危険な頭痛

危険な頭痛

🎍あけましておめでとうございます🎍

 

令和6年度もげんきや接骨院松本高宮院をよろしくお願いいたします🐉

 

改めましてげんきや接骨院 松本高宮 の中村です!

 

新年一発目のブログのテーマですが今回『も』「頭痛」についてご紹介させていただきます!

 

昨年末のブログでは「頭痛の種類」についてお話させて頂きましたが、その際に一次性と二次性の頭痛があり、その中でも頭痛が起きる要因が他に無い一次性の頭痛について書かせていただきました。

 

今回は頭痛が起きる要因が明確に別にある二次性頭痛についてお話しようと思います。
一次性頭痛は代表的なものとして「偏頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つであるのに対し、二次性頭痛の原因は多岐にわたります。
今回は二次性頭痛のうち特に緊急性の高い物命に係わる物をいくつかご紹介させて頂こうと思います。

 

クモ膜下出血

脳と脊髄は3層からなる髄膜に覆われており、外から硬膜・クモ膜・軟膜と呼ばれています。

このうちクモ膜と軟膜の間の空間であるクモ膜下腔は脳脊髄液で満たされているのですが、このクモ膜下腔に出血が生じ脳脊髄液中に血液が混入した状態をクモ膜下出血と呼びます。
中高年が好発年齢とされ、男性より女性の割合が高いとされています。脳動脈瘤の破裂が主な原因とされ、いわゆる突然死の6.6%がこれに相当すると言われています。

頭痛の特徴:(ハンマーで殴られたような)前触れなく始まる持続性の高い頭痛

少量の出血の場合は頭痛もさほど強くない事も多いとされますが、頭痛の発症が突然起こる事が特徴とされています。中高年の方で普段頭痛が無いのにもかかわらず突然強い頭痛を感じた場合、速やかに医療機関に受診、救急に電話を推奨します。

 

髄膜炎

クモ膜下出血でもご紹介させて頂いた脳脊髄を覆っている髄膜に炎症が起きている状態

脳膜炎などとも呼ばれていました。

主な原因は菌やウィルスなどによる感染性のものですが、ガン、自己免疫疾患などでもおこります。

頭痛の特徴:頭痛と共に発熱(特に急な)意識障害がある、時間とともに悪化する

髄膜炎になると脳がむくんで腫れることで頭蓋骨内の内圧が上がり、頭蓋内圧亢進とよばれる状態になります。この状態になると様々な症状が現れそのうちの一つが頭痛なのですが、他にも吐き気や嘔吐発熱などの症状も発生します。

重症化すると上記症状に加えて項部硬直(うなじの筋肉が過緊張し弓なりとなり他動的に前へ曲げられなくなる状態)意識障害けいれん明るい光を嫌がる大きな音に耐えられないなどが症状として現れます。

成人で項部硬直、急な高熱、意識障害がみられる場合髄膜炎の中でも特に重症化しやすく、死亡率後遺症が残る率の高い細菌性髄膜炎の可能性がかなり高い為至急病院に搬送されるべきといえます。

乳幼児においてはこれらの症状がみられない事もある為、不機嫌、食欲不振、うたた寝をやたらとする、光や音を嫌がるなどの状態に加え、頭のてっぺんとおでこの中央の間の部位の大泉門と呼ばれるところが膨らんでいる場合速やかに医療機関に受診してください。

 

 

脳内出血

何らかの原因で脳の中に出血が起きた状態です。

出血した血塊により脳が圧迫される、脳がむくむなどが起きることで脳の機能が障害されます。

頭痛の特徴:頭痛と共に片側の手足のしびれや麻痺歩きづらいしゃべりづらいめまいなどの症状がある

脳内出血も出血量が多いと命を失う危険がある為、上記の症状が出た場合は早急に病院に受診、搬送されるのをお勧めします。

 

緑内障(急性)

緑内障は長い年月をかけてゆっくり進行する物が殆どですが、眼圧を保つ液体「房水」が排出される隅角が何らかの原因で閉塞してしまった場合、急性緑内障発作を発症する場合があります。

頭痛の特徴:激しい頭痛吐き気目の痛み・充血・霞み

本来循環している房水の出口がふさがった状態の為、急激に眼圧が上がり一日から数日で失明の可能性があります。強い眼痛を伴う急な頭痛を感じられた場合速やかに眼科に受診する事をお勧めします。


これらの疾患に対し直接接骨院で出来る事はありません。これらの頭痛とそれに伴う症状が現れた場合は速やかに医療機関に受診、もしくは救急を依頼してください。

ただし病院での治療の後、後遺症などに対しては対応できる場合があります。

ご本人さんの目標や目的に合わせて症状を抑え少しでも快適な日常を過ごせるよう手伝わせて下さい!

げんきや接骨院 松本高宮では以下のアプローチを行います。

 

運動療法」:麻痺や長期の入院で弱り固まった筋肉や、痛みに対して硬くなることで耐えた筋肉をゆるめます。

 

低周波電気療法」痛みを伝える神経の動きを抑える神経の動きを抑えます。

 

温熱療法」温めることで血管を拡張し、血流を良くし筋肉をゆるめます。

 

麻痺や緊張に伴って固まってしまった関節の可動性を出す為に矯正を提案させて頂きます。

また、痛みの強い部位の鎮痛系を賦活させるための「鍼施術」、固まり冷えやすくなった筋肉に血流を促すための「灸施術」ご提案させていただくこともあります。

 

 

 

松本地域も気温が下がり本格的な冬の気候となってきております、ご来院される際は凍結など足元にご注意ください。

 

また、げんきや接骨院 松本高宮では、患者様のお体についてご相談しながら治療をさせて頂いているので、不安があれば是非ご相談ください!

 

スタッフ一同、皆様がより健康でいられるようにお手伝いさせていただけたらと思っております。

[ 2024年1月17日 ]

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