みなさんこんにちわ!
最近めっきり寒くなってきましたが、お身体の調子はいかがでしょうか?
さて、今回のブログテーマは「膝の痛み」についてです!
多くの方が苦しんでいる膝の痛みはどうして起こるのでしょうか?
歩いたり走ったり、私達が動く時には必ず膝に体重がかかります。その衝撃を軟骨や靭帯、筋肉が和らげています。軟骨への負担や新陳代謝の低下、筋力の衰えなどが重なり、膝関節が不安定になり、膝の痛みが出るようになってくるのです。
バスケットやランニングなど、スポーツをしている方に膝の痛みでお悩みの方が多いのもこのためです。
また、女性に多いのが「変形性膝関節症」です。
膝の内側の軟骨がすり減って炎症を起こしたり、骨の位置がずれたりして発症します。中高年の膝の痛みの9割以上が変形性膝関節症だと言われており、立ち上がる時や階段を下る時に膝が痛むという症状があります。
膝の痛みは大きく分けて2種類あり、
① 変形性の膝関節症 (40代50代くらいから症状が始まってきます。)
まず、正常な膝関節の状態から軟骨がすり減り始めます。そして、すり減りが徐々に進行し半月板の変形が始まり膝滑膜の炎症が始まります。末期の状態になると骨と骨がぶつかり損傷し膝の変形が大きくなり強い痛みが出るようになってしまいます。
この骨どうしがぶつかる状態は、変形性膝関節症の末期の状態です。
初期では、軟骨や半月板の摩耗破片や骨棘などが刺激となって関節内を覆う滑膜に炎症が起こり、膝の痛みがでます。しかし、発症からおおむね1ヵ月後になると、神経障害性疼痛や心理的要因が重複しているとも言われています。
痛みの原因
- 軟骨下骨の骨髄内小脈のうっ血 ・・・血流が停滞し、増加した状態による痛み
- 関節包の骨棘など関節軟骨周辺での摩擦による滑膜炎
- 変形や拘縮に伴う関節周囲の筋腱付着部における炎症
- 半月板損傷
- 筋スパズム ・・・筋肉の緊張が高くなることによる痛み
- 神経原性疼痛
膝の痛みの原因には、上記のようなものがあります。
変形性膝関節症の原因は、2つに分類されています。
明らかな原因がないものが一次性、病気やケガなど原因が明らかなものを二次性として分けられています。
一次性が大部分を占めています。
一次性変形性膝関節症
加齢による退行性変化(軟骨のすり減りなど)
肥満、職業、遺伝、生活環境、O脚・X脚などの下肢アライメント異常などが関係
二次性変形性膝関節症
・炎症性疾患(関節リウマチなど)
・外傷(靭帯損傷、半月板損傷、骨折など)
・壊死性疾患(大腿骨顆部壊死など)
・その他(神経病性関節症、骨系統疾患、代謝・内分泌疾患、血友病性関節症、腫瘍性疾患 など)
② スポーツのやり過ぎなどによる膝の痛み (運動をやっている幅広い年齢に見られます)
繰り返しの強い衝撃により膝の組織の損傷が繰り返されることで変形がおき痛みが出るようになります。
<膝の怪我の種類>
半月板損傷
膝関節の大腿骨と脛骨の間にある半月(三ヶ月)型をした軟骨に似た組織で、内側と外側にひとつずつあります。半月板は膝のスムーズな動きを助ける役割をしています。
スポーツに損傷する場合と、加齢により傷つきやすくなり、高齢になるとちょっとした日常の動きでも損傷する場合があります。
膝靭帯損傷
靭帯(じんたい)とは、骨と骨をつなぎ関節を形作る強靭な筋のことです。スポーツや事故などで大きな加わった時に靭帯が損傷するのが膝靭帯損傷です。
力が加わる方向によって損傷する靭帯の種類が変わってきます。
膝の靭帯には
- 前十字靭帯
- 後十字靭帯
- 外側側副靭帯
- 内側側副靭帯
とあり、よくあるのが内側側副靭帯損傷です。
これらの損傷の治療法として、ギブスやサポーターを装着する「保存療法」と靭帯を修復、再建する「手術療法」が挙げられます。どちらにしても完治まではある程度の時間が必要です。
その他、膝関節の捻挫、関節炎といった症状もあります。
これらの膝の怪我を克服して、スポーツに復帰した方もたくさんいらっしゃいます。とはいえリハビリ時や怪我のあとの膝の痛みや不安定感は嫌なものですよね。
当院では膝の痛みに対しての治療として手技療法・ハイボルト(高圧電療)療法・鍼灸治療・超音波療法など患者さんの症状に合わせた治療提案をさせて頂いています。膝の痛みに悩んでいる場合は是非一度いらしてみてください。きっと皆さんのお悩みを解決させてみせます!