東洋医学の知恵で支える産後の健やかさ:生命力を養い、お身体の軸を整える

3月、柔らかな春の光が差し込み、木々の芽吹きに新しい季節の始まりを感じる時期となりました。

おはようございますげんきや接骨院、鍼灸院、富沢院です。新しい命を迎え、日々お子様のお世話に励んでいらっしゃるお母様方にとって、この春の訪れが心身ともに健やかな再出発の機会となるよう、今回は東洋医学的な視点から産後のお身体の状態とケアの重要性についてお話しさせていただきます。

出産という節目と「気血」の消耗

東洋医学において、人間のお身体は「気(き)」「血(けつ)」「津液、水すい)」という3つの要素が絶妙なバランスで巡ることによって健康が維持されていると考えられています。

生命力の貯蔵庫「腎」と骨盤の関わり

腰部は東洋医学において「腎(じん)の府」と呼ばれ、生命エネルギーの源である「腎」と密接な関わりを持っています。「腎」は骨の健康や生殖機能を司る臓器であり、妊娠から出産にかけて多大なエネルギーを消費します。

産後に腰周りの不安定さや違和感を覚えるのは、この「腎」の力が一時的に低下しているサインであると解釈できます。骨盤というお身体の土台が不安定になることは、エネルギーの貯蔵庫が揺らいでいる状態とも言えるのです。

この時期に適切な調整を行うことは、単に骨格を整えるだけでなく、低下した「腎」の力を補い、将来にわたる健やかなお身体の基盤を作ることに繋がります。

巡りを妨げる「瘀血」の影響

産後のお身体において、もう一つ注意すべきなのが「瘀血(おけつ)」という状態です。これは血の巡りが滞り、古い血液がお身体の中に留まってしまう現象を指します。

出産時に排出しきれなかったものがお身体に停滞すると、それが巡りを阻害し、特定の部位に強固な強張りや不快感を生じさせる要因となります。特にお身体の要である骨盤周辺にこの滞りが生じると、お身体が本来持っている「自らを整える力」が十分に発揮できなくなることが考えられます。鍼灸や手技によるアプローチは、こうした微細な滞りを丁寧に取り除き、清らかな巡りを取り戻すサポートをいたします。

負荷の蓄積がもたらすお身体への影響

育児という慣れない生活の中で、お母様のお身体には過度な疲労が蓄積されがちです。このように過度な疲労が蓄積されると、お身体を支える「気」が減少し、骨盤を正しい位置で保持する力が弱まることで、姿勢の乱れが固定化される原因となります。

また、精神的な負荷、いわゆるストレスがかかり続けることにより、気の巡りを調整する「肝(かん)」の働きが停滞します。気が滞ることで筋肉が不自然に緊張し、お身体が常にこわばった状態になるため、良質な休息が妨げられ、さらにお身体の回復を遅らせるという悪循環を招くことが推測されます。当施設では、こうした心身の繋がりを重視し、患者様がリラックスできる環境でお身体を整えることを大切にしています。

産後の女性ホルモン分泌量の急激な低下など、ホルモンバランスの乱れの影響が強いようなら、「腎陰虚(じんいんきょ)」証です。陰は陰液のことで、人体の構成成分のうち、血・津液・精を指します。この腎の陰液(腎陰)が不足している体質が、腎陰虚です。出産によって腎陰を消耗すると、この証になります。この証の場合は、腎陰を補う漢方薬で産後の不調を治します。 無気力、やる気の低下、疲労、倦怠感などの症状が見られるなら、「気虚(ききょ)」証です。気の量が不足し、作用が低下している体質です。妊娠、出産、育児により気を大量に消耗し、この証になると、疲労、倦怠感などの不調が生じます。気を補う漢方薬で、産後の体調不良から回復させていきます。 うつ状態や不安感、いらいら、落ち込みなどが見られるようなら、「気滞(きたい)」証です。気機(気の流れ)が鬱滞している体質です。産後の環境変化や育児のプレッシャーにより、気の流れが滞ると、この証になり、憂鬱感などの症状が表れます。気の流れを促進する漢方薬で、産後の体調不良を治療します。 疲れやすい、顔色が悪い、などの症状が認められる場合は、「血虚(けっきょ)」証です。血の滋養作用が弱い体質です。妊娠、出産、授乳により血を失い、この証になると、産後の不調が生じます。血を補う漢方薬で、産後の体調不良からの回復を進めます。 気虚と血虚の両方の症状が見られる場合は、「気血両虚(きけつりょうきょ)」証です。妊娠、出産、育児、授乳によって失われた気血を漢方薬で補うことにより、産後の体調不良の治療を進めます。 子宮周辺の痛みや、妊娠前の病気の悪化や再発が見られるようなら、多くの場合、「瘀血」証です。血の流れが鬱滞しやすい体質です。出産に伴い骨盤内の血行障害が残ることにより、この証になります。血の流れを促進する漢方薬で血瘀を除去し、産後の不調を治療します。悪露を出し切ったり、子宮収縮を促進したりする働きもあります。

げんきや接骨院、鍼灸院における東洋医学的アプローチ当施設では、国家資格を保有する専門家が、患者様お一人おひとりの「証(あかし)」、つまり現在のお身体の状態を詳細に確認いたします。

鍼灸によるエネルギーの補填

不足している「気」や「血」を補い、巡りを整えるための特定の部位に刺激を与えます。お身体の内側から温もりが広がり、自然な回復を促す環境を整えます。

手技による構造と巡りの調整

無理な力を加えず、お身体のバランスを優しく整えることで、経絡(けいらく)の流れをスムーズにします。骨盤を本来の位置へ導くことは、エネルギーの通り道を掃除することと同義です。

健やかな毎日を維持するための養生法

施設での施術に加え、ご自宅で行える東洋医学的なケアも推奨されます。お身体を冷やさない「血」は温まると巡り、冷えると滞る性質があります。特に足首や腰周りは常に温かく保つことが、産後の回復を早める一助となります。

深い呼吸を心がける忙しい合間に一度立ち止まり、深く息を吐き出すことで、滞った「気」を流し、精神的な落ち着きを取り戻すことができます。

結びに産後のお身体を整えることは、お母様ご自身のこれからの人生を豊かにするだけでなく、お子様を健やかに育むための大切なエネルギーを蓄えることにも繋がります。東洋医学の深い知恵と、確かな技術に基づいた施術を通じて、皆様が笑顔で毎日を過ごせるよう全力でサポートさせていただきます。お身体の些細な違和感や、なかなか抜けない重だるさなど、どのようなお悩みでも構いません。皆様の健康を支えるパートナーとして、ご来院を心よりお待ちしております。

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