股関節が痛い! ~変形性股関節症~

こんにちは!

 

げんきや接骨院 松本高宮 の山下です!

 

 

皆さんは股関節に痛みが出てきてしまう「変形性股関節症」はご存知でしょうか?
歩く事に大きく関わってくるそんな股関節の疾患についてご紹介していこうと思います!

 

 

 

【変形性股関節症】

 

変形性股関節症とは関節への負担が原因で起こる関節疾患です。

 

股関節は「大腿骨」という太ももの骨と、腰を支える「骨盤」で構成されており、大腿骨上部の骨頭というボール状の骨が、骨盤側の寛骨臼というお椀状の部分にはまり込むような形になっています。
これらの骨頭と寛骨臼は、柔らかく弾力のある関節軟骨という組織で覆われ、関節を保護したり、関節の滑らかな動きを助ける役割を果たしています。

 

変形性股関節症では、この関節軟骨がすり減ったり変性(表面がけば立ち、保水力低下により弾力を失って脆くなる)したり、脆くなって剥がれた軟骨の断片が周辺組織を刺激し、炎症を起こして痛みを生じたり、骨頭や寛骨臼が変形してしまいます。

 

変形性股関節症は女性に比較的多く、発症年齢は40~50歳が多いとされています。
ですが、寛骨臼形成不全といって生まれつき骨頭に対して寛骨臼という股関節側で骨頭の屋根の役割をする部分が狭い方は、20代以下の若年でも痛みが出る場合があります。

 

 

 

【原因】

 

変形性股関節症を発症する原因として、下記が挙げられます。

 

股関節形成不全

 

肥満

 

職業(重い荷物を運ぶ仕事など)

 

スポーツ(重量上げなど)

 

遺伝

 

 

 

日本では、原因の80%以上が「股関節形成不全」です。

 

 

 

【症状】

 

変形性股関節症の症状は、大きく3つに分けられます。

 

① 疼痛
初期の場合、長時間歩行時・歩行後にだるさや運動開始時の痛みとして現れ、進行するにつれて痛みは持続的になり、安静時痛や就寝時に痛みが出現してきます。

 

② 運動制限
初期には運動制限は、著明ではありません。 関節の変形が進行するにつれて、股関節の動きの制限が著明になってきます。
靴下はき・爪切りなどが困難になってきます。

 

③ 異常歩行
疼痛性跛行は、股関節の痛みによりかばって歩行をすることです。
また脚短縮(硬性墜下性歩行)=足が短くなることによる、異常歩行です。

 

 

 

【治療】

 

すり減った軟骨をもとに戻したり、変形した骨をもとに戻す治療は現時点ではない為治療の目標は症状をやわらげることと変形の進行を抑えることになります。

 

 

治療の内容は大きく分けて保存治療と手術治療に分けられます。

 

~保存治療~

 

① 生活指導
関節へかかる負荷の増大が関節症の原因となるので、体重管理、杖を使用してみること、洋式生活への変更などがあります。

 

② 運動療法
股関節周囲の筋力訓練とストレッチがあり、関節が安定することで痛みをやわらげ、進行を抑制する効果があります。しかし、過度な歩行などの関節に体重がかかる方向での訓練は逆効果です。

 

③ 薬物治療
痛み止めを中心にした症状の緩和を目標とした治療になります。

 

 

~手術治療~

 

① 骨切り手術
股関節を形成する自分の骨を切って動かし、位置を変え、関節の適合性を改善させる手術です。これにより関節にかかる負担を軽減させ、進行を抑制する効果があります。自分の骨を温存できるメリットがありますが、切った骨がつくまでに時間がかかるため治療期間が長くなること、将来的に関節症が進行して人工関節置換術が必要になる可能性があるなどのデメリットがあります。

 

② 人工股関節置換術
関節の変形が進み、軟骨がなくなり、骨の適合性をよくしても症状の改善が期待できない場合には、関節を形成する骨盤と大腿骨の一部を人工物で置き換える人工股関節置換術の適応となります。痛みの原因となる関節がインプラントで置き換えられるため、術後の痛みの改善は早く、確実性にすぐれています。また、入院期間や社会復帰などにかかる期間は骨切り手術より短くなるメリットがあります。
しかし、人工関節特有の脱臼、耐久性の問題などを考える必要があります。

 

 

 

 

げんきや接骨院 松本高宮では以下のアプローチを行います。

 

運動療法」への負担を減らすために周囲の筋肉をゆるめます。

 

低周波電気療法」痛みを伝える神経の動きを抑える神経の動きを抑えます。

 

温熱療法」温めることで血管を拡張し、血流を良くし筋肉をゆるめます。

 

また、痛みの強い部位の鎮痛系を賦活させるための「鍼施術」、炎症を周囲に散らせるための「灸施術」ご提案させていただくこともあります。

 

 

松本高宮院の駐車場から見える山もすっかり白くなりました。
寒さで体調を崩しやすい時期になりましたので、皆さん身体を冷やさないようにお気を付けてお過ごし下さい。

 

また、げんきや接骨院 松本高宮では、患者様のお体についてご相談しながら治療をさせて頂いているので、不安があれば是非ご相談ください!

 

スタッフ一同、皆様がより健康でいられるようにお手伝いさせていただけたらと思っております。

▲ページの先頭へ戻る

げんきや接骨院松本高宮のご案内

【住所】〒390-0834 松本市高宮南1-21 【電話】TEL:0263-31-5512

げんきや接骨院松本高宮景観
受付時間 土・祝
9:30 ~ 12:00 /
14:30 ~ 20:00 14:00 ~ 18:00

土・祝営業しております。

当院の場所

南松本駅から徒歩12分

詳しい案内は「所在地・地図」で
ご覧になれます。

院前に3台有り

▲ページの先頭へ戻る