り会える場合もあるでしょう
いかがだったでしょうか？
この4つの違いをまとめると
接骨院
・国家資格所有者が施術を行っている
・健康保険が使えて料金がきちんと決まっている
・日本での歴史が長く、伝統的な治療法、東洋寄り
・個人の差はあれど施術方法もだいたい決まっている
整体院
・だいたい民間資格者、あるいは無資格者が施術を行っている
・自費負担のため料金にバラツキがある
・整体の考え自体が割と最近のもので、明確な定義が定まってない、西洋寄り
・良くも悪くも施術に規制が厳しくない
となります
それぞれに良さがあり、どちらが良い悪いというものでもありません
接骨院で対応できる健康保険の範囲にも限界があったり
整体院で解決できて接骨院で解決できない症状もあります
大切なのは自分にあった施術に巡り会い
日々の生活をより豊かに過ごすことにあると思います
ここまで読んでいただきありがとうございました
あなたの良い選択ができる助けになれば幸いです
