こんにちは。「げんきや接骨院白井駅前」と申します。
早いもので1月も半分が過ぎました。
この年末年始の大掃除などで肩や腰を痛めたりしている方も見受けられるかもしれません。
今回は「坐骨神経痛」についてお話していきたいと思います。それではよろしくお願いいたします。
坐骨神経痛とは?
「坐骨神経痛」とは、病名ではなく下肢に現れる症状の総称で、お尻から下肢にかけて痛みや痺れが続く状態を言います。
坐骨神経は、坐骨を通りお尻の筋肉「梨状筋」を抜け足へ向かう末梢神経の一つです。
末梢神経は脳と脊髄からなる中枢神経と体の各部を結び、体を自由に動かしたり、温度を感じたりする「伝導路」で、主に3つの神経から構成されています。
- 運動神経
脳から指令を送り、体の各部位を動かす神経
- 知覚神経
痛みや温度などの感覚を、皮膚、筋肉、関節を介して中枢に伝える神経
- 自律神経
意思とは無関係に、内臓、血管、腺などの機能を調整する神経
私たちの下肢が自由に動かせたり、バランスよく歩く事が出来るのは、末梢神経である「坐骨神経」がしっかり働いてくれるおかげなのです。
坐骨神経はどこにある?
「神経」と言うと、細かいイメージが有りますが、坐骨神経は末梢神経の中で一番太く、サイズはボールペンくらい、長さも1メートルと最も長い物になっています。
この長い坐骨神経は、「総腓骨神経」と、「脛骨神経」に分かれ腰椎から足の指まで伸びています。
その為、何らかの原因でこの坐骨神経に問題が生じると、この神経の通り道でもある、お尻から下肢にかけて痛みが引き起こされるのです。
坐骨神経痛の症状
「坐骨神経痛」の痛みは、自覚症状である為本人しか分かりません。
その為痛みの表現も様々で、痺れは「ビリビリ」「ピリピリ」「チクチク」「ジンジン」等、痛みは「ズキズキ」などと表現される事が多いです。
痛みの場所は坐骨神経が通っている、お尻から下肢にかけて起こり、片肢に症状が出る場合がほとんどですが、両肢に現れる事も有ります。
坐骨神経痛の主な症状
- お尻から下肢にかけて痛みがある
- 長い時間立っている事が辛い
- 腰を反らすと下肢に痛みや痺れを感じる事がある
- お尻の痛みが強く、座り続ける事が困難
- 歩くと下肢に痛みが出る為歩けなくなるが、休むと歩く事が出来る
- 体をかがめると痛みが強くなるある
このような状態が1つでもある場合は、坐骨神経痛である可能性が疑われます。
また、上記以外にも
- 尿失禁や頻尿など、排尿障害がある
- 会陰部が痺れたり、ほてるなどの異常感覚がある
等、痺れや痛みだけでない症状も出ている場合は、重度の腰椎疾患が疑われるので、早めに当院で検査(ご相談)を受けるようにしましょう。
坐骨神経痛が起こる原因は?
坐骨神経痛を引き起こしている原因は様々ですが、主な理由として「腰椎疾患」が有ります。中でも特に多い病名は「腰部脊柱管狭窄症」と「腰椎椎間板ヘルニア」です。
「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎椎間板ヘルニア」は主な病気としてご紹介しましたが、他にも骨粗鬆症や腰椎圧迫骨折、腰椎分離症、脊椎カリエス、腰椎分離すべり症、化膿性脊椎炎、等も坐骨神経痛の原因となる病気だと言われています。
筋肉の衰えが坐骨神経痛の原因にも!
筋肉量は20代をピークに減少していきますが、中でも最も衰えが早いのは下肢の筋肉。
上肢や体感よりも早く、大きく減少して行きます。
実は比較的軽症の坐骨神経痛の場合、お尻の筋肉の衰えが原因になっている事が分かっているのです。
お尻の筋肉は
・坐骨神経を保護する
・坐骨神経に栄養を供給する血管を守る
・坐骨神経を冷えから守り血流を維持する
と言う役割が有ります。その為、軽度の坐骨神経痛であれば、筋肉をつける事で有る程度改善できます。
又、足腰の筋力低下は坐骨神経痛になるだけでなく、ロコモティブシンドロームや肥満の原因にもなりかねません。ロコモティブシンドロームを放置すると、足腰が衰え要介護状態になる危険性が有ります。
坐骨神経痛の治療法、「保存療法」とは?
坐骨神経痛の治療法には「保存療法」と「手術療法」が有ります。
「保存療法」は、手術以外の治療方法で種類も多様にあり、生活習慣やライフスタイルに合わせて行っていきます。
- 物理療法
・温熱療法
・マッサージ療法
・低周波電気療法
・赤外線やマイクロ波による治療
・骨盤牽引
これらは主に血行を良くし痛みを和らげる治療方法。
骨盤牽引は、患部を引っ張る事で椎間板に圧力を弱め、痛みを改善する方法です。
- 運動療法
体操やストレッチにより、筋肉の緊張を和らげ血行を良くし、痛みを改善する治療方法。
徐々に運動の負荷を増やして行く事で、下肢に筋力が付き腰椎への負担が減ります。手術後のリハビリとしても行われます。
- 装具療法
コルセットなどで腰椎を支え、安定させる事で痛みを和らげる治療方法。
腹圧をあげ腰椎を固定し、良い姿勢を保つ効果が有るのですが、長期間使用すると筋力が低下してしまう恐れがあるので、1ヶ月程度を目安に利用します。
- 薬物療法
薬物療法は、薬を使って痛みを和らげる治療方法。
薬で疾患を治す事はできませんが、痛みが和らぐ事で気持ちが前向きに成ったり、活動的に成れる事から筋肉の低下を防ぐ事が期待できます。
- ブロック療法
局所麻酔や抗炎症剤を、神経の周りや神経へ直接注入する治療方法。
痛みの伝達物質を一時的に遮断する事で強い痛みが緩和するだけでなく、自律神経の緊張も和らぐため血行が良くなり、体内で作られた痛み物質の排出も促されます。
坐骨神経痛の予防法
坐骨神経痛の改善には治療や筋肉アップも大切ですが、腰の負担を和らげる日常生活を心がける事も大切です。
腰に優しいライフスタイルは、それだけで痺れや痛みの緩和につながります。
患者様のその他の症状にも、真撃に向き合って参りますので、お体の不調でお悩みが有りましたら「げんきや接骨院白井駅前」もしくは、お近くの「げんきや接骨院」までお問い合わせください、心よりお待ちしております。
参考文献
『スーパー図解 坐骨神経痛』 久野木 順一 2013年7月25日 法研出版社
『坐骨神経痛は自分で治せる!』酒井 慎太郎 2019年4月9日 学研
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