足と腰のはたらき・脊椎管狭窄症

足は第二の心臓という言葉があります。足の筋肉をしっかり動かすことが、体全体に血流をうながすポンプの役割をはたしているというのです。

階段や坂道を足で上るとたちまち体じゅうに血がめぐり呼吸が早まります。

初めのうちは元気はつらつと足は運ぶけど、次第に棒のように重たくなり、一息入れたくなるはず。その場に座り込みたいのをグッとこらえて、呼吸を整えてまた動き出す。動き出しはつらくても勢いをつければスピードを保つことができるでしょう。

 

これこそが筋力運動の成果というものです。階段を見れば避けて回り、手近なスロープやエスカレーターを探して歩く。昨今の私たちは体を動かすと疲れるという当たり前のことを避けがちですが、足の筋力が維持できなければ日常生活はかなりの不便を強いられます。足は積極的に使っていかないと、あっという間に体力は落ちてしまいます。

 

たとえ努力を続けても、加齢によって体力が落ちる時期は必ずやってきます。

その時もっとも懸念される症状のひとつが「脊柱管狭窄症」です。

腰と背中を支える脊柱を作る骨・椎体、そして椎体をつなぐ靭帯などが加齢によって変形し、神経を圧迫することで痛みが発症します。

狭窄症は坐骨神経痛を伴って発症します。

坐骨神経痛に向き合う

 

症例は以下に分類されます。

【馬尾(ばび)型】

◆両足のしびれと脱力感、冷感

◆排尿・排便障害、陰部のしびれ

【神経根型】

◆片側のおしりから下、足にかけてのしびれ、脱力感、冷感

【混合型】

◆両部位が同時に圧迫されて両方の症状が出る。

 

狭窄症の悪化で一番よく知られるのが、足の筋力のいちじるしい低下によってみられる「間欠性跛行」です。歩き出すと症状は強まり、いったん休めば症状は治まります。

前かがみの姿勢をとることで、神経の圧迫は改善できますが、歩き出せばまた再発します。しだいに歩くのがおっくうになれば筋力はさらに落ち、椎骨の変形が増して神経症状はさらに進行していきます。

排尿・排便障害が出れば歩く時間はますます減るでしょう。とくに高齢の方にとっての筋力低下は介護のリスクを高めますから、まさに足元をすくわれる事態といえます。

 

日ごろから意識して体を動かす習慣が身についていれば、体の変化に対処するスピードもおのずと早くなることでしょう。

 

まず大事なのは病院で診断してもらうことです。レントゲンや精密検査を受けて、治療の方針を定めましょう。外科手術などの根本治療が必要になる前に、薬物などを用いた保存療法であれば今ある痛みに対処できます。

 

そして、筋力を維持するための運動を続ける手助けができるのが接骨院です。

 

患者さんが歩くことをあきらめてしまわないよう、体に対して何ができるか考えるのをやめないように、みなさんの痛みに寄り添うことが接骨院の仕事です。

もう一度、二本の足をとことん使い倒して、階段を回り道せずにまっすぐ向かうことを思い浮かべてみましょう。もしさまたげる要因があれば、ぜひご相談ください。

 

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