みなさん、こんにちは。
この季節、“頭痛に悩まされる”なんてことはありませんか?
それは気圧の変動によってカラダが反応して起きているんです!
そもそも気圧とはどのようなものか……?
関係ないなんて思っている方、ボーッと生きてんじゃねぇよ!笑
~気圧とは~
気圧とは、空気の重さによる圧力のことです。この圧力は地上に近いほど強くなります。
つまり、地上で生活している生物は、常に気圧の影響を受けています。
晴れて気圧が高い時は、カラダにも適度な圧力がかかり血流の流れがスムーズになります。
逆に気圧が低いと、カラダにかかる圧力も弱くなるので血流が滞りやすくなってしまいます。
それを踏まえて、3つの説が有力とされておりますのでご紹介いたします。
その一、天気が変わり気圧に変化があると、まず、内耳にて感じ取ります。
実はこの内耳の手前に鼓室というカラダの中の圧力(内圧)と外気圧を調節する器官があります。
これが大切な器官なんです!
飛行機に乗ると“キーーーン”ってなる、または海に潜ったり山に登ったり(標高が高くなること)で耳に違和感を感じたりことありませんか?
実はそれら全て内圧と外気圧に差が生まれて起こる現象なんです。
耳鳴りの発生は個人差がありますが、内圧と外気圧に差が起こるとそれをストレスと感じて自律神経が働きます。
自律神経の中でも交感神経の活動が活発化すると、ノルアドレナリンという神経物質が血中に放出され痛みを感じる神経を刺激してしまい、頭痛になるという説。
その二、気圧が変化することによって、頭蓋骨内の圧力が変化して血管が収縮します。
その後、血管が拡張する時に周りを走ってる三叉神経を刺激し、頭痛が発生するという説。
簡単な例えをすると、勢い良く水が流れているホースを踏み潰します。
そうすると一旦は止まる又は出てくる水量が減りますよね。
その後、ホースから足を離すと溜まっていた水が勢い良く溢れ出ます。
この場合、ホースの素材は固いのでホース自体は膨らむことはありませんが、弾力性の高い素材の場合は膨らんだり穴が開いたりしてしまうかもしれませんね。
血管もそんな状態になってしまうのです……!!!
その三、周りの気圧が低くなる→血管が拡張する→血管内の血流が急激に変化し、痛み(頭痛)が発生するという説。
片頭痛を起こす人の脳や血管・神経は普通の人より敏感で、気圧が下がることで血管が拡張し頭痛の引き金になります。
低気圧により血管が拡張する理由
標高の高い(=気圧が低い)山の上では袋がパンパンに膨らみますよね。
これは袋の中の気圧は一定ですが高い山に登ると外の気圧の方が低くなるので、袋の中の気圧の方が高くなり、結果として袋がパンパンになるのです。
これは人間のカラダにも同じ現象が起こるのです。
以上が挙げられるのですが、共通して言えることは“自律神経”と“血行”の異常です。
では、「どうすればいいの?」という疑問が浮上しますよね。
簡単に言ってしまえば、「気圧差に負けないカラダを作る」です。
猫背やO脚(ガニ股)の人は特に気圧の変化でストレスを受けやすいです。
なぜなら、そもそも重力に負けているから。
どういうこと?
ってなっていると思います。
ガニ股だと猫背になりやすいのですが……こんな感じ↓↓
踏ん張りにくそうじゃないですか?
これでは重力や体重を支えにくいのです。
骨格が歪むと骨に引っ張られた筋肉がストレスを感じ硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなると血管や神経を圧迫してしまい、痛みやむくみを誘発してしまいます。
これは姿勢が良い人に比べると気圧の変化での影響に差が出てきます。
なので、姿勢を整えてしっかりと踏ん張れるカラダを手に入れることが重要となってきます。
ただ、これは今日明日でどうにかできるものではないので、気圧に負けない姿勢を手に入れるまでの間の対策をお伝えいたします。
~今日からできる対策~
・頭の血行を改善する。
耳の少し上を全体的にくるくると円を描くように優しくマッサージをしてみる。
そうすることによって筋肉が緩み血行が良くなり筋肉の柔軟性が上がります。
・適度な運動、首や肩のストレッチ
これも上記と同じですね!柔軟性を上げることで血行を良くしましょう!
ポイントとしては“肩”を動かしてるつもりでも腕を振り回しているだけで肩甲骨を動かせていないことが多いのでしっかりと、腕だけでなく肩甲骨ごと動いていることを確認しながらやってみてくださいね。
・ぬるい温度(38℃~40℃)での入浴
シャワーではカラダの芯まで温めることは困難です。しっかりと湯船に浸かることで筋肉と自律神経が整われます。ただし、無理のない範囲で10~15分以上浸かれないと効果が半減してしまいます。
熱いお湯に3分!や5分!だと、表面しか温まらずシャワーを浴びてるのと同じになってしまいます。もったいない!
・充分な睡眠をとる
一日の睡眠時間が6時間未満の人は基礎代謝が落ちるのはもちろん、体内リズムも崩れてしまいます。簡単に言うと、回復力が落ちるので疲労を解消する前に疲労が積もっていってしまうということです。
更に回復力を上げたい方は、22時~2時には睡眠中の状態を目指しましょう!
以上、今回は気圧変化で起こる頭痛をざっくりですが紹介させていただきました。
頭痛と一口に言っても色々な種類が存在しますので、皆さん自分はどんな頭痛のタイプなのか調べてから対処してくださいね。