偏頭痛

こんにちは。「げんきや接骨院白井駅前」と申します。4月になりましたね。

まだ寒暖の差が厳しいこの季節は花粉症で、目の痛み、鼻やのどの痛みの症状が出てしまって困っている方もいらっしゃるかもしれません。

それで今回は、「痛み」を代表として「偏頭痛」についてお話ししていきたいと思います。それでは、よろしくお願いいたします。

 

 片頭痛とは?

片頭痛とは、頭の片側または両側が痛んで生活に支障が出る頭痛で、吐き気や嘔吐が生じたり、光や音、においに敏感な状態を伴ったりする事も有ります。

頭痛には、頭痛その物が病気であり、いわゆる「頭痛持ち頭痛」と言われる一次性頭痛と、頭痛の原因となる病態が他に有り、その症状の一つとして生じる二次性頭痛が有ります。

片頭痛は一次性頭痛を代表する頭痛の一つで、日本では約1000万人いると言われています。

日本の全国調査によると、15歳以上の片頭痛の有病率は8.4%、女性に多いのが特徴で、男性の約3.6倍となっています。

男女とも10代から増え始め、50代以降には減少し、70代以降で片頭痛に悩む人はかなりまれとなります。

男女とも「働き盛り」と呼ばれる年齢に多く発生するため、患者さん自身の日常生活に影響が出るのはもちろん、仕事をしても生産性が上がらず、社会における経済的な損失も懸念されます。

 なお、「偏頭痛」という表記を見かける事が有りますが、医学用語としては「片頭痛」と言う表記が正式です。

 

 片頭痛の症状

片頭痛かどうかを判断する症状として、ポイントになるのは以下の3つです。

  • 生活に支障が出るほど痛みが重い

片頭痛の場合、「動けない」「休みたい」と感じるほど重い頭痛が生じ、仕事や家事などに支障が出ます。体を動かすと痛みが悪化します。

椅子に座った状態で体を前に倒し、頭を左右に振った時に痛みが悪化する様であれば、片頭痛の可能性が高いと考えられます。

  • 吐き気や嘔吐を伴う

片頭痛が生じると、消化管の動きにも影響が出る為、吐き気がしたり、実際に嘔吐してしまったりする事が有ります。下痢をする人もいます。

  • 光や音、においに敏感になる

普段であれば気にならない光や音、臭いに対して敏感になる事が有ります。

こうした刺激がわずらわしいあまり、「暗くて静かな部屋で休みたい」と感じる人もいます。

この他、片頭痛では以下の様な症状が見られる事が有ります。

  • 脈打つ様な拍動性の痛みがある

ズキンズキンと脈打つ様な拍動性の痛みが生じるのも、片頭痛の特徴です。

ただ、「脈打つ感覚が良く分からない」と言うケースも少なからずあり、片頭痛以外の頭痛でも「脈打っている様な気がする」と訴える患者さんもいる為、自覚している痛みが拍動性かどうかだけでは、片頭痛と判断する事は出来ません。

拍動性の痛みに加えて、上記①~③のいずれかの症状が有れば、片頭痛で有る可能性が高くなります。

  • 前兆として視界がキラキラと光る「閃輝暗点」がある

片頭痛持ちの約3割の人では、頭痛の前兆として、視界にキラキラ、チカチカとした光が広がる「閃輝暗点」と言う視覚症状が生じる事が有ります。

閃輝暗点は頭痛が始まる前に出現し、5~60分持続して徐々に消え、その後すぐに頭痛が始まるとされます。

  • 頭の片側だけが痛むとは限らない

「片頭痛」と書くくらい、片側が痛むのは特徴ですが、両側が痛むことも有ります。

  • 1回の発作が4~72時間継続する

1回の片頭痛発作が継続する時間は、4~72時間です。薬を飲まずに30分で治まる頭痛や、一度も良くならずに4日以上続く頭痛は、片頭痛ではないと考えられます。

  • 発作が生じる頻度は様々

片頭痛発作の頻度は、人によって異なります。

年に数回という人もいれば、月一回という人もいますし、週に何日も痛む人もいます。

環境や生活習慣、鎮痛薬の飲み過ぎなどから、頭痛の頻度が徐々に増えて慢性片頭痛になってしまう事が有ります。

この状態になると治療は大変困難となってしまうため、その前の段階で適切な治療を受ける必要が有ります。

 !慢性片頭痛は、月に15日以上の頻度で3か月を超えて起こる片頭痛。

 

片頭痛との違いは?主な頭痛のタイプ

代表的な一次性頭痛には、片頭痛の他、緊張型頭痛と群発頭痛があり、それぞれ特徴が異なります。

 「緊張型頭痛」

 緊張型頭痛は、頭、肩、首の筋肉の緊張やストレスなどによって頭を締め付けられる様な痛みが生じる頭痛です。

一次性頭痛の中でも最も多いのが緊張型頭痛で、日本の調査によると有病率20%を超えています。

片頭痛の様に動けないほど重い痛みではなく、ほとんどの場合は何とか動ける程度の痛みです。

軽い胃のむかつきが生じる事は有っても、嘔吐する事はまずありません。

片頭痛と緊張型頭痛の両方を抱える頭痛持ちの方もいらっしゃいます。

 「群発頭痛」

 群発頭痛は、片側の目の奥がえぐられる様な強烈な痛みが起こる頭痛です。

年1~2回、頭痛が起こる「群発期」が周期的にやってきます。

群発期に入ると、1~2ヵ月間に渡って毎日ほぼ決まった時間帯に痛みが生じます。

片頭痛は「痛くて動けない」と感じる人が多いですが、群発頭痛は「痛すぎてじっとしていられない」と言う極めて強い痛みです。

群発頭痛の有病率は1%未満です。

片頭痛とは異なり、女性よりも男性に圧倒的に多く発症するのが特徴です。

 片頭痛の原因

片頭痛がなぜ起こるのか、メカニズムは完全には解明されていませんが、複数の誘因が引き金となって三叉神経が刺激され、痛みを引き起こす物質が分泌される事で、炎症や血管の拡張が生じて頭痛が起こるとされています。

片頭痛の引き金と成る誘因としては、体質など遺伝的な要素やストレス、睡眠不足や寝すぎ、飲酒、光、音、臭い等の刺激、月経周期、天候など、様々な物が挙げられます。

実際にどれが誘因になるかは人それぞれ異なりますが、これらの誘因が複数重なる事によって、片頭痛が生じると考えられています。

 生活習慣も大切!日常で出来る片頭痛対策

片頭痛の改善には、生活習慣の改善も大切です。

医療機関でも、薬の処方だけでなく、個々の患者さんに合わせた生活上の指導を同時に行います。

まず、規則正しい生活を送る様にしましょう。

睡眠は長すぎても短すぎても片頭痛の原因となりますので、自分にとって丁度良い睡眠時間を探すようにします。

ストレスを上手く発散する事も心がけたい物です。

仕事などストレスの元に成る様な行動とは別に、集中出来る時間や趣味を持つのがお勧めです。痛みが無い時は適度な運動も効果的です。

 片頭痛の引き金となる要因を避けることも大切です。

例えば、発作時に光がわずらいわしく感じる人は、発作が生じていない時でも、日頃から光に対して敏感な人が多いようです。

サングラスや調光レンズの入ったメガネを使う、キャップをかぶって光を遮るなど、強い光を避ける様な工夫をしましょう。

チョコレートやチーズ等、片頭痛の誘因になると言われている食品も有りますが、食べると片頭痛が必ず起こるので無ければ、気にしなくても良いでしょう。

ただ、赤ワインをはじめ、アルコールは片頭痛の引き金に成る為、控える事をお勧めします。

片頭痛の原因の中には、天候や月経周期など、自分ではコントロール出来ない物も有ります。

自分に合った薬を常に携帯して、適切なタイミングで内服しましょう。

 日常生活で出来る、片頭痛の対処法

・規則正しい生活を心がける

・自分にとっての適正な睡眠時間を探す

・ストレスを上手に発散する

・痛みが無い時は適度な運動をする

・片頭痛の誘因を出来るだけ避ける(光、アルコール等)

・片頭痛の発作が始まったら、頭を冷やし、静かな暗い部屋で刺激を避けながら休む

 

片頭痛を繰り返していると、「頭が痛いのが当たり前」「頭痛で寝込むのは当たり前」と感じている人もいるかもしれません。

片頭痛の症状は外からは見えない為、周囲の人に苦しみをなかなか理解されない辛さもあるのではないでしょうか。

最近では、治療選択肢の広がりにより、片頭痛の治療は進化しています。

しかし、それらの治療の恩恵に預かっている人はごく一部と考えられています。

片頭痛を我慢する事は有りません。

あなたが必要とする、適切な治療を受ける事が大切です。

終わりに

患者様のその他の症状にも、真撃に向き合って参りますので、お体の不調でお悩みが有りましたら「げんきや接骨院白井駅前」もしくは、お近くの「げんきや接骨院」までお問い合わせください。心よりお待ちしております。

参考文献

日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会監修・「頭痛の診断ガイドライン」作成委員会編集『頭痛の診断ガイドライン2021』医学書院(2021)

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