鍼灸とは、鍼(はり)や灸(きゅう)で身体を刺激し、
身体が本来もっている自然治癒力を高める中国発祥の伝統医学です。
人間の体には、病気や傷を自身の力で治す自然治癒力や、
病気から体を守る免疫力、痛みを抑制する力などが備わっています。
鍼灸の施術では、人間が持つこの力を利用しています。
鍼や灸によって、意図的に皮膚や筋肉に微細な傷を付けることで、
人間の体から自然治癒力や免疫力、痛みを抑制する力を引き出し、
不調の改善を目指します。
鍼は筋肉やツボの深部まで刺激を入れることが可能なので、
筋肉に直接刺すと血流改善などが期待できます。
また、鍼や灸による皮膚や筋肉への刺激を受けると、
人間の体の中では自律神経が反応します。
自律神経は、体のあらゆる器官を調整する働きを持つため、
鍼灸を効果的に用いることにより、臓器を活性化させたり
血流を促進させたりすることが可能になります。
つまり、皮膚や筋肉への刺激によって人間が本来持つ力を活性化させ、
血行促進作用、生体機能調整作用、免疫活性化作用を高めて
不調改善効果を導き出すというのが、鍼灸の効果の仕組みなのです。
しかし実は、鍼やお灸でツボを刺激するという行為が、
どういうメカニズムによって効果をもたらすのかに関しては、
まだわかっていないことが多くあります。
鍼灸は、中国で数千年前から実践されてきた経験が積み重なり
体系づけられた治療法で、経験的に効果があることはわかっていますが、
その健康への効果が最新の科学によって解明され始めています。
そして鍼灸による治療は、投薬治療などと比べて緩やかに効いてくる
マイルドな治療法であるため、患者の体への負担が少なく副作用が出にくい、
などのメリットがあります。
また鍼灸は、道具がシンプルで手軽で低コストな治療であり、
お灸に関しては自分で行う事も可能です。
使用する鍼は太くて長い中国鍼とは異なり、日本式の鍼はとても細く柔らかく、
先端は丸みを帯びているため、痛みを感じにくくなっています。
また、施術は「はり師・きゅう師」の国家資格を持った鍼灸師が行い、
1本1本滅菌パックに入った国産の衛生的な鍼を使用しているため安心・安全です。
薬のような副作用や手術のようなリスクもないため、老若男女に関わらず施術を受けられます。
注意点としては個人差はありますが、一時的に施術後の鈍痛、だるさ、内出血等の
症状がでる場合があります。