こんにちは!げんきや整骨院矢巾西口です!雪も溶けてだいぶ春らしい季節になって
きましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今年の冬は、寒さが厳しくて道路がツルツルで交通事故が多発していたようですし、
雪も多かったので、スキーやスノーボードに行かれた方も多かったのではない
でしょうか?
今回のテーマは、交通事故やスキー、スノーボードの転倒などで起こりやすい、
そう…ムチウチです。
ムチウチは、正式な病名を外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)、
あるいは頸椎捻挫(けいついねんざ)、頸部挫傷(けいぶざしょう)と呼びます。
自動車事故やスポーツなどのアクシデントで、強い衝撃が首にかかることによって
生じます。
ムチウチは、主に頸部(首)に出現する症状を中心としますが、身体全体に不調が
認められることもあり、治療は長期間にわたる可能性もあります。
- ムチウチの症状
ムチウチの症状は、偶発的な衝突などに見舞われた際、出現するものです。事故などに
遭遇した瞬間、身体は防衛本能がはたらくこともあって緊張と興奮状態にあります。
直後では症状が出なくても、12時間から48時間以上経過してあらわれることも多々
あります。
とくに症状が出なくても、すぐ整形外科医院で検査を受けるのが賢明です。
〈主な症状〉
・首がまわらない、動かすと痛みを感じる、激痛がする
・頭痛がする、頭がぼんやりする、外傷はないのにズキズキする
・倦怠感、疲労感がある
・吐き気、嘔吐、めまいがする
・肩甲骨や背骨の周辺が痛い
- ムチウチの原因
ムチウチの原因として直接的なことは、自動車での追突事故やスポーツによる障害、
仕事中の災害といったアクシデントによるものが大多数を占めます。
またレントゲンなどの画像診断で異常が認められず、ご自身でも「とくに思い当たる
節がない」というように、原因が特定できないことも少なくありません。
- ムチウチの治療
ムチウチの治療では、症状の程度にかかわらず、速やかに専門の整形外科医院などで
診てもらうことが重要です。
ムチウチは遅れて症状が出てきたり、また後遺症となるケースもありますので、安易に
自己判断しないようにしましょう。
ムチウチの治療では、症状が出始めた初期のうちと時間が経過してきた頃とでは、対処法
も変えていきます。
(1)初期の治療法
損傷を受けたばかりの時期は、患部で炎症が起きている可能性が高いと思われます。
マッサージをするなど手を加えることはせず、とにかく安静を保つことが肝心です。
消炎鎮痛剤を服用する、あるいは患部を冷やすなど症状の程度にふさわしい方法を
選びます。
首を固定するための「頸椎カラー」というコルセット様のものがあります。
装着すると、首が安定し負担が軽減できます。ただ長期間に渡って使用すると
筋力の低下をまねくおそれがありますので、症状が落ち着いてきたら外しましょう。
(2)症状が落ち着いた頃の治療法
時間が経過するにつれ、症状も変化していきます。痛みの質も激痛から鈍痛へ、
また身体全体の倦怠感なども出てきます。炎症が治まってきたら、今度は温めて血行を
促すことが有効となります。
患部を直接、ホットタオルなどで温める方法や、ぬるめのお湯に時間をかけて入浴
するのもよいでしょう。負担のないレベルで、ラジオ体操の「首の運動」のような、
ゆっくりまわす、左右に傾けて起こす、といった緩慢な運動で血行も改善できます。
当院では、急性期では超音波の治療や高電圧(ハイボルト)の治療、または鍼治療などで
痛みや炎症を抑える治療を、痛みが落ち着いてきたら、手技療法で痛みによって
固まった筋肉を緩めるといった治療を行っております。ムチウチの症状でお困りの方は、
ぜひ当院までご連絡ください!