こんにちはげんきや鍼灸整骨院です。
気温も下がり始め、年末年始も近づいてくる時期に
なってきましたがいかがお過ごしでしたでしょうか?
今回は変形性股関節症についてお話ししていきたいと思います。
(変形性股関節症とは?)
股関節の関節軟骨がなんらかの原因によって損傷し
股関節の変形が起き、炎症、痛みが発生したりする
疾患です。
(原因)
変形性股関節症の原因によって大きく2つに分けられていきます。
一次性変形性股関節症
「加齢、体重増加、スポーツなどによる過負荷などに
よって起きてきます。」
二次性変形性股関節症
「なんらかの病気やケガが原因に発生してしまう
中でも先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全が約90%
と言われています。」
(どんな症状?)
主な症状は関節の痛みと機能障害(関節の動きの制限)
が起きてきます。
症状は4つの段階に分かれて進行して行きます
⓵前期股関節症
股関節形成には異常が見られているが
関節軟骨が保てるため痛みはないが
人によっては長時間歩いたりした後に
足のだるさ、疲れやすいと感じたりすることも
あります
⓶初期股関節症
初期には関節軟骨がすり減り初め、股関節の隙間が
狭くなったり軟骨と接している骨が固くなって
きたりします。
この時期には歩き始めや、立ち上がりに
足の付け根、太もも、お尻にかけて痛みを感じたり
してもします。又股関節の神経は膝にもつながって
いますので膝の痛みも出てきたりします。
⓷進行期股関節症
関節軟骨が広範囲にすり減り、骨の隙間が明らかに
狭くなってきます。股関節の固くなった骨に空洞が
できたり、骨に出っ張りが発生して変形が進行して
痛みが強くなり長時間の歩行や立っているのが
つらくなってきます。
関節の可動域も狭くなってくるためしゃがみ動作、
爪を切るなどが難しくなってきます。
⓸末期股関節症
関節軟骨が無くなり骨同士の隙間が完全に無くなり
ます。骨同士が接してくるため強い痛みが起きて
日常生活に影響を及ぼしてきます。
進行度によっては安静時の痛みが出現する場合が
あります。
末期の治療としては人工股関節置換術を行います
(やってはいけないことなどは?)
⓵股関節を内側にひねる姿勢
股関節を曲げて膝を内側に入れる動作は
やってはいけない禁忌肢位になります!
あぐら、正座は股関節に負担がかかりますので
地べたではなくイスに座るようにしましょう
⓶しゃがみ姿勢
和式トイレの利用やズボンや靴下の着替えなどでも
股関節に負担がかかってしまいます!
洋式トイレの利用、着替えをする際の体制には
十分に注意して行っていきましょう
⓷無理な姿勢やストレッチ
無理な姿勢や行うストレッチはかえって股関節に
負荷をかけてしまいますので
気を付けましょう!
ストレッチを行う際には軽いストレッチから始めて
強すぎることがないようにしていきましょう
最後に
気温も下がり体調にも影響が出やすい時期になって
おりますのでお身体に気をつけください
身体の痛みなど身体のことで
気になることがございましたら
ぜひ一度ご連絡をお願い致します。
スタッフ一同ご連絡お待ちしております。