こんにちは!げんきやはり灸整骨院 矢巾です!
今年は大雪で雪かきをする回数が多く、腰痛・肩こりに悩まされている方がたくさんいます。
その中でも日常生活に支障をきたす腰痛、『ぎっくり腰』について今回はお話しします。
知っているようで意外と知らない、ぎっくり腰になった時にやった方が良いこと・悪いことを知って、いざという時に備えましょう!
まずはぎっくり腰になった時の対処法から!
最初にやった方が良いこと:冷やす! ⇔ 悪いこと:温める!
ぎっくり腰は筋肉に負荷がかかり、筋繊維あるいは筋膜(筋肉を包む膜)が傷つき、炎症を起こした状態です。そこを使わないようにと、体から警告として痛みの物質と熱感が出ます。
このため動いても痛いし、動かなくてもジワジワ痛い腰になります。
痛みを抑えるには冷やすのがベスト!タオルに包んだアイスノンを患部にあてましょう。
5分前後で痛みが落ち着いてきたら外します。あてっぱなしは血行不良になるので、注意してください。
安静状態で冷やすなら短時間アイスノンをあてる、仕事などで動かなくてはいけない場合は消炎鎮痛剤入りの湿布または冷感湿布がお勧めです。
逆に温めるとどうなるか、炎症が広がり痛みが増すので、最悪痛みで動けなくなります。
ぎっくり腰になった日から、3日間は炎症のため痛みが感じやすい期間なので、お風呂はさっとシャワーのみにして、湯船に浸かるのはお休みしてください。
次は冷やした後はどうするか。
良いこと:整骨院または鍼灸院に治療に行く ⇔ 悪いこと:数日自宅で様子を見る
ぎっくり腰は早く治療をすれば治りが早く、動くのも楽になります。痛いけど、そのうち治るだろうと自己判断で甘く見ていると少し良くなったころにまたぎっくり腰になり、結局時間が経ってもなかなか治らず治療院に行く、という方が多いです。
その人の状態に合わせた治療、早期手当てがぎっくり腰を長引かせず、早く体が楽になりますので、我慢せずに治療に行きましょう。
さて、治療院へ行くには動かなければなりません。次は動く時の注意点です。
良いこと:膝や手を使う ⇔ 悪いこと:腰を使う
これだけだとどういうこと?と思われる方が大半かと思います。
具体例をあげてみると、まず出かける際には靴を履きますが、この時前屈みになって靴を履こうとする方が多いかと思います。前屈みという動作は、主に腰の筋肉を使います。
靴を履く、椅子に座る、立ち上がる、下に落ちた物を拾うなど、普段意識していませんが腰だけ曲げて行っている動作が痛みでやり辛くなります。
ぎっくり腰の時は、なるべく腰に負荷をかけずに動きたいので、その場合は膝と手を駆使します。靴を履く時はしゃがんで片方ずつ履く、椅子に座る時は何かに捕まりながら膝をゆっくりと曲げて腰を落とす、立ち上がる時は膝に重心をかけて…というように、腰以外に頑張ってもらいます。
上記以外にこういう動きをしたいけれど、どうすれば腰に負担かけずに動けるか、という質問がある方は、治療を受けている院の先生にご相談ください。ご自身の体の状態に合わせてお答えいただけると思います。
さて、余談ですが腰痛コルセットはあった方がいいのか?という質問を初めてぎっくり腰をした方からよくいただきます。
数日自宅で安静に出来る、という方なら無くても良いかと思います。
逆に治療した後仕事に戻ります、という方ならあった方が良いと思います。仕事中は患部を湿布で冷やしつつ動くことになりますので、仕事内容にもよりますが腰は大体痛みます。
そのため痛みを悪化させないために、補助として腰痛コルセットをした方が何もない時より動いていて楽なのでお勧めです。
ぎっくり腰の痛みが強い時:日中は腰痛コルセットをつけ、寝る時のみ外す
痛みが減ってきた:仕事中はコルセットをつけて、家では外す
ほぼ痛みがなくなってきた:仕事の時も外してみて、痛みが出ないか確認する
最終的には腰痛コルセット無しでも一日大丈夫!というところまでいければ一安心です。
注意点は痛みが減ってきた頃、またぶり返すのか怖いからと治りきるまでコルセットを着けっぱなしにする方がいます。
腰痛コルセットは痛みで使いづらい腰の筋肉の代わりをしてくれているので、着けっぱなしだと腰の筋肉が弱くなります。筋力が低下するとコルセットを外した後も疲れやすくなったり、またぎっくり腰をしやすくなったりして、いつもコルセットをしてないと不安・・・という状態になってしまいがちです。
痛みの具合を見ながら、徐々に自分の筋肉を使うようにコルセット離れをしていきましょう!
ぎっくり腰は早めの治療が効果的です。
体の痛みで困ったときは、是非当院へご相談ください。治療から日常での注意事項、その後の予防についてまで、皆様の体に合わせてお答えいたします!