こんにちは!
げんきや接骨院 松本高宮 の中村です!
今回のブログでは「むちうち」についてご紹介させていただきます!
・むちうちとは
正式には外傷性頸部症候群と呼ばれるむち打ち。なぜ一般的にこの名称で呼ばれるのかと言えば、頸部が鞭がしなる様に動く非日常的な強い負荷が掛かる事で起きる為に一般的な名称として定着しています。
むちうちと言えば交通事故などによって起きる後遺症として有名であり事実発症原因の割合の多くは交通事故ですが、それ以外にもスポーツや趣味、日常生活でのちょっとした出来事でも起きる場合があります。
スポーツではラグビー、アメリカンフットボール、レスリングなどの接触転倒が前提となるコンタクトスポーツや、スキー、スノーボードなどの転倒リスクの高いスポーツ。
サッカーや野球などの接触リスクのあるスポーツでも発症する場合があります。
趣味においては音楽イベントなどで激しくヘッドバンギングを行うことや、日常生活でも転倒や頭部を強くぶつけるなどによってもむちうちを発症する場合があります。
・症状
受傷直後においては頸部の痛みが主な症状です。
またダメージの大きさや部位によって肩こりや頭痛、手足のしびれや手の使いにくさ、頭痛や足がふらつくなどの症状が現れる場合があります。
度合いによって数週間から数ヶ月で治癒すると言われていますが、3か月以上経っても症状が残ると慢性化した状態とされており、6カ月以上たっても症状が改善しない場合は症状固定の状態と考えられそれ以上の症状の改善の可能性が低い状態とされます。
それでは大まかなむちうち負傷後からの状態変化について書かせていただきます。
・急性期
急性期は負傷直後から約1ヶ月間に相当するとされます。
強い衝撃により身体の組織が損傷したことで痛みが主な特徴です。
組織損傷により炎症が起きて何もしていなくても痛みがあるような場合は保冷剤や氷嚢でアイシングを行い、血行が過度に良くならぬような施術を行います。
急性期の症状は炎症が収まってくれば改善する為、時間とともに緩解していきます。
・慢性期
負傷から約3ヶ月経っても何らかの症状が残る場合を慢性期に入っているとされます。
炎症は収まり寝ている、座っているなど安静時は痛みをあまり感じないが、動かしたら痛む、突っ張る、動く範囲が狭いなどの日常生活に支障がややある状態です。
この状態では血行を良くするために温熱、電気療法をおこない、さらに筋肉や関節に運動療法を行うことで身体に本来の動ける状態までの回復を狙います。
慢性期の症状は時間経過で回復しない場合が多く、放置する事で先ほど述べた症状固定になってしまう可能性があるため、積極的な徒手療法などによる施術をお勧めします。
げんきや接骨院 松本高宮では以下のアプローチを行います。
「アイシング」負傷直後、頸椎に炎症が起きている場合はまず負傷部位を冷やします。
「運動療法」急性期では頸椎への負担を減らすために患部の周りの筋肉を緩め、炎症が落ち着き次第極所の筋肉までも含めて緩めます。
「低周波電気療法」痛みを伝える神経の動きを抑える神経の動きを抑えます。
「温熱療法」温めることで血管を拡張し、血流を良くし筋肉をゆるめます。
むち打ちによって頸部の筋肉が防御反応で緊張すると前胸部の筋肉も収縮し巻き肩や猫背が強くなってしまいます。負傷後時間がたつ事で馴染んでしまった巻き肩猫背を改善するために矯正を提案させて頂きます。
また、痛みの強い部位の鎮痛系を賦活させるための「鍼施術」、炎症を周囲に散らせる目的や、瞬間的な熱刺激で血管を緩めるための「灸施術」ご提案させていただくこともあります。
今回はむちうちについて書かせていただきました。むちうちには4つの種類がありそれ毎に特徴や症状が分かれるとされていますが、それはまたべつの機会に書かせて頂きたいと思います!
ご本人さんの目標や目的に合わせて症状を抑え少しでも快適な日常を過ごせるよう手伝わせて下さい!
三月も後半にはいり新年度に向けての配置転換や引っ越しなど慌ただしく生活されているのではないでしょうか。重い段ボールは勿論ですが軽い段ボールを横着して持ったりする際にぎっくり腰をしやすいのでお気を付けください。
また、げんきや接骨院 松本高宮では、患者様のお体についてご相談しながら治療をさせて頂いているので、不安があれば是非ご相談ください!
スタッフ一同、皆様がより健康でいられるようにお手伝いさせていただけたらと思っております。