こんにちは!げんきや整骨院矢巾です
ゴールデンウィークも終わってしまい、またいつもの生活が始まりましたね。
リズムが崩れて体調を悪くしないように皆さん気をつけて生活していきましょう!
さて、今回はお休み中にスマホを長時間触っていた方や連休前に頑張ってパソコン作業を
片付けた方に起こりやすい「腱鞘炎」についてお話しさせていただきます。
①腱鞘炎とは?
腱鞘炎(けんしょうえん)とは、骨と筋肉をつないでいる“腱”と、腱を包む“腱鞘”が
擦(こす)れ合うことで炎症が起こる病気のことです。
②どんな人に起こりやすい?
腱鞘炎は主に手指を使いすぎることによって発症するため、特に動きが多い手首や指など
の場所に発症することが多いといわれています。代表的なものでは、パソコンやスマホ
などで親指を使い過ぎることが原因の“ドケルバン病”、手指の使いすぎで腱鞘炎が進行
した状態の“ばね指”などが挙げられます。
また、腱鞘炎は特に手首や指を酷使していない場合にもよく見られることから、加齢に
伴い腱鞘が硬くなることや女性ホルモンのバランスの変化なども発症に関与しているので
はないかと考えられています。
③治療の仕方
ドケルバン病では母指をできるだけ動かさないよう注意しますが、ばね指の場合には初期
には指を反らすようにストレッチを行います。基本的には痛みに対する鎮痛剤や湿布、
超音波などが使用されますが、症状が強い場合には腱鞘の内部に炎症を抑える薬を直接
注射する治療が行われます。
多くは次第に症状が改善しますが、重症の場合や改善しない場合は、炎症を起こして
狭窄した腱鞘を切り開いて腱との摩擦を防ぐ手術を行う必要があります。
また、腫瘍が原因の場合は、根本的な治療として腫瘍を切除して腱鞘への圧迫を解除する
手術が行われます。
④予防方法
腱鞘炎は指や手首を酷使することによって引き起こされます。そのため、腱鞘炎を予防
するには、長時間手首や指を酷使する作業を避ける、手首や指のだるさを感じたら作業を
やめるなどの対策が必要です。
手を使って痛みを感じている方、これから腱鞘炎になってしまいそうな方はたくさん
いるはずです!酷くなる前に早めの治療をしましょうね!