こんにちは!
げんきやはりきゅう整骨院 矢巾院 です!
今回のテーマは「ヘルニア」です!
ヘルニアという言葉はよく聞くと思いますが、そもそもどういう病気なのか、症状についてや罹患するとどうなるのかについて詳しくお話していきます!
Q. ヘルニアとは?
A. 背骨の間のクッション材である「椎間板(ついかんばん)」が変形して飛び出し、神経を圧迫すること。
ヘルニアは主に整形外科で診断を行います。
その際、画像診断でヘルニアが確認されたとしても、それが即症状に結びつくとは限りません。
長い間無症状のまま、
ある日突然痛みを感じたり、あるいはヘルニアができてから約半年ぐらいの期間で痛みが治まるケースも少なくありません。
椎間板から「飛び出たもの」のことをヘルニアと呼びますが、実際は飛び出たものが神経に触っているかどうかが重要な点となってきます!!
Q. ヘルニアの症状は?
A. 椎間板ヘルニアでは、頚椎・胸椎・腰椎のどの部位にヘルニアが出たかによって症状が変わります。
頚椎では、首や肩、背中が痛かったり、腕にビリッとしびれを感じたり、場合によっては筋力の低下が生じることがあります。
手の指先にしびれが生じると、細かい作業(お箸を使う・洋服のボタンをかける等)がしにくくなります。
ひどい場合は、足がもつれたり等の歩行障害が出ることもあります。
胸椎ヘルニアは、体の構造上、頚椎や腰椎に比べるとあまりできることはありません。
胸椎では、上部胸椎か下位胸椎かでも症状が異なり、診断は複雑です。
下肢のしびれや皮膚感覚の低下、筋力の低下など脊髄神経が圧迫された際の神経症状がでたり、膀胱障害や下肢の神経反射の亢進がみられたりもする場合があります。
腰椎では、坐骨神経痛と言われる足のしびれや痛みがでます。
坐骨神経は腰のあたりから足の裏、爪先まで伸びている神経です。
その領域である腰の下部辺りから足に痛みやしびれを生じる症状のことを坐骨神経痛と呼びます。
電気が走ったような感じやビリビリとした感じなどとさまざまな表現で言われますが、お尻や足の側面、裏側、前面、足の指先のしびれなどヘルニアの出た場所によって症状も足の様々な場所に生じます。
👇 「坐骨神経痛について」のブログになります!
Q. ヘルニアになる原因は?
A. 椎間板ヘルニアの原因は、姿勢や動作によって椎間板に負荷がかかることにあります。
座る・立ったまま前かがみになるといった日常的な動作でも、体重の2.5倍の負荷がかかるとされており、椎間板ヘルニアはスポーツをする人だけでなく、誰にでも起こり得る疾患と言えます。
その他にも、加齢や遺伝等も椎間板ヘルニアの発症へと影響します。
○ ヘルニアになりやすい方
・猫背、反り腰など普段から姿勢の悪い方
・激しいスポーツをする方、していた方、
・30歳以上の方
・椎間板ヘルニアの家族歴がある方
・外傷(転倒、転落など)
・重労働の方
・過度なストレスを抱えている方
・喫煙している方
Q. ヘルニアは治るの?
A. 実は椎間板ヘルニアは、自然治癒することがあります。
飛び出した椎間板が、時間の経過によって吸収され、ヘルニアが解消されるケースです。
一方で、3カ月以上症状が続くようなケースでは、すでにヘルニアが神経を圧迫して炎症を起こしている可能性が高く、自然治癒は期待できません。
激しい痛み・しびれが出現した場合は、1度整形外科さんへ受診し、椎間板周囲の状態確認が必要となります。
Q. ヘルニア罹患中に効果のある運動は?
①ウォーキング👟
「毎日、時間をかけてゆっくりと」を目標にしたウォーキングをするのが有効です。
(最初は無理をせず、ご自身のペースで!)
背骨のバランスが整うだけでなく、持久力アップや心肺機能強化につながります。
できるだけ、アスファルトやコンクリートなどの硬い道ではなく、土の上を歩くことで、背骨や膝、足の裏にかかる負担を軽減することができます。
同様の理由で、シューズも、ウォーキング用・ジョギング用のものを選びましょう!
②水泳🏊
水泳では浮力が働くため、身体に無理な力をかけることなく、筋力や心肺機能を高める効果が期待できます。
「週に2~3回、20~30分」の水泳が理想的です。腰に痛みがある場合でも、取り組みやすい運動です。
全身をバランスよく鍛える泳法として、クロールや背泳ぎがおすすめです!
③自転車🚴
ペダルをこぐ動作は、お尻・下半身の筋力を強化するとともに、骨盤の角度の矯正が期待できます。
ペダルをこぐ際に膝が伸びきらないようにサドルの高さを調整するのがポイントです。
転倒などが心配な場合は、スポーツジム等のバイクがおすすめです!
④ストレッチ
自宅などで簡単に取り組めるのがストレッチです。運動経験の少ない人は、まずはストレッチから始めましょう。
反動をつけたり急激に動かしたりせず、自然な呼吸をしながら取り組むことが大切になります!
ここまでヘルニアについてお話してきましたが、
痛みがあるからといって、動かないのはよくありません!!
運動をしないと神経が走行している周りの筋肉が弱り、硬くなってしまいます。
痛みや痺れの程度にも寄りますが、上記の運動やストレッチで今ある筋肉量を維持していくことも重要となってきます!
鍼やお灸、ストレッチ等で伸ばした際に痛む部位の筋肉を柔らかくし、少しでも痛みにくい身体を作っていけたらと思っています!
げんきやはりきゅう整骨院 矢巾院では、
ヘルニアに効果が期待できる電気治療や鍼やお灸、ストレッチなどの施術も行っています!
症状でお困りの方はもちろん、長年の痛みの原因がヘルニアなのかな?と悩んでいる方は、お気軽にご相談ください!