脊柱管狭窄症って?

こんにちは!

げんきや接骨院 松本高宮 の中村です!

今回のブログは前回から引き続き脊椎の疾患である「脊柱管狭窄症」について紹介させていただこうと思います!

 

『症状』

主なものは一言でいえば「しびれ」です。

ただし、脊椎は頸椎、胸椎、腰椎、のどこに発症するかでしびれの出る部位や症状が変わるので、もう少し詳しく紹介させてもらいます。

  • 頸部脊柱管狭窄症:首周り、後部の痛み、極度のこり、強ばり。上腕のしびれ、痛み。指先のしびれ、動かしにくさ、握力低下

重症化した場合、歩行困難などの症状もでる。

  • 腰部脊柱管狭窄症:直立、歩行時における腰背部の痛み、足回りの痛み、しびれ、歩行を続けることが出来ず途中で休憩が必要になる間欠性跛行(前かがみで休憩すると軽減)。圧迫される部位により「神経根型」、「馬尾型」、合わせた「混合型」がある

神経根型」:脊髄から出る末梢神経の根元の部分が狭窄により圧迫されるパターン。

神経根は背骨の左右に一つずつあり、両方が圧迫されることは稀であり、左右どちらかが圧迫され片側にのみに症状が現れることがほとんど。臀部から下肢に向かって出る坐骨神経痛による痛みやしびれが主症状。3パターンで一番多い。

馬尾型」:末梢神経として脊髄から出る前の神経の束(馬尾)が狭窄し圧迫されるパターン。

左右に分かれる前の狭窄なので両側に症状がでる。しびれ、痛み、さらにお尻周りや足裏に熱感、冷感等の異常感覚が生じ、重症化した場合は排尿、排便障害が出る場合もある。

混合型」:年月経過などにより神経根と馬尾部両方に狭窄が起きたパターン。

両方の特徴を持ち合わせるため最も厄介。

  • 胸部脊柱管狭窄症:頸部、腰部に比べて頻度は低。腰部の症状に背中の痛みやしびれ感が入る。

 

『原因・好発年齢』

前回の腰椎分離症の際にも書かせていただきましたが、椎骨には荷重を支える椎体と脊髄が通るトンネルを形成する椎弓からなっており、頸椎から腰椎まで通るそのトンネルを脊柱管と呼びます。

そのトンネルの内側の空間が狭くなることによって脊髄や血管が圧迫されることにより発症します。

原因としては加齢による背骨の変形などが主とされますが、運転やパソコン作業などの長時間の座り仕事や、背骨への過負荷なども要因とされています。

また50代以上の男性に多いとされています。

 

「診断・検査」

一般施術院では問診及び動作による検査が中心となります。確定診断を求める場合、MRIなどの映像診断が必要になるため機器のある病院に受信する必要があります。

頸部脊柱管狭窄症では触覚感覚の異常確認、腱反射、手指の動作テストをしたうえで映像による確定診断が必要になります。

腰部脊柱管狭窄症において問診で特に重要な点は間欠性跛行です。この時に前かがみになると症状が改善するかどうかで似ている症状を呈する閉塞性動脈硬化症と鑑別するきっかけとなります。

またヴァージャー病でも間欠性跛行は見られますが、喫煙歴のある30代から40代の比較的若い男性に多いため鑑別は比較的容易です。

ただし、脊柱管の前後左右どこに神経圧迫の変形が出ているかによって、楽になる姿勢が異なるとの報告もあるので、あくまで問診、徒手検査は判断材料ほどに考えたほうがよいでしょう。

 

「治療」

どの型においても重症化し日常生活に重度の支障が出た場合、圧迫された神経の負荷を解消するための手術を視野に入れる必要があります。

初期においては薬物療法や物理療法、運動療法などで改善を狙うことができ、特に神経根型は症状の改善を期待できます。


げんきや接骨院 松本高宮では以下のアプローチを行います。

 

神経症状が出ている場合、症状が出ている根元をゴリゴリ揉むと症状が悪化する可能性が高く、当院では狭窄部の周囲へアプローチを行います。

 

 

運動療法」 椎骨への負担を減らすために周囲の筋肉をゆるめることを目的とします。

 

低周波電気療法」 痛みを伝える神経の動きを抑える神経の動きを抑えます。

 

温熱療法」 温めることで血管を拡張し、血流を良くし筋肉をゆるめます。

 

前述のとおり日常生活によって姿勢の悪さによって発症する場合もあるため、初期の症状の方には「姿勢矯正」による脊椎への負担軽減を狙う施術に加え、

深部の血行促進をねらう「鍼施術」、四肢末端の神経賦活を狙う「灸施術」ご提案させていただいております!

 

まとめ

  • 主訴はしびれ
  • 頸部で起きた場合は手先のしびれや脱力感
  • 腰部で起きた場合は長距離歩くのがつらくなる
  • 初期は薬物や運動療法で改善を狙えるが、重症化した場合は手術の検討が必要

 

以上脊柱管狭窄症についてのご紹介でした。

3月も半ばとなり、急激な気温上昇で体力の消耗しやすい時期となっております。

急な行動、運動はぎっくり腰などの急性症状のもととなるので、みなさんストレッチを積極的にしていきましょう!

 

また、げんきや接骨院 松本高宮では、患者様のお体についてご相談しながら治療をさせて頂いているので、不安があれば是非ご相談ください!

 

スタッフ一同、皆様がより健康でいられるようにお手伝いさせていただけたらと思っております。

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