『変形性股関節症』について

今年最後12月のブログのテーマは、変形性股関節症(OA)について書いていきたいと思います。

まず、どんな症状かを説明すると、骨盤と大腿骨の間にある軟骨がすり減り炎症と痛みを発症させ、それにより関節を変形させてしまう病気であると定義されています。

つまり関節の間にあるクッションが徐々に機能を失って起こる病気ということですね!

では、どんな人がなりやすいのでしょうか?

原因としては様々ありますが、日本で多い症例としては骨盤臼蓋が大腿骨頭の接続部分をきちんと覆っていない状態(臼蓋形成不全)が加齢とともに進行して発症が多いケースとされています。

変形性股関節症の8割の人が乳幼児期に股関節の発育が良くなかった人が多いというデータもあります。何故かというと、股関節は球関節といういろんな方向に関節が動く多軸関節という関節です。球関節は関節窩と呼ばれるお椀みたいなくぼみに骨頭がはまり関節を形成しています。このお椀の部分が乳幼児期の発育の悪さで浅くなり負担が大きくなり炎症や痛みがででくるというプロセスとなっています。

初期症状として立ち上がり時や歩き始めの痛みが出た場合は、関節の軟骨がすり減り始めと考えていいと思います。

日本人口の120~510万人のOAの症状を持つ方がいるといわれ男女比では、男性が2%、女性が2~7.5%と女性の方が変形性関節症が多いというデータもあります。

治療法としては、大きく分類して4つあります。

1つ目として関節の負担を軽減させる『生活改善指導』

2つ目は、関節の動きを良くしてROMを上げる『運動療法』

3つ目は、炎症症状を抑える『薬物療法』

最後4つ目は、進行して前述の3つでは効果が得られない状態で行われる『手術』となります。

変形性の初期であれば、前の3つで改善すると考えられています。

この場合スポーツも気を付けなければいけません。

跳んだり走ったりが多いスポーツ、具体的にはバレーボールやサッカー、バスケットボールなどハードスポーツは活動を制限して治療に専念することが大切です。

治療によって痛みが軽減、消失しても1~3ヵ月に1度の定期の継続治療によってADLが改善しQOLの向上に繋がります。

最後に予防について書いていきます。

変形性股関節症の予防の原則として、股関節に掛かる負担を減らす事が挙げられます。

例えば和式のトイレを使わない。

体重が重い人は体重減少を心がけた生活を送る。

弾力性のある靴選びや杖、カートなどで重さをコントロールするなどを意識を持って行うと発症のリスクを抑えられるでしょう!

股関節は人間が生きていくうえで大切な関節です。

歩くにも座ったり、立ったりするにも重要となります。

日ごろから予防を心掛けて健康に過ごしていきましょう!

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