こんにちは!
げんきや接骨院 松本高宮 の宮原です!
今回のブログでは「腱鞘炎」についてご紹介させていただきます!
・腱鞘炎とは?
骨と筋肉を繋ぐ『腱』と腱を包んでいるトンネル状の『腱鞘』との間で繰り返し摩擦が生じることによって炎症が生じる病気です。
特に親指の使い過ぎで手首の親指側で生じた腱鞘炎を『ド・ケルバン病』と呼びます。
主な原因としては、パソコン作業やスマホの使い過ぎです。飲食業の方はフライパンを振る動作や包丁の繰り返し、スポーツをする方であればテニスなどのラケット競技でも誤ったフォームで繰り返し打ち返すことで手首への負担が増し、腱鞘炎の原因となるます。
加齢に伴い腱が摩耗することでも腱鞘炎のリスクが増します。
・産後の手首の痛み
産後の育児中は腱鞘炎で悩むお母さんが沢山いらっしゃいます。
産後は慣れない抱っこや授乳、沐浴などで手首に負担を掛けたまま酷使するので腱鞘炎になりやすいです。また、産後のホルモンバランスも影響していると言われています。
・プロゲステロン
このホルモンは妊娠・出産を助けるホルモンです。出産で開いた子宮や骨盤の収縮を促し元の状態に戻す作用があります。この収縮作用が手首の「腱鞘」も収縮させてしまい、「腱」が通るトンネルを狭小化させることで摩擦が過剰に生じてしまい炎症が増強します。
・エストロゲン
女性ホルモンのエストロゲンは炎症を抑える作用があります。産後はエストロゲンの分泌が低下する為、腱鞘炎による炎症が減少しづらく痛みが長く続く傾向にあります。
・症状
・親指を動かした時の痛み
・腫れ、発赤
・熱感
・日常生活においては
・ペットボトルの蓋を開けられない
・ドアノブを捻られない
・フライパンを持てない
・包丁を握れない
・物をつかめない
炎症が悪化すると、親指を動かさなくてもズキズキとした痛みやシビレ、手首のこわばりが生じます。
・検査法
代表的な検査法をご紹介します。
~フィンケルシュタインテスト~
1、親指を握り込み、手首を下に曲げる。
2、手首に痛みが出現、元々の痛みが強くなる
⇒腱鞘炎の疑いあり
(左図赤丸部分)
・自宅で出来るセルフケア
まずは手首に負担を掛けないことが一番大切です!日常生活の些細な動作もなるべく痛くない方の手で行うようにしましょう。痛みがある場合はアイシングが有効的です。ご自宅ではお風呂上りや手首を使った後などに、薄いタオルで被覆した保冷剤や氷をいれたジップロックなどで痛い患部に当て10~15分程度冷やして、一度30分アイシングを中止し、その後改めて10~15分のアイシングが効果的です。
※アイシング中に感覚が無くなってきたら5分以内に中止してください。長時間のアイシングは凍傷のリスクがあります。
腱鞘炎は痛みを我慢して放置しても治らず、悪化してしまいます。
少しでも痛みや違和感がある際は、我慢せず治療することをおすすめします!
げんきや接骨院 松本高宮では以下のアプローチを行います。
「運動療法」手首への負担を減らすために前腕や肘など周囲の筋肉をゆるめます。
「低周波電気療法」痛みを伝える神経の動きを抑える神経の動きを抑えます。
「温熱療法」周囲を温めることで血管を拡張し、血流を良くし周囲の筋肉をゆるめます。
「アイシング」炎症初期の熱感がある場合は、患部を冷やすことで炎症を抑えます。
また、痛みの強い部位の鎮痛系を賦活させるための「鍼施術」、炎症を周囲に散らせるための「灸施術」ご提案させていただくこともあります。
日常生活での負担を減らすためにテーピングやサポーターも有効です。
ご本人さんの目標や目的に合わせて症状を抑え少しでも快適な日常を過ごせるよう手伝わせて下さい!
ゴールデンウィークでお出かけなどで長距離運転の回数も増えると思います。長時間の同じ姿勢は筋肉が固まる原因になり、腰痛や肩こり悪化しやすいです。同じ姿勢が長時間続くことが予想される場合は、こまめに休憩し腰を伸ばすなど動かして腰痛などの予防をしましょう!
また、げんきや接骨院 松本高宮では、患者様のお体についてご相談しながら治療をさせて頂いているので、不安があれば是非ご相談ください!
スタッフ一同、皆様がより健康でいられるようにお手伝いさせていただけたらと思っております。