皆様、こんにちは😊
げんきや白井駅前整骨院です。
今回のブログのテーマは『腱鞘炎』です。
腱鞘炎とは？
腱鞘炎にはいくつかの原因があります。最も多いのは、繰り返し手を使用することによる機械的な刺激が腱周囲組織に加わり炎症を起こすものです。その他に関節リウマチによる腱鞘炎、結核性腱鞘炎や他の細菌による化膿性腱鞘炎などがあります。これらの腱鞘炎は原因別に治療法が異なるため、各々を鑑別診断することが大切です。
- ドケルバン病（狭窄性腱鞘炎）
手の伸筋腱腱鞘の第一画の中を長母指伸筋腱と短母指伸筋が走行しています。
短母指伸筋は前腕骨間膜と橈骨の背面中部から母指基節骨まである筋肉で、母指を伸展、外転させます。長母指伸筋は尺骨の中部背面と前腕骨間膜から母指末節骨まである筋肉で、母指を伸展、内転させます。短母指伸筋と長母指伸筋の腱の腱鞘炎をドケルバン病といいます。
【症状】
母指の付け根から手関節の母指側にかけての疼痛、母指側の手関節の突起部に腫張、腫瘤形成と圧痛があります。
【鑑別】
母指を内側に手に入れて手を握り手関節の尺屈(小指側に曲げること)を強制すると、手関節の母指側に疼痛を訴えます。これをアイヒホッフテストといいます。アイヒホックテストが陽性だとドケルバン病が疑われます。
【治療】
副腎皮質ステロイドの局注、安静を目的とした母指と手関節の外固定や非ステロイド性抗炎症薬の軟膏を使用します。保存療法に抵抗する場合には腱鞘切開術を行います。
- ばね指(屈筋腱鞘炎)
ばね指とは、手の第三関節の部位で腱に対する腱鞘の相対的な狭少化が起こり、指の曲げ伸ばしの際にバチンと弾発現象が起こることです。弾発現象とは、第三関節の掌側皮下に圧痛のある小結節を触れ、自動屈伸運動により小結節はわずかに移動する症状が強くなるとその際に指の弾発現象が起こることです。
【症状】
女性に多く、指別の頻度は母指、中指、薬指、人差し指、小指の順に多いです。症状として、疼痛、手指のこわばり、弾発現象があります。
- 石灰性腱炎
腱や腱鞘に石灰沈着が起こり、急性の炎症所見を呈するものをいいます。
【症状】
急激に発症し、疼痛、腫脹、発赤と関節可動域制限が主症状であり、化膿性関節炎との鑑別を要します。典型例ではＸ線像で石灰沈着が認められます。
【沈着】
保存療法として消化鎮痛薬の処方、吸引排除、副腎皮質ステロイドの局注などが行われます。ときに手術による切除が必要になります。
- 手の関節リウマチ
関節リウマチでは関節の滑膜炎と腱滑膜炎が起こり進行性の関節破壊と関節変形を生じます。手関節、第一関節および第二関節の罹患頻度が高いです。
【治療】
全身的な薬物療法に加えて変形矯正のための理学療法や装具療法が大切です。これらの治療が順調に行われているにもかかわらず、手関節や指に疼痛や変形がある場合で日常生活活動が制限されている例には手術療法を選択します。
当院での治療
ドケルバン病やばね指などの疾患では鍼灸治療がオススメです。炎症している部位や関連している筋肉に鍼やお灸をして、炎症の除去、痛みの鎮静、血液循環を良くしていきます。
手の関節リウマチの場合は完治することはありませんが鍼特有の鎮静作用を使って痛みを緩和することはできます。
薬を服用しても痛みが変わらない場合は当院にお越しください。
げんきや整骨院白井では原因となっている部分を問診や触診で把握し
治療部位にアプローチしていきます。
ストレッチや筋トレなのやり方など、ご自身でできることのアドバイスも含め
全力でサポートし症状の改善に努めます！
気になることや分からないことなどありましたら
当院のラインや電話でお気軽にお問い合わせください！！
以上今月のブログでした☺
皆様暖かくしてお過ごしくださいね！
ではまた次回のブログにて🙋♀️
※コロナウイルス対策について※
現在、当院ではコロナウイルス感染予防として
定期的に換気をし、スタッフの手指消毒、
施術後のベッドの消毒を再度徹底しております。
引用：日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/de_quervain_disease.html
筋肉図鑑
https://www.kinken.org/k11740.html
標準整形外科学
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