今回は、交通事故についてのQ&Aです。
■交通事故後、痛みがなくても通院した方がいい?
結論から言うと、通院した方がいいです。
何故なら、事故直後は興奮や緊張で痛みを感じない場合があるからです。
そのまま放置すると、後になってから痛みが出てくる場合があります。
外見では分からない怪我をすることもあり、軽い怪我だと思っていても後遺症が残ってしまうケースもあります。
従って、事故直後はまず医療機関を受診し検査を受けて下さい。
■むち打ちは放置するとどうなる?
事故直後はアドレナリンの影響で痛みを感じにくい事がありますが、放置すると
慢性的な痛みやこわばり、重だるさが取れなくなったり、手足のしびれ等が残ったりすることがあります。
また、事故から受診までに期間が空くと、痛みと事故の因果関係の証明が困難になり、保険会社から治療費の支払いを拒否される場合があります。
■交通事故の治療は接骨院でも受けられる?
交通事故の治療は、接骨院で受ける事は可能です。
ただし、スムーズに治療を進め、自賠責保険などの補償を適切に受けるために、
まず整形外科を受診し、医師による診断を受けて下さい。
警察への届出や保険金請求には、医師が作成した診断書が必要になりますが、接骨院の柔道整復師は診断書を作成することが出来ません。
■病院と接骨院はどっちに通えばいい?
結論から言えば、両方を併用するのが最もスムーズな進め方です。
まず医師による検査や診断を受けて、その後に通いやすく仕事帰りでも継続して通える接骨院で、時間をかけた丁寧な施術を受けるのがいいと思います。
そして、状態にもよりますが1~2週間に1回程度は整形外科を受診し、医師に経過を確認してもらう事も重要です。これを怠ると、治療の必要性が認められなくなり、治療が打ち切られる場合もあります。
■交通事故後、いつまで通院できる?
一般的には、怪我が完治するか、治療を続けても症状の改善が見込めない状態の『症状固定』と判断されるまでとなります。
その間は定期的に通院しましょう。通院の間隔が空くと、交通事故との因果関係を疑われたり、症状が落ち着いて怪我が完治したと見なされたりする事があるからです。
■保険会社に通院を止められたらどうする?
痛みがある場合、無理にやめる必要はありません。
最も重要なのは、医師にまだ治療が必要と判断してもらう事です。
医師にまだ痛みがある事を伝え、医学的な見解を確認してもらった上で、医師から保険会社に治療継続の必要性を伝えてもらいます。
また、ご自身の自動車保険で『弁護士費用特約』が付いていれば、無料で弁護士への相談・依頼の上、弁護士の介入が可能になる場合があります。
■交通事故の治療費は本当に無料?
交通事故の治療費は、結論から言うと「被害者であれば、最終的な自己負担は実質0円」になるケースがほとんどです。
しかし、下記のように加害者側の保険会社が「一括対応」をしてくれない状況では窓口精算や立て替えが発生することがあります。
• 加害者が任意保険や自賠責保険に未加入の場合
• ひき逃げや当て逃げで加害者が不明な場合
• 事故から時間が経過して受診した場合(因果関係が疑われる)
• 被害者側の過失が100%(自損事故)の場合
• 保険会社が「症状固定」や「治療の必要性がない」として、治療費の支払いを打ち切った後も治療を継続する場合
• 相手方と過失割合で揉めており、相手方が支払いを拒否している場合
事故や怪我の程度など、ケースバイケースになりますので、保険会社に相談することをお勧めします。
■軽い追突事故でも通院は必要?
たとえ軽い追突事故で自覚症状が無くても、すぐに整形外科を受診して下さい。
理由は、後から症状が出ることが多いからです。
特に、追突による『むち打ち症』等は、事故の直後は興奮や緊張によるアドレナリンの影響で痛みを感じにくく、後から強い痛みやしびれが出る事は珍しくありません。
早期に診察を受ける事で、適切な処置や治療を早く始めることが出来ます。
■レントゲンで異常なしでも痛いのはなぜ?
レントゲンは骨の状態を確認するものだからです。
レントゲン検査では主に骨の骨折や脱臼を確認しますが、交通事故では骨以外にも大きな衝撃がかかります。
交通事故で最も多い『むち打ち症』は、首の筋肉や靭帯が引き延ばされた状態(捻挫)です。これは骨の異常ではないので、レントゲン検査では異常なしと判断されますが、実際には強い炎症や痛みが生じます。
検査を受ける際はレントゲン検査の他に、筋肉や神経、椎間板等まで詳しく確認出来るMRI検査を受ける事をお勧めします。
■交通事故後の頭痛や吐き気は関係ある?
交通事故の後に現れる頭痛や吐き気は、事故と関係がある可能性が非常に高いです。
事故直後は大丈夫でも、数時間から数日経って、これらの症状が出る事は珍しくありません。
むち打ち症では首の痛みだけでなく、頭痛や吐き気、めまい、耳鳴りなどの症状を伴うことが多くあります。他にも、脳震盪や脳内出血など、危険な症状の場合もありますので、早急に医療機関を受診して下さい。
【この記事の執筆者】
げんきや接骨院 はり灸院 雫石
横森(鍼灸師)
【監修者】
院長 木村(柔道整復師)
雫石町で「接骨院・鍼灸」サービスを提供しています。
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