辛すぎる、ぎっくり腰 その2

辛すぎる、ぎっくり腰 その2

こんにちは!

 

げんきや接骨院 松本高宮 の宮原です!

 

今回のブログでは3月のブログでもご紹介した「ぎっくり腰」について改めてご紹介させていただきます!


 

まずは簡単におさらいです。

 

 

ぎっくり腰(急性腰痛症)は急に起きた腰の強い痛みの総称です。

 

腰臀部の過度の筋緊張により腰回りの筋肉靭帯椎間板損傷し炎症が起きた状態であることが多いのですが、筋肉が硬くなりすぎた事で痛みがでていて炎症反応があまり見られない場合もあります。

 

 

今回ご紹介させて頂く内容はぎっくり腰の種類についてです。

 

ぎっくり腰は大きく分けて3種類あります。

 

筋・筋膜性腰痛

 

筋肉が原因のぎっくり腰になります。「重い物を持ち上げる」「くしゃみをする」「床の物を取ろうとする」など筋肉に負担が掛かった際に、筋肉が損傷する事で炎症が起きて強い痛みが出現します。

 

筋・筋膜性腰痛の特徴として、前に屈むと痛みが強くなる事が多いです。

 

 

椎間関節性腰

 

腰の背骨の『椎間関節』と呼ばれる関節部が原因のぎっくり腰になります。

特徴としては背骨付近の痛み腰を反らせたり、左右に捻ったりする事で痛みが強くなります。炎症が波及する事で、お尻や太ももの裏に痛みが出る場合があります。

 

 

仙腸関節性腰痛

 

『仙腸関節』と呼ばれる骨盤の体重を支えている関節部が原因のぎっくり腰になります。痛みが骨盤上にあるのが特徴で、ピンポイントの痛みを呈する事が多いです。

前に屈む、後ろに反る、寝返りが出来ないなどの様々な動きで痛みが強くなり、炎症が強い場合は患側の脚に掛けて痛みや痺れが出現する場合もあります。

 

また出産によって仙腸関節がズレる事で発生する場合もあります。

 

 

 

 

この3種類の中から『筋・筋膜性腰痛』に関して原因となる筋肉をご紹介します。

 

⑴ 脊柱起立筋

脊柱起立筋は背筋を伸ばす筋肉で頭部から骨盤まで付着するとても長い筋肉です。

重い物を持ち上げた際など、前屈みの状態で負担が掛かると痛めやすい為、この筋肉を傷めていると前に屈む事が困難になります。

 

⑵ 多裂筋・腰方形筋

多裂筋・腰方形筋は腰の深部に存在する筋肉で、腰を支える際に重要な筋肉です。

中腰の時に最も負担が掛かり、腰の屈み始めの痛みが特徴です。支える筋肉が機能不全を起こすと「腰が抜けそうになる」感覚を訴える事があります。

 

⑶ 大腰筋(腸腰筋)

大腰筋は腰の背骨から股関節に付着する筋肉です。

大腰筋が原因の場合は他に筋肉と違い、腰を反らす動きで痛みが強くなる事が特徴で、腰を伸ばせず丸めた姿勢で居ると楽になります。またズボンや靴下を履く際に片足を上げる動作が困難となります。

 

 

脊柱起立筋        多裂筋・腰方形筋      大腰筋(腸腰筋)

          

 

 

これらの筋肉を痛めていると負担を減らす為に周りの筋肉で庇うので、上半身やお尻周り、股関節の筋肉が緊張し痛みを伴う可能性もあります。

 

 

ぎっくり腰のような急性期の症状は早期治療が重要です。

 

 


 

 

げんきや接骨院 松本高宮では以下のアプローチを行います。

 

アイシング」炎症初期の熱感がある場合は、患部を冷やすことで炎症を抑えます。

運動療法」腰への負担を減らすためにお尻や背中、股関節など周囲の筋肉を緩めます。

低周波電気療法」痛みを伝える神経の動きを抑える神経の動きを抑えます。

 

また、痛みの強い部位の鎮痛系を賦活させるための「鍼施術」、炎症を周囲に散らせるための「灸施術」ご提案させていただくこともあります。

症状が緩和して場合は再発を防ぐために「矯正」で根本的な原因を改善する方法も有効です。

 

ご本人さんの目標や目的に合わせて症状を抑え少しでも快適な日常を過ごせるよう手伝わせて下さい!

 

筋肉が固まっていると関節に負担が掛かり、ギックリ腰になるリスクが増します。

ぎっくり腰の予防としては日頃よりお身体のケアをする事が最も重要です。

ご自宅でもストレッチをして筋肉の柔軟性を高めましょう!!

 

 

げんきや接骨院 松本高宮では、患者様のお体についてご相談しながら治療をさせて頂いているので、不安があれば是非ご相談ください!

 

スタッフ一同、皆様がより健康でいられるようにお手伝いさせていただけたらと思っております。

[ 2023年7月20日 ]

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