今回は腰痛・ぎっくり腰に関するQ&Aです。
■ぎっくり腰は安静にするべき?それとも動いた方がいい?
動けるのであれば、無理しない程度に普段通り動いた方が、回復は早まる事が
多いとされています。
以前は安静にするように言われていましたが、最近の研究では、過度の安静は
筋肉を硬直させて回復が遅くなったり、再発のリスクを高めたりするとされて
います。
ただし、痛みが強くて動けなかったり、足に力が入らなかったりしびれが強かったり、
安静にしていても悪化するような場合はぎっくり腰ではなく別の疾患の可能性が
あるので、すぐに整形外科を受診して下さい。
■腰痛は放置すると悪化する?
腰痛を放置した場合、その原因や状態によって自然に治る場合もあれば、悪化や
慢性化する場合もあります。
軽い筋肉痛のようなものであれば改善することもありますが、いつもの痛みと
違う場合や長引いているような場合は、専門医に相談する事をお勧めします。
■朝起きた時だけ腰が痛いのはなぜ?
最も多い原因としては、寝具が体に合っていない事が挙げられます。
マットレスが柔らかすぎたり、逆に硬すぎたりする場合です。
体が沈み込んだり、腰と寝具の間に隙間が出来ると腰椎だけで体重を支えたり
することになり、筋肉が緊張し続けます。
また、寝ている間は体を動かさないため、全身の血流が低下し筋肉が収縮して
硬くなります。
更に、血流が悪いために十分な酸素や栄養が行き渡らず、疲労物質や痛み物質
が停滞して朝起きた時に痛みを感じやすくなります。
■腰痛はマッサージで治る?
腰痛の原因によって、マッサージで効果が期待出来る場合と、注意が必要な
場合があります。
筋肉のコリや血行不良が原因の腰痛には効果的です。
デスクワークや立ち仕事で固まった筋肉は、ほぐすことで痛みが和らぎます。
しかし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、骨や神経の問題が原因の疾患
による腰痛の場合、マッサージだけで解決するのは難しく、場合によっては
逆効果になる事があります。
■デスクワークの腰痛の原因は?
デスクワークによって起こる腰痛には、主に『姿勢』や『血行不良』が関係して
います。
座っている姿勢は、立っている時よりも腰の骨に約1.4倍の負荷が掛かると
いうデータもあります。
猫背や仙骨座り(椅子に浅く腰掛け、背もたれに寄り掛かって、骨盤を後ろに
寝かせた状態で座る姿勢)は、腰に負担を掛ける座り方の代表例です。
そして、同じ姿勢を続けていると、特定の筋肉が緊張し続け、血流が悪くなり、
老廃物が蓄積して痛み物質が発生します。
また、座面に接しているお尻や太ももの裏も体重で圧迫され、血流が悪くなり
ます。
■腰痛は骨盤の歪みが原因?
腰痛と骨盤の歪みには深い関係があるとされますが、骨盤そのものが物理的
にずれるというより、骨盤周りの筋肉のバランスが崩れる事で、本来の正しい
位置から骨盤が傾き、痛みの原因となると考えられます。
そして、その背景には『姿勢不良』や『同じ動作の繰り返し』があります。
【例】
デスクワークでの仙骨座りや足を組む座り方。
いつも同じ片方の肩にカバンやバッグを掛ける。同じ片方の手に持つ。
片足に重心を掛けて立つ。
■コルセットはつけた方がいい?
コルセットは、痛みが強い時期や動かなければならない時にはとても有効です
が、頼り過ぎると回復を遅らせる可能性があります。
ぎっくり腰の急性期や、重い物を持ったり長時間働いたりする時、また動くこと
に不安がある時などは、コルセットを付けた方が安心感があります。
逆に、痛みが落ち着いてきた時や寝ている時は、付け続けていると筋肉が弱って
きたり、血行を妨げる可能性があったりするため、外した方がよいとされています。
■腰痛でやってはいけないことは?
『急性期や痛みが強い時のストレッチ』
筋肉が炎症を起こしている時は、無理に伸ばすと炎症が広がり痛みがひどく
なります。痛みが落ち着くまでは無理に伸ばさず、楽な姿勢で過ごしましょう。
『長時間の安静』
ずっと寝ていると血流が悪くなり、筋肉も固まってしまいます。
また、筋力が低下して再発しやすくなります。
激痛で動けない場合を除き、痛くない程度に動く方が血流を促進させ回復が
早まります。
『自己判断で温めたり冷やしたりすること』
ぎっくり腰などの急性症状の時には、お風呂で長時間温めるのは避けましょう。
炎症が強くなる可能性があります。
慢性的な痛みの場合は、逆に冷やし過ぎると血行が悪くなり、痛みが取れにくく
なります。
ズキズキと拍動性の痛みがある時は冷やし、重だるい痛みの時は温めるのが
一般的です。
『柔らかすぎる寝具で寝る』
柔らかすぎるマットレスや布団は腰が沈み込み、骨盤が不安定になり、寝返りも
打ちにくくなるため、特定の部位に負担が集中します。
ある程度の硬さがあり、寝返りがスムーズに打てる寝具が理想的です。
【この記事の執筆者】
げんきや接骨院 はり灸院雫石
横森(鍼灸師)
【監修者】
院長 木村(柔道整復師)
雫石町で「接骨院・鍼灸」サービスを提供しています。
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