こんにちはげんきや接骨院高幡不動です
今回のテーマは花粉症についてです
いまや30代の45%が花粉症といわれ、その発症も若年化してきており現代の国民病といわれています
そもそも花粉症とはどういうものなのかという事からお話ししていきます
花粉症は医学的には季節性アレルギー性鼻炎といいます
鼻炎と名がついておりますが目や口、皮膚と鼻以外にも症状が出るので普通のアレルギー性鼻炎とは少し違います
花粉症はある日突然発症します
中にはなりやすい人もいて、両親がスギ花粉症だと子どもがスギ花粉症になる確率は50%
片方がスギ花粉症でも30%と言われています。
アレルギー体質の方もなりやすい傾向が強く、ハウスダストのアレルギーある子どもの約80%が花粉症を持っていると言われています
その他にも生活リズムが崩れている人、睡眠不足の人、食生活が乱れている人が花粉症になりやすいことが分かっています
花粉症のメカニズムは身体を有害な物質から守る免疫細胞というものが関わってきます
身体の中に入ってきた花粉のタンパク質が花粉症の原因となるアレルゲンとなります
このアレルゲンを粘膜にいるマクロファージとよばれる体内に侵入した異物を食べる細胞が捕食して分解してくれます
その時に抗体が作られますが、その特定の異物に対する抗体がIgE抗体です
花粉を異物だと判断したマクロファージは異物を排除するために免疫細胞の攻撃部隊であるIgE抗体に命令を出しヒスタミンなどの炎症性の伝達物質を放出してやっつけます
このように本来、害のない花粉に過敏に免疫が反応して症状が現れるのが花粉症です
花粉症かの検査法はいくつかあります
・鼻腔検査
鼻鏡や内視鏡で鼻の粘膜を調べる検査法で、正常であれば鼻の粘膜はピンク色ですが、花粉症のかたは赤く腫れていたり特徴的な所見があります
・鼻汁好酸球検査
薬包紙という薬を包むときに使う紙に鼻をかんでもらい、鼻汁を顕微鏡で調べます
好酸球とよばれる白血球の一種が増えているとアレルギー性の鼻炎であることが分かります
風邪や副鼻腔炎だと好中球が増えるのでウィルス性細菌性の鑑別が可能です
アレルギーの原因を調べる検査法もあり
・RAST検査法
採取した血液に花粉症を起こすことが分かっているスギやブタクサなどの物質を反応させてIgE抗体が増えるか調べる検査法です
IgE抗体はアレルギー反応が起こっているときに増えるので、どの物質が反応したか、それぞれの数値を測ればどれが原因が分かります
次に花粉症の治療法です
セルフケアとメディカルケアのふたつがあり、まずはメディカルケアについて書いていきます
メディカルケアには対処療法と根治療法があります
対処療法には飲み薬や鼻に吹き付ける噴霧薬、点眼液といった薬物療法です
医師の診断と処方によって花粉が飛散する前に薬を飲み始め
花粉のシーズンが終わるおよそ三ヶ月間は飲み続ける必要はありますが
症状を軽減させ症状の発症も遅らせる効果があります
根治療法では特異的免疫療法と舌下免疫療法があります
特異的免疫療法はアレルギー反応を起こす物質である抗原を薄め皮膚に注射していき
身体に慣れさせ、数年かけてその限界値を増やしていく治療法です
もうひとつの舌下免疫療法は注射ではなくアレルゲンを含んだ薬液を舌に垂らすことで行います
徐々にアレルゲンの量を増やしていくことでアレルギー反応が起こりにくいようにしていきます
ただ根治療法は数年がかりのかなり根気がいる治療法で患者さんによって向き不向きがあり
すべての人に効果があるわけではないと言われています
最後に自身でできるセルフケアについてです
基本はできるだけ体の中に花粉を入れないことです
外出時はメガネとマスクをつけること
室内に漂う花粉は空気清浄機で除去できますが設置場所が大事です
なるべく玄関などの人の動きが多い場所に設置してください
衣類の洗濯も柔軟剤を使うと静電気予防になり花粉がつきにくくなります
シーズン中の外干しも避けできるだけ乾燥機を使いましょう
食べ物だとバナナも花粉症のアレルギー抑制作用があると研究でわかっています
花粉症からくる鼻詰まりといったものにも効果のあるツボがありますので指圧や鍼灸でのアプローチができます
げんきや接骨院ではそういった方法で症状軽減へのお役立ちができると思います
みなさまのご来院心よりお待ちしています
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