こんにちは!
げんきやはり灸整骨院紫波です。
まだまだ寒い日が続きますが、皆さんはどうお過ごしでしょうか?
3月となり卒業し新たな生活に向けて準備したり、4月から部署ややることが変わる人も多くいると思います。
新たな新生活のスタートに向けて頑張りましょう!
さて、今回のテーマは『花粉症』についてご紹介させていただきます!
今年は雪が少なく花粉症の時期が早くなっていると思います。
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の代表的な症状としてあらわれるのは鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの3大症状に加え、目のかゆみなどです。花粉症とそれぞれの症状を引き起こす原因とメカニズムについてご紹介します。
・花粉症とは?
花粉症とは、鼻腔内に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応によって鼻水等の症状が引き起こされることをいい、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。メカニズムとしては、アレルゲンが鼻腔内の粘膜に付着すると、体内に抗体が作られマスト細胞という細胞に結合します。その後再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からアレルギー誘発物質が放出されることにより鼻水等のアレルギー反応が引き起こされます。
また、花粉症の他にダニなどのアレルゲンによって引き起こされる鼻炎は通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれます。最近では花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の併発や、複数の花粉に反応する花粉症など、ほぼ一年中症状に悩まされるという人も少なくありません。
【鼻の症状を引き起こすメカニズム】
①空気中に浮遊する花粉が鼻に侵入
②花粉が鼻の細胞内のマスト細胞にくっつくと、ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、PAFなどの物質を放出
③放出されたヒスタミンなどの物質が鼻の神経や血管を刺激して、鼻炎の諸症状を発症
【目の症状を引き起こすメカニズム】
①空気中に浮遊する花粉が目に侵入
②花粉が目の粘膜内のマスト細胞にくっつくと、ヒスタミンなどの物質を放出
③放出されたヒスタミンなどの物質が目の神経や血管を刺激して、目の諸症状を発症
【季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)と通年性アレルギー性鼻炎の違い】
・通年性アレルギー性鼻炎
通年性アレルギー性鼻炎は、季節と関係なく年中続くアレルギー性鼻炎です。症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)は人によってさまざまですが、ハウスダストやダニ・ペットなどが主な原因とされています。
・季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
季節性アレルギー性鼻炎を引き起こす花粉は、日本では約60種類も存在すると報告されています。そのため、鼻炎を引き起こす花粉は一年中飛んでおり、春先のスギやヒノキだけでなく、初夏のシラカンバ、秋のブタクサやカナムグラなど、地域や季節によって異なります。
・症状
①鼻水
風邪などによっておこるやや粘性が高く黄・黄緑がかった鼻水とは違い、花粉症の鼻水は「水のような」粘り気がなくサラサラした透明のものが止まらずに出てきます。
②鼻づまり
鼻粘膜が腫れて鼻からのどへの通り道が狭くなることによって、鼻づまりが起こります。
口で呼吸をしがちになりますので、口の渇き、咳といった症状が出たり、においを感じにくいため食べ物の味が分かりづらくなったりします。
③
くしゃみ
「くしゃみ」は、鼻の粘膜についた花粉を取り除こうとして起こる症状です。
花粉症のくしゃみは、風邪やインフルエンザの際のくしゃみより回数も多く、ほとんどの花粉症の人が悩まされる症状です。
その他にも症状が重い方は、皮膚のかゆみ、頭痛、倦怠感や寝つきにくいといった症状が伴うこともあります。
・花粉症への対策
個々にできる花粉症への対処法は、花粉ほ回避すること(抗原回避)、出てくる症状を抑える治療法(対症療法)、アレルゲン免疫療法(舌下、皮下免疫療法)などあります。
抗原回避・・・鼻や目の洗浄やうがい、マスクなどでケアをする。部屋の加湿も有効
対症療法・・・目や鼻の症状によって薬を使用する方法
アレルゲン免疫療法・・・原因となるアレルゲンを投与して身体のアレルギー反応を弱める方法
今回は「花粉症」について紹介させて頂きました。
いかがだったでしょうか?
花粉症も風邪などと同じように予防が大切ですので、このブログを読んでいてあやしいなという方は、早めに近くの耳鼻科や病院の診察を受けましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。