こんにちは！
げんきや接骨院 松本高宮 の中村です！
今回のブログでは季節の変わり目に起きやすい「ぎっくり腰」についてご紹介させていただきます！
正式名称は急性腰痛症、その名の通り腰部から臀部にかけておこる突然の強い痛みのことを言い、海外では魔女の一撃とも呼ばれ歩行どころか立っていることさえ困難になることもあります。
・ぎっくり腰とは
ぎっくり腰(急性腰痛症)は急に起きた腰の強い痛みの総称であり病名ではありません。
ぎっくり腰は加齢、姿勢の悪さ、デスクワークや運転など長時間の同一姿勢、運動不足や過多によるオーバーワーク、冷えによる体の緊張等々の腰臀部の過度の筋緊張により腰回りの筋肉や腱、靭帯、椎間板が損傷し炎症が起きた状態であることが多いのですが、筋肉が硬くなりすぎた事で痛みがでていて炎症反応があまり見られない場合もあります。
また椎間板ヘルニア、腰椎すべり症・分離症、脊柱管狭窄症などの疾患が原因となっている場合や、圧迫骨折、感染症によるものもあります。
「我慢できない強い痛みがある、強い痛みが長期間続く、数日間夜間痛が続くなどの場合は速やかに病院などの専門機関に受診しましょう。」
・(一般的な)ぎっくり腰の対処
「まずは冷やしましょう。」
急な痛みは炎症が起きている場合がほとんどです。一般家庭なら保冷剤、氷嚢など冷たい物を手ぬぐいやタオル越しに当ててください。冷シップは基本的に冷たい感覚がするだけで冷やす効果はありませんのでシップだけに頼るのはやめた方がよいでしょう。
抗炎症作用のあるシップの場合でも上から冷やしてあげる方がよいです。
「冷やしても楽にならない場合」
冷やしても痛みが減らない、冷たい事で痛みが強くなったなど冷やしても目的の効果が得られない場合は筋肉が固まりすぎて痛みが出ている可能性があります。
この場合は温めて血流量を増やしてあげたほうが良い可能性があるのでアイシングを止めお風呂にゆっくり浸かるなど体を温めてください。
先に温めちゃダメ？
やめておく方が安心です。炎症は筋線維を損傷し内出血が起きている可能性が高いです。この場合に温めると血流量が増え内出血の量が増えることで炎症が強くなり、痛みが強くなる場合があります。強い炎症になった場合はアイシングをしても痛みがあまり治まらず、痛みが長期間になる可能性があります。
冷やしても楽にならない場合は筋線維の損傷などが無いので体内で急激な環境の変化が起きていない可能性が高いです、温めることで冷やして強くなった痛みもすぐに治まると思われます。
げんきや接骨院 松本高宮では以下のアプローチを行います。
「アイシング」急に起きた痛みで患部に熱感がある場合は冷やすことで炎症を抑えます。
「運動療法」痛みの状態によりアプローチが変わります。
急性期：筋線維を傷つけた事で内出血が起きている可能性を考え患部を圧迫します。
慢性期：痛めた患部や周囲の筋肉が固まっているので、負担を減らすために患部及び周囲の筋肉をゆるめます。
「低周波電気療法」安静時痛などの急性症状が無い場合、末梢血管を刺激し血流量を増やしつつ痛みを伝える神経の動きを抑える神経の動きを抑えます。
「温熱療法」急性期の症状が無い場合にのみ温めることで血管を拡張し、血流を良くし筋肉をゆるめます。
ぎっくり腰は固まってしまった筋肉や関節が急な動きや不意な動きについていけず発症する場合が多いため、普段の生活を送る中で固まり歪んでしまった状態を改善するための「矯正」を提案させて頂きます。
また、痛みの強い部位の鎮痛系を賦活させる、固まってしまった筋肉を直接刺激するための「鍼施術」、炎症を周囲に散らせるための「灸施術」ご提案させていただくこともあります。
ぎっくり腰は早い段階で治療するほど後に残る影響が少なくなります。早く日常生活に戻る、ぎっくり腰の再発率を下げるためにも手伝わせて下さい！
春になり冬の固まった体のまま庭仕事や運動を始めるなどによりケガをしやすいタイミングです、ストレッチや準備運動などを忘れないようにお気を付けください。
また、げんきや接骨院 松本高宮では、患者様のお体についてご相談しながら治療をさせて頂いているので、不安があれば是非ご相談ください！
スタッフ一同、皆様がより健康でいられるようにお手伝いさせていただけたらと思っております。
