こんにちは!げんきや整骨院矢巾です!
暑さと寒さが交互にきて体調を崩しやすい日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
高校球児達の熱い戦いが終わり、次のシーズンへの準備が大切な時期になりますね。
さて、今回のテーマは高校球児達はもちろん、立ち仕事の方や主婦の方にも多い「足底腱膜炎」のご紹介です!
走っていると足底(足裏)が痛む。こんな経験はありませんか? その痛みの原因は、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)かもしれません。足底腱膜炎は、ランナーに多く見られるスポーツ障害です。一時的によくなっても繰り返すことが多く、走れば走るほど足底の痛みが強くなるといわれています。
当院にも幅広い年齢層の方々に通院いただいていますが、よく見る症状の1つですね!
足底腱膜とは?
足底腱膜炎は、足のアーチ構造を支える足底腱膜が炎症を起こし、小さな断裂を繰り返している状態です。 かかとや足底が地面に着地した際に、足底腱膜が伸ばされて痛みを感じます。
足底腱膜炎の症状
歩いていたり走っていたり、かかとや足底が地面に着地した際に、足底腱膜が伸ばされて痛みを感じます。
足底腱膜炎が起こると、「朝起きてからの最初の一歩が激しく痛む」「急に歩きだすと痛む」といった症状がみられるようになります。慢性化すると、足底腱膜にかかとの骨が引っ張られ骨棘(こつきょく)と呼ばれるトゲのような突起ができて、さらに痛みが増すことがあります。
足底腱膜炎の原因
ランニングやジャンプ動作などで、荷重による衝撃(圧迫力)と強く引っ張られる力(牽引力)の両方が繰り返されると、足底腱膜に大きな負荷が集中して、小さな断裂や炎症が起こりやすくなります。
足底腱膜炎になる要因としては、スポーツによるオーバーユース(使いすぎ)をはじめ、長時間の歩行や立ち仕事、不適切なシューズの使用、硬い路面でのトレーニング、足の筋力不足や柔軟性の低下、足の形の変形(扁平足や外反母趾)などが挙げられます。
とくに外反母趾(がいはんぼし)は、足底腱膜炎と同じく、足のアーチ構造の崩れによって生じます。縦アーチが崩れる足底腱膜炎に対して、外反母趾では横アーチが崩れてしまっている状態です。外反母趾で横アーチを保持できなくなると、だんだん縦アーチも低下して足底腱膜炎を併発する場合があります。
足底腱膜炎になりやすい人
足底腱膜炎は、一般的に次のような人がなりやすいといわれています。足底の痛みを未然に防ぐには、リスク因子をできるだけ減らすことが大切です。
足底腱膜炎になりやすいタイプ
- 陸上競技やサッカー、バレーボール、バスケットボールなど、ランニングやジャンプなどの踏み込む動作が多いスポーツをしている人
- 硬いグラウンドやアスファルトの上で練習をしている人
- 長時間の立ち仕事をしている人
- ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の柔軟性が低下している人
- 足の筋力が落ちている人
- 扁平足(足底のアーチがない)もしくは土踏まずが高すぎる(ハイアーチ)の人
- 体重が増えた人、肥満の人
- クッション性の低い靴を使っている人
足底腱膜炎を予防するには
足底腱膜炎は、日頃からしかるべき対策を講じることで予防できる疾患です。次のような予防策を取り入れてみましょう。
1. 練習量をコントロールする
過度のスポーツによるオーバーユースが原因の場合、練習量を少なく調整する必要があります。監督やコーチと相談して、練習メニューを量よりも質に転換させることを意識しましょう。すでに炎症を起こしている場合は、休養をとることが最善策です。痛みが治まるまでは安静にしてください。
2. 足の筋肉と柔軟性を高める
足の筋力や柔軟性が低下すると、足底腱膜に強い牽引力(引っ張られるストレス)がかかり、炎症を起こしやすくなります。足底やふくらはぎの筋肉のストレッチやトレーニングをとりいれ、筋力と柔軟性アップを目指しましょう。
3. クッション性のあるシューズを選ぶ
かかとが薄すぎるシューズは、着地時の衝撃が足にダイレクトに伝わります。大切な足を守るため、衝撃を吸収するクッション性に優れたシューズを選びましょう。扁平足やハイアーチなど、アーチに変形がある人は、インソール(中敷き)の使用が効果的です。
4. テーピングをする
足底のアーチ構造が崩れると、地面からの衝撃をうまく吸収できなくなるので、足底腱膜炎になりやすい傾向があります。テーピングでアーチを作ることで、クッション機能をサポートする効果が期待できます。
足底腱膜炎は日々のケアがとても大切になります。お困りの際は当院にお気軽にご相談ください!