年を実感する肩の痛み

こんにちは!

 

げんきや接骨院 松本高宮 の中村です!

 

今回のブログでは日常生活でも気になる肩の痛みの一つ「肩関節周囲炎」についてご紹介させていただきます!

 

・四十肩?五十肩?

さて仰々しく肩関節周囲炎と書きましたが、みなさんが良く聞く名前としては四十肩、五十肩が一般的ではないでしょうか。
40代で発症したら四十肩、50代で発症したら五十肩。どちらも肩関節周囲炎の俗称であり違いは無いとされています。

名前の通り肩の関節の周りの炎症による痛みとかなり大まかな疾患であり、状態や特定の部位に炎症が起きている際に別の疾患名が付いたりする事もあり(肩峰下滑液包炎、拘縮肩など)これらが単体、もしくは複数起きている疾患を広義の肩関節周囲炎と呼んだりすることもあります。ですが基本的には肩関節を構成する骨・軟骨・靭帯・腱・関節包・滑液包に特定の原因が無いのに炎症や拘縮により痛みが起きているものが肩関節周囲炎とされています。

 

・診断

特定の原因が無い痛みとは、検査や問診の元特定できる疾患を除外(除外診断)していった上でさらに残る痛みという事です。

骨折や脱臼などの外傷腫瘍や膠原病などの疾患感染症腱板断裂や石灰沈着性腱炎といった異なる治療法の疾患を除外し、そのうえで痛みの起きている肩関節のどこに炎症が起きているのかを判別していきます。

接骨院では基本的には問診・視診及び検査などで状態を判断する事がほとんどですが、より正確に他の疾患を除外する為には整形外科でレントゲン、MRI、エコーなどの画像を用いた診断を行うことが出来きます。エコーに関しては一部接骨院で導入している所もあるので、接骨院での判断に用いられる場合もあるかもしれません。

 

・病期・病態

肩関節周囲炎は炎症期拘縮期回復期の3つに分類されると言われています。

 

炎症期(急性期)

発症初期の炎症が出現した状態です。主訴は痛みズキズキと疼くような痛みが多いとされています。肩関節の痛みから始まり次第に頚背部や腕などの広い範囲で痛みを感じるようになります。動作時の痛みが強くなりさらに増悪すると安静時夜間時にも痛むようになります。

肩の動作全般で痛みが出るため日常生活に支障が出ることも多く、無理に動かして炎症が増悪する、痛みが強いため動かせないなどの状態になります。

 

拘縮期(凍結期)

炎症が落ち着き痛みは軽減するかわりに、炎症期に痛みで動かせなかったことで肩関節周りが固まり拘縮した状態です。主訴は可動域制限で、安静時や夜間時のズキズキするような痛みは目立たなくなり代わりに重だるさが目立つようになり、可動域制限を超えるような動作を強制されると痛みが生じます。この時期の方の可動域はかなり狭い状態衣服の着脱などでも困難に感じます。

 

回復期(慢性期)

拘縮し、肩を動かしにくい状態が進行した後、症状が落ち着き徐々に肩関節を動かせるようになってきた状態です。拘縮期に比べて動かしやすくなりますので日常生活動作でも出来る事が増えてきますが疲れやすいなどの症状があります。

 

・治療

・急性期では炎症が強く、少しの動作でも痛みを感じる場合もある為安静が第一となり、熱感が強い場合はアイシングも有効です。肩関節への負担を減らす為に三角巾などを用いる場合もあります。鎮痛作用のある薬や注射は効果が高いとされています。

 

・拘縮期、慢性期ではどちらも運動療法温熱療法が中心となります。温めることで血流を良くし、筋緊張を緩和させ、運動療法で関節可動域の改善を狙います。

 

・手術したほうがいいの?

肩関節周囲炎では保存的治療で改善が見込める場合が多いです。しかしリハビリなどを3ヶ月以上続けてもなお90度以上挙がらない痛みがあまりにも強い場合などは手術を考えます。

 

・セルフケア

地震の筋力を使わず肩関節を動かせる振り子運動(アイロン体操)はどんな時期でも効果的とされています。

拘縮期以降はいわゆる五十肩体操などを行ってもらうのが効果的です。


げんきや接骨院 松本高宮では以下のアプローチを行います。

 

「運動療法」肩関節への負担を減らすために周囲の筋肉をゆるめます。

 

「低周波電気療法」痛みを伝える神経の動きを抑える神経の動きを抑えます。

 

「温熱療法」温めることで血管を拡張し、血流を良くし筋肉をゆるめます。

 

「アイシング」関節周囲に熱感が強く出る炎症期において疼くような痛みを抑えます。

慢性期においては固まってしまった肩から背中周りの動きを出して、巻き肩などの姿勢の歪みを整える為の矯正を提案させて頂きます。

また、痛みの強い部位の鎮痛系を賦活させるための「鍼施術」、炎症を周囲に散らせるための「灸施術」ご提案させていただくこともあります。

ご本人さんの目標や目的に合わせて症状を抑え少しでも快適な日常を過ごせるよう手伝わせて下さい!


今回はいわゆる五十肩、肩関節周囲炎をご紹介させて頂きました。
類似する症状の腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などもの紹介もいずれさせて頂きますのでよろしくお願いします😌

 

本格的な冬を目前に服も厚く重くなっているのではないでしょうか、重いコートなどは肩にダイレクトに負担が掛かります。(寒さで固まるよりはましですが)
気温差に気を付けて体調はもちろん姿勢も崩さないようにお気を付けください。

 

また、げんきや接骨院 松本高宮では、患者様のお体についてご相談しながら治療をさせて頂いているので、不安があれば是非ご相談ください!

 

スタッフ一同、皆様がより健康でいられるようにお手伝いさせていただけたらと思っております。

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