こんにちは!げんきやはりきゅう整骨院 矢巾院です。
今年も残り2か月とちょっととなり、寒さも厳しくなってまいりました。
そんな季節柄、気候や忙しさから体調を崩したりはしていませんか?
今回はこれからの季節気をつけたい体調不良の1つである「頭痛」についてお話します。
さて、一口に頭痛と云っても原因が体の内側にあるか外側にあるかで対処法が違ってきます。
薬を飲めばいいかな?
それとも病院を受診すべき?
薬が効かない場合は・・・?
などなど、頭痛にどう対処するか、まずは自分の頭痛の原因を探ってみましょう。
~体の内側に原因がある場合~
①ウイルスや細菌などに負ける
風邪やインフルエンザなどに罹った場合です。咳や悪寒、熱などの諸症状も随伴するので、自分でも原因が判断しやすいパターンだと思います。
対処方法は簡単、体を冷やさないよう暖かくして水分・栄養補給をし、薬を飲んで睡眠を取る事です。
2~3日で治らない、または高熱が出る場合は病院を受診し、薬を処方してもらうことをお勧めします。
市販薬で治るなら軽症ですが、3日以上治らない場合は体力の消耗、気管支炎への悪化など自力で治し辛くなってしまいます。
もうちょっと・・・と様子を見るとしても、1週間経っても治らない場合は早めに受診しましょう。
②片頭痛
実ははっきりとこれが原因!と特定されていない疾患です。一般的に気圧の変化、ストレスや疲労、生活習慣の乱れや性ホルモンの影響で顔の感覚を脳に伝える三叉神経に炎症が起こったり、血管の急激な拡張による血流の振動が頭に響いて痛みを感じると云われています。
片頭痛が起きる前に予兆がある人もいますが、予兆がない人もいるので、自分が本当に片頭痛なのかどうかはお医者さんに診断してもらう必要があります(場合によっては別の病気が隠れていることも…)。
症状は片側あるいは両方のこめかみ~目の辺りにかけて、ズキズキと脈打つような痛みが出ます。①と違い、片頭痛は周期的に起こりやすいのが特徴で、動いたり温めたりすると痛みが悪化しやすいです。
対処方法は安静にし、痛む部分を冷やしたり、薬を飲んで痛みを抑えます。市販薬でも構いませんが、痛む頻度が前より増える、痛みが前よりひどくなっている、など悪化の兆候が見られる場合はお医者さんに薬を処方してもらいましょう。
③脳腫瘍・脳出血など
上記2つと違い、すぐに病院へかからなければならない頭痛です。
痛みが強いのが特徴で、市販薬で痛みが治まらず、高熱や吐き気、手足のしびれやふるえ、ろれつが回らないなど、随伴症状がいつもの頭痛と違うなと感じたらすぐさま病院へ行きましょう。
また、本人がおかしいと気づかない場合もあるので、頭が痛いと云っている人がいて、その上行動や様子がおかしいと感じたら、すぐに病院へ連れて行ってあげてください。生死に関わります。
~体の外側に原因がある場合~
筋緊張性頭痛という言葉を聞いたことはありますか?名前の通り、筋肉の緊張が原因となって起こる頭痛です。
お医者さんに行っても病気じゃないですねと診断されたり、肩こりが原因の頭痛ですよと言われる場合がこの頭痛です。
症状は肩や首の筋肉が緊張することで頭部の筋肉もつられて緊張し、神経や血管が圧迫されて頭が締め付けられるように痛みます。
対処方法は薬で痛みを抑えるだけでなく、マッサージや体操などで筋肉を緩め、血行を改善する必要があります。お風呂で体を温めることも有効です。薬を飲んでも一時しのぎにはなりますが、筋肉の緊張が取れないままだとまた痛くなるからです。
当院では鍼灸や手技療法で筋緊張性頭痛を緩和・改善することが出来ますので、頭が痛くて困っているという方は是非ご相談ください。
さて、体の内側と外側に分けて頭痛の原因と対処法についてお話ししましたが、新型コロナのこともあり、頭が痛くても病院への受診がためらわれるということもあるかと思います。
③に当てはまる場合はすぐの受診を、①~②の場合は3日以上頭痛が続くなら熱の有無、いつからどんな症状が出ているかなどを病院へ電話で説明して受診可能かの確認など、早めの対処していきましょう。
筋緊張性頭痛なら当院でも対応が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
頭痛は我慢せず、早めに治して寒い季節を乗り切っていきましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。