こんにちは。「げんきや接骨院白井駅前」と申します。7月になりましたね。益々日差しが強くなり暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。夏休みシーズンに伴い、勉学に励み手を使ったり、各スポーツや各イベント等で手を使ったりして、手を痛めたりする事も有ります。そこで、今回は「腱鞘炎」についてお話しして頂きたいと思います。
腱鞘炎について
腱鞘炎とは、骨と筋肉をつないでいる“腱”と腱を包む“腱鞘”が擦れ合うことで炎症が起こる病気の事です。
腱鞘炎は主に手指を使い過ぎる事によって発症するため、特に動きが多い手首や指などの場所に発症する事が多いと言われています。代表的なものでは、パソコンやスマホなどで親指を使い過ぎる事が原因の“ドケルバン病”、手指の使い過ぎで腱鞘炎が進行した状態の“ばね指”などが挙げられます。
腱鞘炎を発症すると、指や手首に痛みが生じるだけでなく、腱鞘が腫れて狭窄する(狭くなる)ため、腱のスムーズな動きが妨げられて手首や指の動きが悪くなる事も少なくありません。又、周辺の神経を刺激する事で痺れが走ることもあります。
原因
腱鞘炎は、手首や指を酷使することで腱と腱鞘に過剰な摩擦が働くことで炎症が引き起こされます。そのため、腱鞘炎は主にキーボード操作やピアノ演奏など指と手首を長時間動かす作業を日常的に行っている人。何かを強く握って行うスポーツをしている人。育児中の人などが発症しやすいとされており、近年では長時間のスマホ操作も腱鞘炎のリスクを高めるとして注意喚起が成されています。
腱鞘炎は特に手首や指を酷使していない場合にもよく見られることから、加齢に伴い腱鞘が硬くなることや、女性ホルモンのバランスの変化なども発症に関与しているのではないかと考えられています。
症状
腱鞘炎を発症すると、炎症が生じた腱鞘の周囲に痛み、腫れ、発赤などが現れます。又、腱鞘が腫れることで腱がスムーズに動かなくなり、腱がつながる指の動きが悪くなるのも特徴的です。
代表的な腱鞘炎の一つである“ドケルバン病”では腱鞘に“ガングリオン”と言うしこりが生じて、母子が動かしにくくなります。一方”ばね指“は指の腱鞘に炎症が生じるためその指を動かしにくくなり、動かそうと試みると突然ばねのように指が伸びる”ばね現象“と言う特徴的な症状が現れます。
又、炎症が悪化すると周囲を走行する神経に刺激を与えて痛みの原因になることもあります。
検査・診断
腱鞘炎は、医師による問診や、視診、触診などによって診断を下すことができるため特別な検査は必要ない事がほとんどです。
しかし重度の腱鞘炎は関節の障害や“骨折”など別の病気との区別が必要になる場合もあり、診断を下す際にレントゲン撮影、ⅭTやMRIなどの画像検査を行うことが有ります。特にMRIは腱や腱鞘の状態を詳しく描出することができるため、狭窄の程度などを調べるのに有用な事が有ります。
治療
“ドケルバン病”では母子を出来るだけ動かさないように注意しますが、“ばね指”の場合には、初期には指を反らす様にしてストレッチを行います。基本的には痛みに対する鎮痛剤や湿布、超音波などが使用されますが、症状が強い場合には、腱鞘の内部に炎症を抑えるステロイド薬を直接注射する治療が行われます。
多くはこれらの治療で次第に症状が改善しますが、重症の場合やこれらの治療で改善しない場合は、炎症を起こして狭窄した腱鞘を切り開いて腱との摩擦を防ぐ手術を行う必要があります。
又、腫瘍が原因の場合は、根本的な治療として腫瘍を切除術して腱鞘への圧迫を解除する手術が行われます。
予防
上でも述べたとおり、腱鞘炎は指や手首を酷使することによって引き起こされます。そのため、腱鞘炎を予防するには、長時間の手首や指を酷使する作業を避ける。手首や指のだるさを感じたら作業をやめるなどの対策が必要です。
腱鞘炎 お灸効果
鍼や灸が腱鞘炎の治療に効果的なのは、どちらにも痛みを鎮める効果や血行を良くする効果があるからです。患部の痛みを鎮めて血行を良くすることで、動きの悪くなった筋肉をほぐし、自然治癒力を高めることができます。
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
母指(親指)を広げると手首(手関節)の母指側の部分に腱が張って皮下に二本の線が浮かび上がります。ドケルバン病は、その母指側の線である短母指伸筋腱と長母指外転筋が指の背側にある手背第一コンパートメントを通る所に生じる腱鞘炎です。
ばね指
指を曲げるための腱が有り、その腱を支える腱鞘と呼ばれる部分に炎症が起こる事が主原因です。指が曲げづらい、痛みを感じるなどの症状を感じた場合、指の腱鞘炎(ばね指)である可能性があります。親指や小指に痛みを感じて曲げづらい、又は勝手に曲がってしまった状態から元に戻らないと言った症状が起こります。時には熱を持ち、腫れる事もしばしば起こります。
ガングリオン
ガングリオンとは、関節包(関節を包む組織)や腱鞘(腱を包む組織)に何らかの変性が生じることで、手や指の関節にしこりが出来る病気の事です。
腱鞘炎は動かした方がいいですか?
腱鞘炎の軽減方法症状を改善するためには、誘因となった動作(運動やスマートフォンの使い過ぎなど)を出来るだけ控え、患部を安静にすることが大切です。テーピングやサポーターなどで患部を、固定をしたりして湿布を張るのも有効です。
腱鞘炎は労災になりますか?
仕事が原因で腱鞘炎になった場合には労災申請を、上肢障害の原因が労働にある場合には、上肢障害の労災を申請することができます。例えば、シザーを日常的に使用する美容師や、パソコン業務が主となる事務など日々の仕事が腱鞘炎を引き起こしているのであれば、上肢障害の労災として認定される可能性が有ります。
腱鞘炎は冷やす、温めるどちら?
初期症状であれば患部を氷で冷やす事が効果的です。凍傷を防ぐために、タオルなどに包んで患部に当てます。又、慢性的な腱鞘炎の場合は、患部を温めるという方法も有ります。温めることで、血行が良くなり痛みを発症させない効果があるとされます。
腱鞘炎は何日くらいで治る?
治療期間は、治療と日常生活の改善を並行することで、腱鞘炎の症状は2~3週間程度で消失します。
手首が痛い 更年期
更年期でエストロゲンが低下すると、腱や腱鞘が張れ、腱鞘炎に。すると、指の曲げ伸ばしが障害される“ばね指”や親指を伸ばすと手首が痛む“ドケルバン病”に。あるいは手が痺れる“手根管症候群”が起こります。
手根管症候群とは
手根管症候群とは、指先の感覚や手の運動に関わる正中神経が圧迫されることにより、しびれや痛みなどの症状が現れる病気の事です。
終わりに
患者様のその他の症状にも、真撃に向き合って参りますので、お体の不調でお悩みが有りましたら「げんきや接骨院白井駅前」もしくは、お近くの「げんきや接骨院」までお問い合わせください。心よりお待ちしております。
参考文献
上羽 康夫:手その機能と解剖、金芳堂、1996
腱鞘炎 富田 一誠、メジカルビュー社、関節外科 基礎と臨床、41巻12号(2022年12月)
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