こんにちは!げんきや接骨院 竹の塚です!まだまだ暑さが収まりそうにありませんね・・・
熱中症に気を付けて水分補給や体を冷やすように気を付けましょう!
さて今日は『脊柱管狭窄症』についてのお話です!
【脊柱管狭窄症とは】
まず脊椎は椎体と椎間板、それを補強する靭帯で構成されていて、その中に神経の通り道である脊柱管が通ります。
この脊柱管が何らかの原因によって狭窄されることによって中を通る神経を圧迫し、様々な神経症状を引き起こしてしまうものを脊柱管狭窄症と呼びます。
背骨には三か所にS字のカーブしている部位があり、この場所は神経の通り道が狭くなっていて、なんらかの影響で特に狭窄されやすい場所になっています。
その場所とは頸部、胸部、腰部であり狭窄が強い部位によって出てくる症状が変わってきます。例として手足の痛みや痺れ、歩行障害、排尿障害などなど・・・。
特に腰部と頸部に好発し、腰部狭窄症の症状で有名なものに座骨神経痛があります。
【脊柱管狭窄症の症状】
脊柱管狭窄症には様々な症状がみられます。中高年の男性に多いといわれており、主に腰、お尻から太ももの裏側、ふくらはぎから足にかけてのしびれ感。腰部の重だるさ、軽度から重度の腰痛、特徴的なのが立位や歩行時に前記の症状が現れ少ししゃがんだり座ったりして休憩すると症状が軽減する間欠性跛行です。
この症状は寝ている際や座っている際に症状は出現せず、動いたり自転車に乗ることが困難になりますが、カートなどを押していると楽に歩けるのが特徴的です。
この間欠性跛行は狭窄症以外に閉塞性動脈硬化症でもみられ、この二つを鑑別する方法として、動脈硬化症はふくらはぎから下、片側性にあらわれる事が多いのに対し、腰部狭窄症は両側性でおしりから足全体に痺れ、痛みが現れるという違いがあります。
【脊柱管狭窄症と類似の病気】
■椎間板ヘルニア:椎間板の中にある髄核が飛び出し、それが神経を圧迫して痛みや痺れが出現する病態です。狭窄症に比べて好発年齢が低く、20代から40代に好発するといわれています。普段の姿勢や動作、遺伝などがリスクであり、座る、立ったまま前かがみになるなどの動きを繰り返すことで椎間板ヘルニアになりやすいといわれています。
■糖尿病性神経疾患:糖尿病でも狭窄症と類似の症状が出てきます。糖尿病によっておこる症状の中で特に頻度が高く、早期からおこる合併症で手足のしびれ感や痛みが生じます。糖尿病患者様がこれらの症状を発症したら狭窄症との鑑別が必要です。
■抹消神経疾患:末梢神経とは脳や脊髄から派生し全身の筋肉や各臓器に分布する神経で、運動神経、感覚神経、自律神経の三つに分けられます。末梢神経疾患とはこれらの神経がダメージを受けて様々な障害がでてくるものをいいます。
運動神経の障害:筋肉の低下
感覚神経障害:しびれや痛み、感覚の低下や消失
自律神経の障害:発汗障害や知覚異常
【脊柱管狭窄症の施術方法】
狭窄症は時間がたてば治るというものではない為根気よく時間をかけて施術が必要です。施術方法には二種類あり、症状が比較的軽度な場合はコルセットや手技施術などの保存療法が用いられ、それでも改善が見られない場合には病院で手術が用いられる事もあります。
保存療法の例として
■痛みの出ない姿勢で安静にする。
■お尻、大腿部、ふくらはぎのストレッチ。
■温熱療法。
等が用いられます。
【狭窄症の予防法】
狭窄症は普段の姿勢や動きなどから予防することができます。
その例として
■体にかかる負担を分散させる
物を持ち上げる際に膝を突っ張って腰を曲げて持ち上げると腰にかなりの負荷がかかります。そのため、膝を曲げ腰を落とし、太ももの力で持ち上げると負担が分散させることができます。
■食生活に気を付ける
一見関係なさそうに見えますが、お腹周りに脂肪がついてしまうと体の重心は前側に傾きます。こうなるとバランスを取るために腰をそらした姿勢をとってしまうため結果的に腰部に負担がかかります。なるべく高カロリーの食事は避けてバランスのいい食事を心がけましょう。
【痛いなと思ったら】
脊柱管狭窄症に限らず辛い痛みがある時はまず相談をしてもらえたらと思います。
1人1人の痛みが出てしまった理由からお話をお聞きして、症状に合わせた施術をしていくので、辛い、痛い、不安な時はいつでも相談してください。
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